ここから本文です。
平成30年6月13日に食品衛生法等の一部を改正する法律(平成30年法律第46号)が公布されました。そのうち,公衆衛生上必要な措置に関する規定が令和2年6月1日に施行されることから,食品等事業者に危害分析・重要管理点方式(HACCP)に沿った衛生管理の実施が求められます。
宮城県では,HACCPの導入及び実践の取組状況を確認し助言を行うこと等により,HACCPの定着を図り,食品の安全性を向上させることを目的とした「宮城HACCP導入・実践支援制度(みやぎチャレンジHACCP)」を創設しました。
「HACCPに沿った衛生管理に取り組みたいがアプローチの方法について相談したい。」,または「既に取り組んでいるが,きちんと取り組めているか確認したい。」とお考えの方は,是非この制度をご活用ください。
全ての食品等事業者が対象であり,「HACCPに基づく衛生管理」を行う事業者と,「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を行う事業者に分けられます。
対象 |
HACCP区分 |
事業者の例 |
|
---|---|---|---|
全ての食品等事業者 |
特に重要な工程を管理するための取組 |
HACCPに基づく衛生管理 |
|
→ コーデックス7原則※1の実施が必要 |
|||
取り扱う食品の特性に応じた取組 |
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理 |
|
|
→ 各事業者団体が作成した手引書※2により緩和した実施が可能 |
※1危害要因分析→重要管理点決定→管理基準設定→モニタリング方法設定→改善措置設定→検証方法設定→記録作成
※2小規模な飲食店,スーパーマーケット,豆腐製造,菓子製造等の各業種別手引書が公開済み
HACCPに基づく衛生管理 |
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理 |
||
---|---|---|---|
導入支援 (未導入事業者対象) |
内容 |
コーデックス7原則に基づく衛生管理計画及び手順書の作成支援 |
|
時間 |
60分 |
30分 |
|
ブラッシュアップ支援 (既導入事業者対象) |
内容 |
衛生管理計画や手順書等の検証及び見直しの支援 |
衛生管理計画や手順書等の検証及び見直しの支援 |
時間 |
120分 施設確認も対応 |
30分 施設確認も対応 |
農業協同組合,漁業協同組合,商工会議所等の各団体及び事業者の従業員の方を対象に,HACCPに関する制度説明や導入・実践支援を目的とした講習会(30~120分)を行います。
本制度を利用した食品等事業者のうち,基準を満たした事業者に区分に応じたマークを配布します。各マークは電子データでの配布も可能であり,施設,名刺,広報物,ホームページ等に表示することができます。
<マークについて>
三つ葉は県章をモチーフとして,各葉は計画・実施・記録を表しています。PDCAサイクルを表現した矢印,コーデックスHACCP7原則を表現した星印により,4区別のマークを用意しました。
・宮城HACCP導入・実践支援制度(みやぎチャレンジHACCP)実績
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています