保健所(保健福祉事務所)の体制強化について
県では,保健所(保健福祉事務所)の機能強化を図ることを目的として,大崎と石巻の両保健所の所管区域を拡大するとともに,栗原市と登米市には,各種申請や相談業務等を担う支所を設置することにより,人員と業務の集約化を図り,総合的な組織体制の強化を目指し検討しています。
なお,住民サービスに密接に関わる業務は,引き続き,支所で行います。
1 体制強化の目的
(1)専門性の確保
年々多様化・複雑化する医療機関,高齢者施設,障害者施設に対する指導・監督業務について,一層の専門性の向上を図ります。
(2)災害発生時の対応
自然災害や大規模な感染症が発生した場合には,今まで以上に,機動的に対応できるよう組織体制を強化します。
2 見直しの方向性(名称は仮称)
(1)所管区域の拡大
- 大崎保健所の所管区域(大崎市,加美郡,遠田郡)と栗原保健所の所管区域(栗原市)をひとつの保健所で担います。
- 石巻保健所の所管区域(石巻市,東松島市,牡鹿郡)と登米保健所の所管区域(登米市)をひとつの保健所で担います。
(2)支所の設置
- 現在の「栗原保健所」が「大崎保健所栗原支所」に変わります。
- 現在の「登米保健所」が「石巻保健所登米支所」に変わります。
3 本所と支所の機能分担
住民の皆様に密接に関わる業務については,これまでと同様に支所が担います。
(1)本所(大崎保健所・石巻保健所)に集約する業務
- 医療機関に対する指導・助言
- 高齢者施設に対する指導・助言
- 障害者施設に対する指導・助言
- 健康づくり事業(特定給食施設に対する指導,受動喫煙防止対策,職域保健や学校保健との連携・協働) など
(2)支所が引き続き行う業務
- 住民の健康(指定難病,母子保健,各種検査など)
- 精神保健
- 結核・感染症
- 住民の福祉(母子寡婦福祉資金,DV相談など)
- 食品・薬事(食品営業許可,食中毒,薬事,温泉など)
- 環境衛生(クリーニング業,理美容,旅館業,公衆浴場など)
- 免許の受付・交付(医療従事者,栄養士など)
4 施行予定