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平成23年3月11日の東日本大震災発生以降、被災地の復旧や被災者支援のため、日本国内はもとより世界中から多くの善意をお寄せいただいています。たくさんの個人や企業、団体などからさまざまな物資の提供をいただいたほか、宮城県や県内市町村には多くの義援金や寄付金が寄せられています。また、内外から多くのボランティアが被災地に駆けつけてくださり、がれきの片付けや支援物資の整理、避難所の運営、医療支援・生活支援など多方面でご協力をいただいています。多くの皆様からの温かいご支援に対しまして、心より感謝申し上げます。
4月には天皇皇后両陛下に、6月には皇太子同妃両殿下に被災地をご訪問賜り、避難所で生活する方々に対して温かい激励のお言葉をかけていただきました。被災者はもとより、多くの県民に復興への希望と勇気を与えていただいたことに対し、謹んで御礼を申し上げます。
道路、空港、港湾や観光地の復旧も着実に進んでおり、人・物の流れが徐々に活発になってくるなど、明るい兆しも見え始めておりますが、その一方で、依然として約5千人の方々が行方不明であり、多くの方々が避難所での生活を余儀なくされています。また、地盤沈下した地域では、満潮や高潮による浸水に悩まされるなど、今なお、大勢の方々が大変なご苦労をされています。
安全・安心で活力ある県土をつくり、次の世代にしっかりと引き継いでいくことが、亡くなられた方々に対する我々の使命であると考えています。復興への道のりは長く、険しいものになると思いますが、皆様方と手と手を携えて全力で取り組んでいきますので、これからも温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
平成23年6月11日
宮城県知事 村井嘉浩
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