市町村財政比較分析表のチャートで使われている財政指標

財政構造の弾力性⇒経常収支比率

地方公共団体の、財政構造の弾力性を測定する比率として使われます。地方税や普通交付税等の毎年度継続して入ってくる使い道の自由な収入（経常一般財源）が、どれくらいの割合で人件費・扶助費・公債費等に関する経常的経費に充てられているかを数値として表したものであり、数値が低いほど財政構造に弾力性があることを示しています。

財政力⇒財政力指数

地方公共団体の財政力を示す指数で、基準財政収入額を基準財政需要額で除して得た数値の過去3年間の平均値です。財政力指数が高いほど、普通交付税算定上の留保財源が大きいことになり、財源に余裕があることを示しています。

給与水準の適性度⇒ラスパイレス指数

地方公務員の給与水準を表すものとして、一般に用いられている国家公務員行政職（一）職員の俸給を基準として、地方公務員一般行政職職員の給与の水準を示しています。

公債費の健全度⇒実質公債費比率

公債費による財政負担の度合いを判断する指標で、地方債発行の協議制移行で導入された新しい財政指標です。一般会計だけでなく、公営企業会計や、加入する一部事務組合の公債費も考慮して算定されるもので、過去3カ年の平均値が18％以上の地方公共団体は、地方債の発行について、許可を必要とします。