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掲載日:2015年2月16日

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「宮城県特別支援教育将来構想答申(中間案)」に対する意見提出手続(パブリックコメント)の結果と御意見・御提言に対する審議会の考え方

県教育委員会では,宮城県特別支援教育将来構想審議会(以下「審議会」といいます。)が「宮城県特別支援教育将来構想答申」をまとめる参考とするため,当該答申(中間案)に対し平成26年9月1日から平成26年9月30日の間,ホームページ等を通じ県民の皆様の御意見を募集しました。

この結果,14人から合計83件の貴重な御意見・御提言をいただき,答申策定の参考とさせていただきました。御協力ありがとうございました。

いただきました代表的な御意見等に対する審議会の考え方につきまして,以下のとおり回答いたします。

  • 項目
    3 各学校の現状と課題 1小・中学校
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    高等学園不合格者の進路について実態を反映した表現にしてほしい。
  • 審議会の考え
    「特別支援学級」と「通級指導教室」の設置割合を別々に次のように表記しました。「平成25年度に特別支援学級を設置している割合は,小学校84.1%,中学校86.5%となっており,通級指導教室を設置している学校の割合は,小学校26.1%,中学校4.8%となっている。」

  • 項目
    3 各学校の現状と課題 1・2・3
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    特別支援教育コーディネーターは「配置」ではなく「指名」としたほうが適切である。
  • 審議会の考え
    文部科学省の通知等においても「指名」と記していることから,それに準じて次のように表記しました。「コーディネーターの指名」

  • 項目
    5 今後の特別支援教育の進め方 目標1【自立と社会参加】1
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    特別支援教育コーディネーターは「配置」ではなく「指名」としたほうが適切である。
  • 審議会の考え
    高等学園不合格者の実態を反映するよう次のように表記しました。「不合格となった生徒の多くが二次募集で県立知的障害特別支援学校等に入学しており」

  • 項目
    3 各学校の現状と課題 2
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    「個別の教育支援計画」を活用した支援の充実が必要である。(類似2件)
  • 審議会の考え
    「個別の教育支援計画」,「個別の指導計画」における合理的配慮の記述については,障害者差別解消法との関連からも必要になると認識しており,また,作成や活用にあたって必要となる,教育相談に向けた体制整備についての記述を次のように新たに表記しました。「子育てに関する相談は,特別支援学校のセンター的機能の発揮を基本としながら,保護者の要望に可能な限り対応できるように,学校の他,市町村の関係各課,専門家等がネットワークを組織することが求められる。そこでは,子どもの実態に応じた適切な時期に,必要な支援が受けられるよう,教育的ニーズと支援の在り方について関係者間の共通理解を図るとともに,適正な就学に繋げる乳幼児期からの相談・支援体制の整備・充実が必要である。」,「学校における『個別の教育支援計画』や『個別の指導計画』の作成においては,保護者や専門家等からの協力を得て,関係機関,関係部局が保有している本人に関する情報を活用しながら,一人一人に対する『合理的配慮』を明らかにする必要がある。学校はその計画に基づいた対応が求められることから,モデル事業等を展開しながら成果を普及していくことが考えられる。

  • 項目
    5 今後の特別支援教育の進め方 目標1【自立と社会参加】2
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    各圏域における連携組織と相談機関の設置が必要である。(類似2件)
  • 審議会の考え
    卒業後の就労・自立・社会参加に向けた連携・支援の必要性について,次のように新たに表記しました。「保護者,学校,市町村,福祉,企業を含めた労働等の関係機関は,緊密に連携するとともに本人の意思決定を適切に支援し,卒業後の就労や自立,社会参加に向けて,児童生徒一人一人の多様な教育的ニーズに対応した教育活動や卒業後のサポートに取り組む必要がある。」

  • 項目
    5 今後の特別支援教育の進め方 目標2【学校づくり】2
  • 御意見・御提言の内容(要旨)
    教員の専門性確保に向け,免許状の取得,養成,採用の検討が必要である。(類似2件)
  • 審議会の考え
    教員の専門性確保に向け,免許状の取得,養成,採用の在り方について,今後とも検討が必要であると考え,次のように新たに表記しました。「特別支援学校はもとより,小・中,高等学校等の教員に特別支援教育に関する専門性が確保されるためには,認定講習等による特別支援学校教諭免許状の取得,小・中,高等学校等と特別支援学校との人事交流の促進及び教員採用の在り方等について,今後,検討していくことが必要である。」,「学校現場における教員支援及び研修の充実のためには,教員養成段階も含め,大学や各研修機関との連携強化を図ることが求められる。」

なお,策定された「宮城県特別支援教育将来構想答申」の全文はこちらです。答申全文(PDF:2,621KB)

お問い合わせ先

特別支援教育課企画管理班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3714

ファックス番号:022-211-3827

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