市町村道路の現況について＜幹線1級及び幹線2級市町村道とは＞

市町村道の区分について

幹線市町村道とその他市町村道について

幹線市町村道とは、一般国道や都道府県道とともに幹線道路網を形成し、日常生活において根幹的な役割を担っている市町村道路で、下記のような基準により選定された路線です。

なお、幹線市町村道は、その重要度、交通量、交通の特性から、幹線1級市町村道と幹線2級市町村道に区分されています。

その他市町村道とは、幹線1級市町村道、幹線2級市町村道以外の市町村道路。（居住環境の形成、地域住民の日常生活の基盤となる道路）

幹線1級市町村道の基準

地方生活圏及び大都市圏域の基幹的道路網を形成するのに必要な道路で一般国道及び都道府県道以外の道路のうち次の各号のいずれかに該当するもの。

1. 都市計画決定された幹線街路
2. 主要集落（戸数50戸以上。以下同じ）とこれと密接な関係にある主要集落とを連絡する道路
3. 主要集落と主要交通流通施設、主要公益的施設、または主要生産施設とを連絡する道路
4. 主要交通流通施設、主要公益的施設、主要生産施設または主要観光地の相互間において密接な関係を有するものを連絡する道路
5. 主要集落、主要交通流通施設、主要公益的施設または主要観光地と密接な関係にある一般国道、都道府県道、または幹線1級市町村道を連絡する道路
6. 大都市または地方開発のため特に必要な道路

幹線2級市町村道の基準

幹線1級市町村道以上の道路を補完し、基幹道路網の形成に必要な道路で、次の各号のいずれかに該当する道路。

1. 都市計画決定された補助幹線街路
2. 集落（25戸以上。以下同じ）相互を連絡する道路
3. 集落と主要交通流通施設、主要公益的施設もしくは、主要な生産の場を結ぶ道路
4. 集落とこれに密接な関係にある一般国道、都道府県道、または幹線1級市町村道とを連絡する道路
5. 大都市または地方開発のために必要な道路

用語の説明

• 主要交通流通施設とは、港湾、飛行場、鉄道、高規格道路のインターチェンジ、工業団地などのことを言います。
• 主要公益的施設とは、主要な教育施設、医療施設、官公庁施設、購買施設、老人ホーム、ゴミ処理場及び総合運動場などのことを言います。
• 主要生産施設とは、農林水産業、鉱業及び製造業に関する事業所（従業員30人以上）が2箇所以上集まり、全体で100人以上となる区域、並びに農林水産業の基幹施設のうち、共同選果場、共同集荷貯蔵施設及び共同飼育所などの共同利用施設のことを言います。
• 主要な観光地とは、国立公園、国定公園及び都道府県立公園並びに文化財保護法、重要文化財、都道府県等条例に基づく史跡、名勝、建造物及び天然記念物の所在地などのことを言います。
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