農業・農村における災害対応シンポジウムを開催しました
令和4年10月28日,県庁2階講堂にて,「農業・農村における災害対応シンポジウム~東日本大震災での『現場知』に学び,後世に引き継ぐ~」を開催しました。
当日は対面形式で115名,WEB配信形式で189名にご参加いただき,基調講演や発表,パネルディスカッションを通じて現場知を再認識していただくとともに,その継承・活用について一緒にお考えいただきました。
開催概要についてはこちら→イベントページ(別ウィンドウで開きます)
YouTubeにて録画映像公開中
シンポジウムの映像は広報課YouTubeチャンネル「PrefMiyagi宮城県インターネット広報資料室」にてご覧いただけます。
開催状況
第1部・基調講演
基調講演として,東日本大震災への対応で得られた現場知の記録「農業・農村震災対応ガイドブック2018」の編纂に携わった信州大学の内川先生をお招きし,「災害対応としての現場知を再考する」と題して講演をいただきました。
信州大学 内川准教授
基調講演資料(抜粋)
第1部・発表
基調講演の後には,東日本大震災を契機に防災系の専門学科が設置された多賀城高等学校の生徒5名から,防災教育の概要と取組内容について発表いただきました。
多賀城高等学校災害科学科のみなさん
発表資料(抜粋)
第2部・パネルディスカッション
第2部として,信州大学の内川准教授をコーディネーター,宮城大学の郷古教授,東京大学の橋本准教授,東北農政局の川村農村振興部長,宮城県農政部金須副部長をパネリストとして,現場知の「認知」・「継承」・「展開」を主要テーマに,パネルディスカッションを実施しました。
<コーディネーター>
信州大学 内川准教授
<パネリスト>
宮城大学 郷古教授
東京大学 橋本准教授
東北農政局 川村農村振興部長
宮城県農政部 金須副部長
内川准教授から,現場知への関心を深める上で,以下の3点が効果的との総括がありました。
- 非常時には既存の専門知やマニュアルだけでは対応しきれないという認識を意識し,それを伝え共有することが大切である。
- その上で,教育・研修等の人材育成の在り方を変える必要がある。
- 日々の仕事の疑問や現場での解決・提案等を思いつくまま記録することを提案。
アンケート結果
シンポジウム終了後に実施したアンケートでは,現場知の習得や活用等に係る多くの意見が寄せられました。
(感想・意見抜粋)
- 「現場知」という言葉,概念を初めて耳にしたが,非常に良い知見を得られたと思う。
- 伝承していくことの難しさを痛感した。今後の防災減災にこれまでの現場知が大いに役立つことを期待したい。
(アンケート抜粋)
Q.本シンポジウムはご自身の業務・仕事等に活用できる内容でしたか?
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