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「都市計画道路門脇流留線」が、令和4年度全建賞を受賞しました。
全建賞は、官公庁等に勤務する建設技術関係者で構成される「一般社団法人全日本建設技術協会」が創設した賞で、官公庁や機構・公社等の機関によって実施された事業のうち、日本の社会経済活動を支えるインフラ整備等について優れた建設事業に授与されます。
昭和28年度の創設以来、令和4年度までに2,974事業が授賞されています。令和4年度は全国で267事業の応募があり、「門脇流留線」を含む80事業が選考されました。
門脇流留線は、宮城県石巻市の市街地を東西に横断する全長約12.9キロメートルの都市計画道路です。本事業は、本路線のうち7.9キロメートルの区間について、平成24年度から復興交付金を活用して整備を進め、令和4年3月24日に全線が開通しました。
(WEB版地理院地図を加工して作成)
門脇工区 |
魚町工区 |
本路線は、平成23年に発生した東日本大震災での津波被害を踏まえ、津波避難路として計画されました。宮城県が独自に設ける基準に基づき、大規模災害発生時に、路肩側に緊急車両が停車した場合などにおいても、避難車両のすれ違いを可能とする車道幅員(11メートル)で設計されています。
本路線の地域は、住宅などが密集する地区であるとともに、周辺で多数の復旧・復興事業が展開しており、施工や各事業者間の調整に多くの困難が伴いました。そのため、事業にあたっては国や市と連携して開催した復興調整会議や、CM(コンストラクション・マネジメント)業務を活用することにより、事業推進の円滑化・効率化を図りました。
上記の取り組みが評価され、今回、全建賞を受賞することとなりました。
令和4年度全建賞(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
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