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水稲害虫の発生予察において、白熱電球を光源に用いた予察灯が長年使用されてきたが、白熱電球は将来的に製造と販売が終了する見通しであり、環境に配慮した取組として消費電力の少ないLED光源への転換が求められている。そこで、本県の主要な水稲害虫に対するLED光源の誘引性能を評価し、LED光源を利用した予察灯の実用化を検討した。その結果、宮城県の斑点米カメムシ類の主要種アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメ、ならびに食葉性害虫のフタオビコヤガに対して、LED光源は白熱電球と同等以上の誘引性能を示し、実用性は高いと思われた。また、ツマグロヨコバイとヒメトビウンカに対しても、LED光源は白熱電球と同等以上の誘引性能を示したが、少発生条件下での試験であったため、多発生条件下において検討する必要がある。
水稲害虫、LED、予察灯、誘引
水稲害虫に対する予察灯のLED光源の誘引性能の評価(PDF:811KB)
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