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宮城県では,「宮城の将来ビジョン」に掲げる「富県宮城の実現」に向けた個別計画として平成18年に「みやぎ国際戦略プラン」を策定し,グローバル経済の促進とみやぎの国際的知名度の確立による富県宮城の実現を目指して取り組んできました。
この間,平成23年3月11日に発生した東日本大震災により本県は壊滅的な被害を受け,このことが本県にとって大きな転機となりました。原子力発電所事故による風評被害等の影響により,外国人観光客が大幅に減少したほか,県産食品等に輸入規制がかけられたことで県内企業の海外販路が喪失するなど本県経済に大きな打撃を与え,今もなお影響は払拭できていません。その一方で,被害に対し世界中から物心両面に渡る暖かい御支援をいただき,6年以上経過した今でも震災をきっかけとした交流が続いている地域もあるなど,世界とのつながりを改めて実感するきっかけともなりました。
一方,世界の経済に目を向けると平成20年の米国に端を発する金融不安や中国の国際的影響力の増大,東南アジア諸国等の新興国の経済成長,英国の国民投票によるEU(欧州連合)からの離脱決定など,めまぐるしい変化を続けています。
この「みやぎ国際戦略プラン(第4期)」(以下「第4期プラン」という。)は,こうした状況の中,本県が目指す富県宮城の実現と震災からの復興を国際関連施策の面から推進することを目的として策定したものです。
「みやぎ国際戦略プラン」は県政運営の基本方針である「宮城の将来ビジョン」の下,「富県宮城の実現」を目指す本県の国際関連施策についての個別計画であるとともに,震災から10年での復興を目指す「宮城県震災復興計画」の国際ビジネス及び国際観光分野における個別計画として位置づけています。
なお,第4期プランの策定にあたっては,県が有識者との意見交換や協議を重ねており,その実行に際しては産学官が共通の目的意識を持って推進していくべきものと考えています。
第4期プランの期間は「宮城の将来ビジョン」及び「宮城県震災復興計画」の終期に合わせ平成29年度から平成32年度までの4か年とします。
年度(平成) | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 |
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宮城の将来ビジョン | 宮城の将来ビジョン | 改訂版 | ||||||||||||
宮城県震災復興計画 | 復旧期 | 再生期 | 発展期 | |||||||||||
みやぎ国際戦略プラン | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 |
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