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パーソントリップ調査に関する用語集です。あいうえお順で掲載しています。
DIDは、“人口集中地区”(Densely InhabitedDistrict)の略です。人口集中地区は、市区町村の区域内で人口密度の高い基本単位区(原則として人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上)が隣接して、その人口が5,000人以上となる地域のことです。
居住人口に対する外出人口の割合を外出率といいます。
標本調査により得られるデータは母集団の一部にすぎません。そこで、母集団の全体像を把握するために、標本から母集団の状態に復元推定するプロセスが必要になります。この作業を拡大といいます。
1人の1日当たりトリップ数の平均値のことをいい、地域の全居住者の総トリップ数を居住人口で除したものです。
鉄道やバス、自動車など複数の交通手段の結節および乗り継ぎの拠点。
交通需要マネジメントとは、自動車利用者など移動主体の交通行動の変更を促すことにより、都市・地域レベルでの交通渋滞を緩和する手法の体系です。Transportation Demand Management の頭文字をとって、TDMと呼ぶこともあります。交通需要マネジメントは、交通混雑の緩和だけでなく、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出などの環境負荷の抑制等にも効果があるため、今後一層の推進が期待されています。
ある地域を終点とするトリップ数を集計したものを、その地域の集中量(集中交通量)といいます。
1トリップの中で使用した交通手段において、予め設定した優先度が最も高い交通手段のことで、優先度は、鉄道、バス、自動車、二輪車、徒歩の順となります。例えば、自宅から勤務先まで、徒歩→バス→鉄道→徒歩で移動した場合には、代表交通手段は鉄道となります。
トリップの総量に占める代表交通手段毎の割合のことを代表交通手段分担率といいます。
鉄道やバスの駅・バス停までの(からの)交通手段のことを鉄道(バス)端末交通手段といいます。
交通を捉える単位で、ある目的をもった、出発地から目的地までの移動をトリップといいます。
途中で交通手段が変わっても1トリップと数えます。
外出した人1人の1日当たりトリップ数の平均値のことをいい、地域の全居住者の総トリップ数を外出した人口で除したものです。
park and ride、自家用車と鉄道等の公共交通を組み合せて、市街地などの交通需要の抑制と利用者の便を向上するしくみ。利用者は、自宅から最寄駅などまで自家用車で行ってそこに駐車し(park)、電車など公共交通に乗りかえて(ride)目的地まで行きます。駐車場、公共交通、目的地内の移動性向上などの整備を連携して行う必要があります。
park and bus ride、自家用車とバスを組み合せて、市街地などの交通需要の抑制と利用者の便を向上するしくみ。パーク・アンド・ライドのうち、特に、バスに乗車する形態のことを指します。
パーソントリップとは、“人(ハ゜ーソン)の動き(トリッフ゜)”を意味します。パーソントリップ調査は、どのような人がいつ、何の目的で、どこから、どこへ、どのような交通手段で動いたかについて調査し、ある1日のすべての動きをとらえるものです。この調査データをもとに、都市圏の交通の実態を総合的に把握・分析し、都市圏の望ましい都市交通のあり方を検討します。
ある地域を起点とするトリップ数を集計したものを、その地域の発生量(発生交通量)といいます。
ある地域から発生するトリップ数とある地域を目的地とするトリップ数の和(発生量+集中量)を、その地域の発生集中量といいます。単位は「トリップエンド」。
障害者や高齢者の制約となる場所、ものを改良し、障害を取り除くこと。バスや鉄道の車両、歩道等において、段差、階段、出入口、通路などが配慮の対象となります。
動きやすさ、移動性、機動性。交通分野では、人が社会的活動のために交通(空間的移動)をする能力を指す。一般にモビリティは、個人の身体的能力や交通手段を利用する社会的・経済的能力、交通環境によって左右されます。
調査時に調査の地域に常住している人口です。
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