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「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が平成11年4月から施行され,「感染症発生動向調査事業」が開始されました。この事業では,全国の保健所~衛生研究所~国立感染症研究所のオンラインシステムにより感染症情報を収集・解析し,それらを広く公表しています。
宮城県では,その拠点として宮城県保健環境センター内に宮城県基幹地方感染症情報センターを設置し,県内のべ150ヶ所の医療機関(宮城県95ヶ所,仙台市55ヶ所)を患者定点として感染症患者発生数を収集・分析し,その情報を県民や医療関係者等へ迅速に提供しておりますので,皆さんの感染症対策に活用していただきたいと思います。
これらの事業は,仙台市衛生研究所と連携して行っており,仙台市衛生研究所から提供される仙台市内の感染症発生情報を加えて,県内全体の情報を公開しています。なお,仙台市衛生研究所では,これとは別に仙台市内の区ごとの情報等を公開しています。
感染症法では,症状の重さや病原体の感染力の強さなどから感染症を一類感染症,二類感染症,三類感染症,四類感染症,五類感染症,新型インフルエンザ等感染症,更に,世界における感染症の流行状況に迅速に対応可能なように,指定感染症や疑似症に分類されています。これらの感染症は,さらに全数把握感染症と定点把握感染症に区別されて公表されています。
毎週月曜日~日曜日を1週ととらえ,定点医療機関で診断された定点把握感染症の患者報告数の集計結果及び,県内すべての医療機関でその週に診断された全数把握感染症について,翌週の木曜日の夕方または金曜日に,週報として公表しています。
定点医療機関で診断された定点把握疾病の五類感染症(性行為感染症4疾病及び薬剤耐性菌感染症3疾病)の患者報告数の集計結果を,月単位で月報として公表しています。この際,前月の県内の患者報告数を翌月の15日頃に全国の患者報告数と併せて公表しています。
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