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全建賞は、官公庁等に勤務する建設技術関係者で構成される「一般社団法人全日本建設技術協会」が創設した賞で、官公庁や機構・公社等の機関によって実施された事業のうち、日本の社会経済活動を支えるインフラ整備等について優れた建設事業に授与されます。
昭和28年度の創設以来、令和5年度までに3,049事業が受賞されています。令和5年度は全国で244事業の応募があり、「高区・低区送水連絡管整備事業」を含む75事業が受賞しました。
高区・低区送水連絡管は、村田町足立地内と岩沼市長岡地内を東西に結ぶ、全長約13.1kmの送水管路です。
仙南・仙塩広域水道用水供給事業は、高区系(仙塩方面)と低区系(仙南方面)の2系統の送水管路で、平成2年度から水道用水を供給しています。
しかし、平成20年4月に岩沼市南長谷地内で発生した漏水事故により、低区系の漏水箇所より下流側2市2町への送水が3日間にわたり停止したことを契機として、平成26年度に高区系から低区系へのバックアップ管路となる「高区・低区送水連絡管整備事業」に着手し建設を進め、令和5年1月31日から運用を開始しました。
全体平面図
通水式状況
本事業により、低区系の受水市町は、漏水事故等による送水停止が発生しても、バックアップ管路である連絡管又は低区系の2系統から受水することができるため、送水停止時間を短くすることが可能になりました。
このような広域水道の強靱化は全国的な課題となっているなかで、本事業は重要性の観点から評価され、今回、全建賞を受賞することとなりました。
令和6年6月26日に受賞式があり、賞状と盾をいただきました。
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