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宮城県では農林水産省補助事業の土壌環境基礎調査(1979~1998年)、土壌機能実態モニタリング調査(1999~2007年)、温室効果ガス・土壌炭素調査事業(2008~2011年)、農地土壌炭素貯留等基礎調査事業(2012年~現在)における県内農耕地土壌の理化学性の評価を行ってきた。その定点調査から、県内水田の作土について一般的な土壌分析値及び栽培管理に関するアンケート調査のとりまとめを行った。
その結果、水田土壌における資材の施用割合は、堆きゅう肥が緩やかな減少傾向にあった。調査地点全体における土壌有機物含量や土壌窒素含量の変動は少なかったが、可給態窒素含量は比較的低い地点が増加傾向にあり、転作頻度の高い地点では12年間でほぼ半減していた。可給態ケイ酸は比較的高い地点で減少傾向だった。可給態リン酸は、牛ふん堆肥などを継続的に施用している地点では無リン酸栽培が可能な水準の地点もあったが、リン酸質資材による土づくりが必要な地点が全体の2割程度存在した。
交換性塩基類については増加傾向にあり、特に交換性カリは顕著であった。
宮城県、水田土壌、土壌化学性、可給態窒素、リン酸、交換性カリ
宮城県における水田土壌化学性の推移(PDF:2、015KB)
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