(仮称)ダイエー名取店の届出に対する県の意見

大規模小売店舗立地法（平成十年法律第九十一号）第五条第一項の規定により届出があった次の大規模小売店舗設置者が実施する周辺の地域の生活環境の保持のため配慮すべき事項に対する県の意見を、同法第八条第六項の規定により次のとおり縦覧に供する。

平成13年7月23日

宮城県知事　浅野　史郎

1.大規模小売店舗の名称及び所在地

（仮称）ダイエー名取店
名取市田高字原509番地外

2.県の意見

1. 届出書に添付されている交通シミュレーションでは、本年八月に開通予定の市道川上田高線が経路となっていない。同路線については同店西側方面からの来店車両が多く利用するものと思われることから、この影響を考慮したピーク一時間に予想される来客の自動車台数、方向別来台数等の交通シミュレーションを行うこと。この結果を踏まえ、案内表示、経路の設定、駐車待ちスペース等について検討を行い、届出事項、添付書類について変更が必要な場合、周辺の生活環境に配慮した対応がとれるよう変更を行うこと。
2. 経路の設定、駐車待ちスペース等に関して、届出書に添付されている「車両の時刻別台数設定」においては、ピーク一時間あたりの来客車両を10.5％としているが、根拠としているデータが既存店1店のみのものでありピーク率決定の方法が合理的でないことから、類似店舗数店のデータをもとにする、あるいは指針のピーク率を勘案するなどの検討を行い、出入庫が周辺の交通に及ぼす影響を最小限にとどめるよう対策を講じること。

3.縦覧場所

宮城県経済商工観光部商業・流通課、宮城県県政情報センター、名取市役所

4.縦覧期間

平成13年7月23日から平成13年8月22日まで（ただし、土曜日、日曜日、祝祭日を除く。）

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