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(↓事業概要について知りたい方,権利者会議とは何か?について知りたい方は,最初に以下の2つをご覧ください。)
(牡鹿地区について)
(換地処分について)
農山漁村地域復興基盤総合整備事業「牡鹿地区」(谷川浜工区)権利者会議については,以下のとおり開催しました。
時間:令和3年3月24日 午後2時~
開催場所:石巻市役所 牡鹿総合支所
総権利者の2/3を超える出席者の,2/3以上の賛成が得られたため,換地計画書が議決されました。
▲会場(石巻市役所 牡鹿総合支所)
▲司会を務める当部梶村次長
▲当部佐々木部長挨拶
▲換地委託業務受託者:石巻市産業部農業復興推進室及川室長挨拶
▲事務局による議案説明
▲会議の様子
なお,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,距離をとって着席する・手指消毒や検温を実施する等の対策を取った上で開催しました。
牡鹿地区(谷川浜工区)の権利者会議開催のためにご尽力いただきました換地委員の方々や関係者の皆様方に,この場をお借りしまして感謝を申し上げます。
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農山漁村地域復興基盤総合整備事業の概要については,当部HP「農業農村整備事業制度の概要」からご覧ください。
牡鹿地区は,宮城県の北東部,石巻市の東部に位置します。
牡鹿半島,南三陸金華山国定公園の中にある鮫浦湾に接しています。
地域の70%は林野で耕地は少なく,沢地形の傾斜地に展開する水田地帯です。
地区内の水田は未整理地でした。
用水は山地からの渓流水によりかんがいしているものの慢性的な水不足状態にあり,末端水路は用・排兼用のため水管理に苦慮している状況でした。
また,農道は道路幅員が狭小であることから大型機械の導入が困難で多くの労力を必要とし,生産性が低く近代的農業経営に支障を来している状況にあり,担い手の育成を阻害している状況でした。
そして,当地区は平成23年3月11日発生の東日本大震災(マグニチュード9.0)による地盤沈下と津波被害によって農地や農業用施設に甚大な被害を受けました。
農地の原形復旧に止まらず生産基盤の復興を確立するため,区画形状の拡大,用排水路の完全分離化を実現することで,生産コストの低減を図り農業経営の安定化を目指すものとして当事業を行いました。
赤く塗られたのが牡鹿地区です。当地区は谷川浜工区・大谷川浜工区の2分区からなっています。
ほ場整備事業の実施により,工事前後で土地の区画が大きく変わることになります。
工事後の土地に対応した権利関係を再編成する必要がありますが,権利の移転・設定・消滅等の全ての法手続きをそれぞれの土地で行うのは困難といえます。
ここで,工事前の土地と,これに対応して配分された工事後の新しい区画の土地(換地)を法律上同一とみなし,工事前の土地に設定されていた各種権利を,土地の変更と同時に一挙に移すことで,権利関係再編成の問題を解決する法制度が「換地処分制度」です。
↑ほ場整備のイメージ
※換地処分制度について,詳しくは農村整備課HPをご覧ください。
権利者会議は,換地処分を行うための換地計画書を議決するため,関係権利者が組織する会議のことです。
確定測量を行い,確定した面積による換地計画書を作成した後に開催されます。
関係権利者は,所有権・耕作権などの各種の権利を有する者となっています。
換地計画書は,従前の土地について権利を有する関係権利者の2/3以上が出席し,議長を除く出席者の2/3以上が賛成することで,議決されます。
この権利者会議で議決された換地計画書をもとに換地処分が行われ,新しい土地区画に関係権利者の権利が移り,事業が完了へと向かいます。
権利者会議は,土地改良事業の実施において締めくくりの意味を持つものといえます。
↑権利者会議のイメージ
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