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人工透析を受けられている方など、多くの患者の方々が腎移植を待ち望んでいますが、移植希望者に対して提供者数が圧倒的に少ないため、移植を受けられない方が多いのが現実です。
現在、約14,000人の方が腎移植を希望して日本臓器移植ネットワークに登録されていますが、このうち実際に腎移植を受けることができる患者さんは毎年約1~2%であり、登録から移植までの平均待機期間は約15年間と言われています。
生体腎移植は、肉親や配偶者がドナー(腎臓提供者)となり、片方の腎臓をレシピエント(移植を受ける人)に移植する方法です。
事前に家族内でよく相談をしたうえで、ドナーとレシピエントの双方が移植施設を受診して、必要な諸検査を受けます。
ドナーが自発的に腎臓の提供を申し出ていること、あくまでも見返りのない善意の提供であること等が前提条件です。
献腎移植は、亡くなった方(心停止又は脳死判定を受けた方)から腎臓を提供していただく方法です。
献腎移植を受けるには、心臓や肝臓などの他の臓器と同様、事前に日本臓器移植ネットワークに移植希望の登録を行う必要があります。
献腎移植はいつ提供していただけるかわかりませんので、臓器提供が決まってからでは十分な術前検査をする時間はありません。臓器提供の貴重な申し出をいつでも生かせるように、日頃から万全な準備をしておくことが必要です。
心停止下又は脳死下のいずれの場合であっても、臓器の摘出には準備が必要なことから、お亡くなりになった後に御家族等から提供を申し出られたとしても、せっかくの御厚意を生かすことができません。
そのため、主治医から回復の見込みがないと説明をうけた段階で、腎臓提供の意思があることを伝えてください。
なお、提供の意思表示をされた後でも、摘出手術の前であれば、撤回は可能です。
※腎臓の場合、「みやぎ腎バンクカード」での意思表示も有効です。現在、みやぎ腎バンクカードの新規発行は終了していますので、これから新たに提供の意思表示を行う方は、「臓器提供意思表示カード」や保険証等の裏面の臓器提供意思表示欄を御利用ください。
詳細な臓器提供意思表示の方法はこちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)から。
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