掲載日:2015年8月25日
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フルオロカーボン類の一つで、フルオロカーボン(FC)の構成要素である炭化水素の水素をフッ素に置き換えた有機化合物のことです。パーフルオロカーボン(PFC)は、大気寿命(大気に残存する期間)が長く、温室効果ガスの一つとして第3回気候変動枠組み条約で追加されました。オゾン層破壊係数はゼロであるが、温室効果はCO2の数千倍と非常に強力で、現在は排出することが非常に厳しく監視されています。
燃料その他の物の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物、燃料その他の物の燃焼又は電気の使用に伴い発生するばいじん、及び物の燃焼、合成、分解、その他の処理に伴い発生するカドミウム等の有害物質をいいます。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、「ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状または液状のもの(放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。)をいう。」と定義されています。また、産業廃棄物と一般廃棄物に分けられます。
フルオロカーボン類の一つで、オゾン層破壊の原因であることから1995年末に製造が中止された「特定フロン」クロロフルオロカーボン(CFC)に代わる「代替フロン」として、おもに冷媒や発泡剤、洗浄剤として利用されています。クロロフルオロカーボンやハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)とは違い、ハイドロフルオロカーボン(HFC)はオゾン層破壊係数がゼロですが、強力な温室効果ガスであり地球温暖化係数は大きくなっています。
大気中に浮遊する粒子状物質であって、粒径が2.5μmの粒子を50%の割合で分離できる分粒装置を用いて、より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいいます。健康への影響が懸念されているため、平成21年度に環境基準が定められました。
生物由来の油から作られる軽油代替燃料(ディーゼルエンジン用燃料)の総称のことです。バイオマスエネルギーの一つで、菜種油、オリーブ油、ひまわり油、大豆油、コメ油、ヘンプ・オイル(大麻油)などの植物油、魚油及び廃食用油(天ぷら油等)など、様々な油脂がバイオディーゼル燃料(BDF)の原料となる可能性があります。なお、パーム油や獣脂は、低温期に固化してBDFの流動性を下げ、エンジントラブルの原因となるため、BDFの原料としては好ましくありません。BDFは、化石燃料と同様にCO2を排出するが、原料となる植物の成長過程で光合成によりCO2を吸収しており、ライフサイクル全体でみると大気中のCO2増加に関与しないカーボンニュートラルの性質を有しています。
野生生物の生息可能な自然生態系が機能する空間を意味する概念のことです。密接に結びついた生物群集と、それを支える環境とが一体となって存在するある限られた空間をいいます。
不燃性で化学的にも安定であり、熱安定性に優れた物質で、絶縁油やノーカーボン紙、インクなどに使用されていたが、現在は製造が禁止されています。カネミ油症事件の原因物質です。
湖沼や内海などで、窒素や燐などの栄養分が水中に豊富になる現象をいい、これにより、藻類等水生生物が異常に繁殖します。もともとこの現象は自然状態でもみられるが、人間活動に伴う工場排水や生活排水に加え、畜産排水や農耕地から流出する肥料成分によって進行し、藻類による着色や悪臭など、利水上問題にされています。
森林を構成する樹木の中から一部の個体だけを伐採し、その跡地に植樹するなどして、複数の樹冠(樹木の枝と葉の集まり)層を有する森林に造成する施業法のことです。
浮遊粉じん(燃焼に伴うばいじん等大気中に浮遊する微細な粒子)のうち、粒径10μm(マイクロメートル)以下のもののことです。大気中に比較的長時間滞留し、呼吸器系に影響を及ぼすことから環境基準が設定されています。
炭化水素の水素原子が、いくつか塩素原子とフッ素原子で置き代わった化合物の総称のことです。熱に強く、冷媒や溶剤として優れた性能を持つため、クーラーや各種スプレー、半導体製品の洗浄剤として広く利用されてきました。しかし、成層圏に達してオゾン層を破壊することから、地表に到達する紫外線を増加させ、人間や生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、国際的に問題となっています。
湖沼や内湾など周辺を陸で囲まれた水域のことです。水の交換性が悪いので水質が汚染しやすく、水底に汚濁物質が堆積しやすくなっています。富栄養化が進行している水域が多くなっています。
水源のかん養、土砂の流出その他災害の防備など特定の公共目的を達成するために、森林法に基づき、立木竹の伐採・土地の形質の変更などの一定の制限が課せられている森林をいいます。保安林は、その指定の目的により17種類があります。
→「PCB」をご参照ください。
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