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ご来館に当たり、必ず下記の「感染予防等のためのご来館の皆様へのお願い」をご一読ください。
会期 |
2020年7月8日(水曜日)~9月13日(日曜日) |
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休館 |
月曜日(8月10日は開館)、8月11日(火曜日) |
料金 |
一般300円(240円)/大学生150円(120円)/高校生以下無料 ( )は20名以上の団体料金。 |
盛岡を拠点に活動する大宮政郎(おおみや まさお、1930- )は、東北地方における今日の美術を語る上で欠かせない存在です。1960年代に前衛集団「N39」で活動したのち、現代社会のもたらす知覚の変化を独自に理論化した「人動説」にもとづいて制作したことでも知られます。
本特集では、1980年代以降の大宮作品に典型的な大判のドローイングを、3つのシリーズの中から紹介します。鉛筆による直截な表現と、ドローイングの通念を逸脱するスケールの大きさが、その大きな特徴です。
出品作品
《北異シリーズ》 1988年
新収蔵作品
《夜のウラジオ クラシーバ》 2013年
新収蔵作品
《夜のウラジオ クラシーバ》 2014年
《トワイライトゾーン》 2018年
新収蔵作品
日本の洋画の幕開けである明治に始まり、大正、昭和戦前期、戦後の幅広い展開に至るまで、日本の近現代絵画の流れをたどります。
洲之内徹(すのうちとおる、1913-1987)は、銀座の「現代画廊」を経営する傍ら、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した画廊主・文筆家として知られています。
洲之内の死後、当館が収蔵した「洲之内コレクション」には、洲之内が亡くなるまで手元に置いた傑作や、彼が発掘した作家たちの作品が含まれています。
ひとつひとつが物語をもつそれらの作品の中から、10点前後を展示します。
20世紀初頭のウィーンで早熟な才能を燃やした画家、エゴン・シーレ(1890-1918)。彼が短い生涯に描き続けたのは、自分自身も含めた生々しい人間の姿でした。シーレのほか、4人の作家たちの素描により、それぞれの捉える人の姿を見比べていただきます。
当館では、20世紀美術を代表する画家、パウル・クレー(1879-1940)とヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)の作品を常設展示しています。
今年度の本コーナーでは、絵画に関する4つのキーワードを切り口に、二人の作品を紹介します。今回展示するのは、物語が込められた作品です。二人の想像力が紡ぐ物語の世界は、誰もが知っている物語とは一味違うかもしれません。
出品作品
松本竣介 《郊外》 1937年
吉岡憲 《マルゴワ》 1938年頃
洲之内コレクション
エゴン・シーレ《黄色の女》 1914年
パウル・クレー 《アフロディテの解剖学》 1915年
展示室5~8では、宮城県生まれの彫刻家・佐藤忠良による彫刻の代表作を中心に、初期から晩年までの作品を紹介します。
版画や素描は季節ごとに展示替えをします。
また、マリノ・マリーニ《マルク・シャガールの肖像》、シャルル・デスピオ《ベルト・シモン嬢》といった佐藤忠良が収集したコレクションを展示します。
展示室9では、当館の絵本原画コレクションの一端をご紹介しています。
宮城県美術館では、1998(平成10)年から、絵本原画を収集しています。現在は500タイトルを超える作品を所蔵し、当館の特色のひとつとなっています。コレクションの核となっているのは、初期の「こどものとも」(福音館書店)の原画です。
今回は、太田大八(1918-2016)による、『がらんぼ-ごろんぼ-げろんぼ』(野上彰 文、1956年刊、福音館書店)と『つきよのばんのさよなら』(中川政文 文、1975年刊、福音館書店)の原画を展示いたします。
作品の内容やテーマによって自由自在に描き方を変化させる太田大八の、豊かな表現をご覧ください。
出品作品
佐藤 忠良 《帽子・夏》 1972年
太田大八「がらんぼーごろんぼーげろんぼ」 6-7頁
1956年11月 福音館書店刊 絵本原画
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、予定が変更になる場合がありますのでご注意下さい。※
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
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