松川火山砂防事業について
1 事業名
松川火山砂防事業
2 事業箇所
一級河川阿武隈川水系松川
刈田郡蔵王町曲竹地内
3 事業の目的
- 松川は、蔵王連邦に源を発し、濁川、秋山沢川、藪川を合流して阿武隈川水系白石川に注ぐ延長28.8km、流域面積190.1k平方メートルの一級河川です。
- 松川の河床には、流域から流出・堆積した土砂(火山噴出物)が広く分布しており、洪水時には河床の洗掘や河岸の浸食等の災害を毎年のように受けていたことから、流域の保全と住民の安心・安全を確保するため、昭和52年度より渓流を保全する事業が行われています。
- 今回の事業区間には、遠刈田発電所、灌漑用水施設や橋梁などの公共施設が点在し、また、下流部の松川大橋付近は人家が密集する区域となっていることから、上流部に引き続き、災害の未然防止を目指して工事を施工しています。
4 事業概要
- 整備延長 L=4,908m
- 事業内容 床固工 20基 帯工 21基 護岸工 一式
- 事業期間 平成15年度 ~ 平成33年度(完了予定)
- 平成15年度の整備 床固工 N=1基、帯工 N=1基、護岸工
- 平成16年度の整備 床固工 N=1基、土工
- 平成17年度の整備 床固工 N=1基、帯工 N=1基、護岸工
- 平成18年度の整備 床固工 N=1基、帯工 N=1基
- 平成19年度の整備予定 下流側より河道掘削工,帯工,護岸工を実施など
事業計画図等
位置図
平面図
拡大図はこちらから(PNG:869KB)
断面図
航空写真
過去の被災状況
平成元年8月の被災状況です。
保全対象施設
松川大橋
工法等の特徴
松川火山砂防事業では、景観に配慮し、リサイクルの推進を図るため、従来のコンクリートなどによる護岸ではなく、現地で採取できる玉石を最大限に活用して護岸工や床固工を施工しています。