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ダイズ害虫ツメクサガに対する合成性フェロモン剤を試作し、野外条件下における誘引性の評価を行った。初めに、合成性フェロモン剤の持続期間を評価したところ、(Z )-11-hexadecenal(Z11-16:Ald)と(Z )-11-hexadecen-1-ol(Z11-16:OH)の混合物(成分混合比1,000:20)の持続期間は1週間であった。また、誘引性に及ぼす成分混合比の影響を検討したところ、発生密度が低い条件下において、最も安定して誘引性を示したZ11-16:AldとZ11-16:OHの成分混合比は、1,000:20であった。以上のことから、Z11-16:AldとZ11-16:OHの2成分を含浸させた合成性フェロモン剤を用いることにより、ツメクサガ成虫のモニタリングは可能と考えられるが、発生予察や防除要否の判断などの実用性について検証する必要がある。
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ダイズ害虫ツメクサガに対する合成性フェロモン剤の誘引性の評価(PDF:497KB)
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