種豚家きん部トップページ

種豚家きん部の概要

• 系統豚については、産肉性、抗病性、繁殖性に優れたランドレース種系統豚「ミヤギノL2」の維持・増殖により養豚農家の要望に応じた種豚配布を行うとともに、DNA多型マーカーを用いた生産形質と疾病の相関解析により、安全安心な肉豚生産に係る技術開発を進めます。
• 筋肉内脂肪含量や肉の柔らかさ等の肉質重視で改良を進めたデュロック種系統豚「しもふりレッド」の維持・増殖により、養豚農家への種豚や精液の安定供給を図り、系統豚の利用推進及び県産銘柄豚の生産拡大を目指します。
• 「しもふりレッド」の繁殖能力や産肉能力等の調査を継続するとともに、「しもふりレッド」の特色を引き出すための飼養管理技術の開発により、系統豚を用いた高生産性・高品質の豚肉生産方式の確立を図ります。

構成員

• 部長

養豚家きんチーム

• 研究職員3名

原種豚チーム

• 研究職員1名

農場業務

• 現業職員5名

研究課題

養豚家きんチーム

• 優良種豚供給体制の確立
• 本県産系統豚の能力向上技術の確立

原種豚チーム

• 優良種豚供給体制の確立
• DNA多型マーカーと家畜の生産形質及び遺伝的疾患等との関連に関する研究（豚）
• イムノシンバイオティクスとDNAマーカーによる豚の腸内環境改善を介する抗病性向上手法の開発事業

研究成果

論文投稿

• 岡希,高森広典,吉野淳良,鈴木英作.分娩前後における母豚の血液成分の変動と繁殖成績との関連.東北農業研究.2020,第73号,45-46.
• Sakuma,A.Comparison of innate immune related molecules and an enteral environment between landrace pigs that have been selected for genetical resistance against mycoplasmal pneumonia of swine (MPS) and normal landrace pigs.平成27年度食肉に関する助成研究調査成果報書.2016,Vol34,266-271.
• 佐久間晶子.豚の慢性疾病に関わる免疫調節機構の解明と高抗病性種豚の開発.東北農業研究.2014,第67号,63-64.
• H. Kadowaki, E. Suzuki, C. Kojima-Shibata, K. Suzuki, T. Okamura, W. Onodera,T, Shibata and H. Kano.Selection for resistance to swine mycoplasmal pneumonia over 5 generations in Landrace pigs.Livestock Science.2012,147,20-26.

学会発表

• 庄司宙希：デュロック種系統豚における母豚の近交度の上昇が繁殖形質に及ぼす影響.第71回東北畜産学会宮城大会,オンライン,2022.8.29～30
• 松尾賢吾：ワカメ加工残渣及び乳酸菌給与が離乳子豚の絨毛の発達及び腸内細菌叢に及ぼす影響. 第117回日本養豚学会大会,オンライン,2022.10.27
• 高森広典：デュロック種系統豚「しもふりレッド」における理化学成分と官能特性の関係性. 第118回日本養豚学会大会,オンライン,2023.3.23
• 高森広典,庄司宙希,高橋伸和,松尾賢吾,吉野淳良,氏家哲：母豚への5-アミノレブリン酸添加給与が血液成分及び産子の発育と腸内細菌叢に及ぼす影響,第116回日本養豚学会大会,オンライン,2022.3.17-18
• 高森広典,吉野淳良,岡希,鈴木英作,松本光史,大森英之：ホヤ殻乾燥粉末添加飼料の給与が肥育豚の発育,枝肉成績及び肉質に及ぼす影響,第114回日本養豚学会大会,オンライン,2021.3.18
• 岡希,高森広典,麻生久,鈴木啓一,北澤春樹,上本吉伸,須田義人,島津朋之,上西博英,新開浩樹,宗田吉広：ワカメ加工残渣の給与が離乳子豚の腸内細菌叢及び免疫機能に及ぼす影響,日本畜産学会第128回大会,オンライン,2021.3.28
• 岡希,高森広典：ワカメ加工残渣の添加給与が離乳子豚の発育及び抗病性に及ぼす効果,第110回日本養豚学会大会,麻布大学,2019.3.12
• 佐久間晶子：地域低利用資源「籾殻」利用による繁殖育成雌豚の四肢強化対策,第106回日本養豚学会大会,東京都,2017.3.16
• 佐久間晶子：MPS抗病性育種ランドレース豚および一般ランドレース豚における免疫関連分子の比較,岐阜県,第103回日本養豚学会大会,2015.10.8
• 斉藤隼人：デュロック種における精液性状に及ぼす環境要因の影響,第103回日本養豚学会大会,岐阜県,2015.10.8
• 斉藤隼人：デュロック種における精液性状の遺伝的パラメーターの推定および雌の繁殖形質との遺伝的関連性,第101回日本養豚学会大会,宮崎市,2014.10.29-30
• 佐久間晶子：豚の慢性疾病に関わる免疫調節機構の解明と高抗病性種豚の開発,第57回東北農業試験研究発表会,仙台市,2014.7.30
• 佐久間晶子：豚マイコプラズマ性肺炎に対する抗病性育種の有効性の検証,第101回日本養豚学会大会,宮崎市,2014.10.29-30
• 斉藤隼人：ワカメ加工残渣物の給与が豚の飼養成績及び肉質に及ぼす影響,第102回日本養豚学会大会,神奈川県,2015.3.13-14
• 佐久間晶子：抗病性育種により造成された系統豚ミヤギノL2と他品種・交雑種との抗病性機能の比較検証,第156回日本獣医学術集会,岐阜市,2013.9.19-22
• 佐久間晶子：ミヤギノL2豚の豚マイコプラズマ性肺炎に対する抗病性機構の解明,麻布大学同窓会宮城県支部技術研修会,仙台市,2014.1.18
• 斉藤隼人：夏季における甘草給与が種雄豚の精液性状に及ぼす影響,第97回日本養豚学会大会,熊本市,2012.10.10-11
• 佐久間晶子：マイコプラズマ抗病性選抜ランドレース種と他の豚のGoodwin's lung score比較,第97回日本養豚学会大会,熊本市,2012.10.10-11
• 熊田修之：デュロック種における早期発育形質の相加的遺伝効果および母性遺伝効果と産肉形質の遺伝相関について,第94回日本養豚学会大会,神奈川県,2010.3.15-16