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石巻圏域の森林面積は39,736haで,県全体の森林面積の約10%,圏域総土地面積の約55%を占めています。このうち,国有林は8,742ha,民有林は30,994haとなっています。
これらの森林は,木材の生産・供給はもとより,水源のかん養や土砂災害の防止といった働きをもっており,また,二酸化炭素を吸収して地球温暖化の防止に貢献しています。
海岸等の松林は,飛砂防備や防潮などの役割を果たしているほか,美しい海岸の景観に欠くことのできない,大切な観光資源となっています。
民有林の57%はスギ等の人工林になっています。人工林の多くは戦後に植栽され,収穫可能な時期(概ね9齢級以上)を迎えていますが,木材価格の上昇が見込めない中で,間伐等の適正な森林整備が行われていない森林も多いことから,間伐を積極的に実施して,健全な森林に育成・誘導する取組が進められています。
間伐によって整備されたスギ林
間伐された木材は,柱や板,合板等に加工され,私たちの暮らしの中で利用されています。
石巻港周辺には多くの木材関連企業が立地しており,全国でも有数の木材消費地を形成しています。特に,合板の製造は盛んで,工場では国産スギ材を主材料とする針葉樹合板などが生産されており,県内をはじめ,東北全域から広域的に原木が集積されています。
松くい虫被害は,昭和50年に県内で最初の被害が石巻市で確認されました。
県や市町では,被害木の伐採駆除をはじめとする防除対策を実施し,海岸等の重要なマツ林の保全に取り組んでいます。石巻圏域の松林(PDF:1,858KB)
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