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掲載日:2021年11月24日

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講演会/講座|平成28年度まちなか美術講座

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まちなか美術講座(全4回) ─一番町で、美術を身近に感じる。─

主催:

宮城県美術館×東北工業大学一番町ロビー

日時:

2016年5月14日(土曜日)/7月30日(土曜日)
10月8日(土曜日)/2017年1月28日(土曜日)
いずれも午後1時30分―3時

講師:

宮城県美術館学芸員

会場:

東北工業大学一番町ロビー2階ホール
980-0811 仙台市青葉区一番町1-3-1(ニッセイ仙台ビル)
TEL:022-723-0538 FAX:022-263-8606

定員:

60名

料金:

無料

お申込み:

不要

第46回:5月14日(土曜日) 午後1時30分―3時

「戦争のルネサンス-《アンギア-リの戦い》の時代」

講師:小檜山祐幹(当館学芸員)

レオナルド・ダ・ヴィンチが描こうとした《アンギアーリの戦い》。その成立には、当時のイタリア半島が置かれた複雑な状況が関係しています。ルネサンスのイタリアは、さまざまな勢力が割拠する戦いの時代でもありました。「アンギアーリの戦い」とはどのような戦いだったのか。そしてなぜ重要な壁画の主題に選ばれたのか。14世紀から16世紀までのイタリア史・フィレンツェ史を軸に、未完の大壁画の制作の背景についてお話しします。

タヴォラ・ドーリア

作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)《タヴォラ・ドーリア》(《アンギアーリの戦い》の軍旗争奪場面)

16世紀前半、ウフィツィ美術館蔵(2012年、東京富士美術館より寄贈)

関連展覧会:「レオナルド・ダ・ヴィンチと《アンギアーリの戦い》展」(-5/29)

第47回:7月30日(土曜日) 午後1時30分―3時

「近代画家の描いた挿絵・絵本」

講師:菅野仁美(当館学芸員)

明治・大正・戦前の昭和期に出版された雑誌や絵本の中には、画壇の中心、あるいはその周辺で活躍した画家たちによる挿絵が多々見られます。こうした近代の画家たちの挿絵制作の活動を踏まえ、戦後に誕生した雑誌「こどものとも」の初期の寄稿作家、特に中川李枝子、山脇百合子両氏の登場までを概観します。

ぐりとぐら

《ぐりとぐら 表紙》「こどものとも」93号(福音館書店)1963年12月

©Reiko Nakagawa ©Yuriko Yamawaki

関連展覧会:「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」(7/16-9/4)

第48回:10月8日(土曜日) 午後1時30分―3時

「ポーラ美術館コレクションの魅力」

講師:赤間和美(当館学芸員)

2002年、箱根仙石原に開館したポーラ美術館は、日本有数の充実した西洋絵画コレクションを誇る美術館です。ポーラ美術館では、印象派の巨匠モネ、ルノワールをはじめ、セザンヌ、ゴッホらポスト印象派、ルドンやシニャックらの象徴主義や新印象派、そして20世紀美術を代表するピカソ、シャガールまで、西洋近代美術史を代表する芸術家の作品を楽しむことができます。本講座では、多彩な展開をみせた西洋近代美術史の流れを辿りながら、ポーラ美術館コレクションの魅力に迫ります。

睡蓮

クロード・モネ《睡蓮》1907年ポーラ美術館蔵

関連展覧会:「ポーラ美術館コレクション モネからピカソ、シャガールへ」(9/17-11/13)

第49回:1月28日(土曜日) 午後1時30分―3時

ルノワールがピサロ、モネ、シスレーらとともに印象派展を成立させることになる時代背景と、当時のその評価、さらに印象派展出品画家たちとルノワールの相互の影響関係などをふまえて、その後のルノワール独自の人物表現へ至る道程について考えます。また併せて、明治末期に日本へ紹介されたルノワールの日本美術界への影響、特にルノワールに師事した梅原龍三郎がもたらしたルノワール観について考えます。

関連展覧会:「ルノワール展」(1/14-4/16)

過去の「まちなか美術講座」

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