掲載日:2026年7月24日

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宮城県知事記者会見(令和8年7月22日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)

【知事発表項目】MIYAGI BEAUTY PROJECT始動

記者発表資料(PDF:1,676KB)

村井知事

どうですか?いつもと違ういい香りがしたでしょう。気がつきましたか?

こうした香りにも関連する新しいプロジェクトであります「MIYAGI BEAUTY PROJECT」について、説明させていただきます。

本プロジェクトは、コスメ・健康関連産業の集積を進める新たな取り組みで、昨年度、「若者・女性に選ばれる宮城」の実現に向け、若手職員や女性職員を中心とした新規事業検討プロジェクトチームで検討を重ね、生まれたものであります。まさに、ボトムアップを目指す宮城県庁らしい施策だと思いませんか。

キャッチコピーは「若者・女性・企業に『びびび』と響く宮城へ」です。

「びびび」には、新しい出会いや価値が生まれる瞬間を表現するとともに、若者や女性、そして企業の皆さまに“響く”宮城を作りたいという思いを込めて、美しさのBeauty(ビューティー)のB、地域資源のBio(ビオ)のB、そして産業・仕事のBusiness(ビジネス)のB、Beauty、Bio、BusinessのBを三つ足して「びびび」と表現をいたしました。

また、この業界では、自然素材などを活用した商品開発が活発に行われ、経済活性化や女性の雇用創出などの好事例が生まれています。

このため、この事業では、県の豊富な自然素材やナノテラス等の試験研究機関が存在する強みを生かしながら、事業者の取組を支援し、その成果を広く発信することで、コスメ・健康関連産業の集積につなげていきたいと考えています。

そこで、今回、プロジェクトの第1弾として、コスメ関連業界の商品企画・研究開発部門の担当者の皆さまを対象とし、「宮城コスメ素材ツアー」を開催いたします。

ツアーは、今月7月28日(火曜日)から7月30日(木曜日)までの3日間、多彩な地域資源について、その生育環境や生産者の皆さんの思いなどを現地で体感していただくとともに、ナノテラスの視察の機会などを設け、新たな事業創出につながる関係づくりを促進してまいります。

素材ツアー終了後は、参加企業と県内の生産者とのマッチングによる商品企画の立案に向けて、専門家による伴走支援を実施いたします。

例えば、今この場に香っておりますこの香りは、県内の女性起業家が開発・製造したアロマディフューザーによるものでございます。天然素材から抽出した精油を組み合わせて作られており、香りを吸い上げるスティックには、県内ワイナリーでこれまで未利用だったブドウのつるが活用されています。

このように、宮城ならではの自然素材や未利用資源に新たな価値を生み出し、商品開発や新たな産業につなげていくことが、本プロジェクトの目指す姿であります。

また、本事業の成果や進捗につきましては、今年11月に開催を予定しております「仮称 コスメシンポジウム」において広く情報発信し、宮城の素材の魅力や企業の取組を知っていただく機会にしたいと考えております。

こうした取り組みを積み重ねることで、研究開発拠点や素材の生産拠点の形成など、コスメ・健康関連産業の集積につながる芽を育てるとともに、若者や女性に選ばれる魅力ある宮城の実現を目指してまいります。

ぜひ「MIYAGI BEAUTY PROJECT」の今後の展開にご注目をいただきまして、積極的に取材・発信していただきますようお願い申し上げたいと思います。

このつるをひっくり返すと、もっと匂いがしてくるそうです。すごいですね。インテリアとしてもおしゃれですよね。

佐賀県がこういった地道なプロジェクトをして、だんだん利用が広がってきて、若い女性や若い男性、若者が県内に定着するようになってきたということです。

最初から大きな化粧品の会社、工場を誘致するというのではなくて、こういった地元の素材を生かしながら、少しずつ輪を広げていくという取り組みをしてみたいと思っているということでございます。

以上でございます。

Q

参加者を募集するということだが、想定している参加企業というのはいるのか。

村井知事

今回の素材ツアーは、化粧品メーカー、原料メーカー、こういった方たちにお声がけをいたしまして、既に30名程度が参加してくださることとなっております。

Q

全国からということか。

村井知事

そうです。皆さん関心が高くて、宮城県でしか取れないもの、旬のものを求めておられるようです。皆さん、やっぱり健康志向があるので、化学的に、化合物で作られたものではなくて、こういう天然素材のものに対する関心が非常に強いということで、あっという間に手が挙がったそうであります。

Q

佐賀県の話もあったが、宮城でこの産業をやるという強み、意味について教えていただきたい。

村井知事

宮城はこういった素材に恵まれた地域であると思っております。九州で成功したのなら宮城もできると思っていますし、また、佐賀県にはないものも宮城にはたくさんあると思いますので、成功事例を積み上げるということが非常に重要ではないかと考えたということです。

Q

最終的な目標として、「若者・女性に選ばれる地域の実現に向け」と書かれているが、どれくらいのスパンでと考えているのか。

村井知事

やはり、一定の成果が出るまでには少し時間が必要だと思っております。10年単位で考えるべきではないかなと思っております。

こういうところだったら、若い人が働きたいと思うのではないかなと思います。

あと、宮城にはナノテラスがあるということ。これも新しい素材を開発するのに非常に有効な研究施設でございます。分子レベルで分析をいたしまして、どういう効果があるのか、何が今までの製品と違うのかということを科学的に、客観的なデータとして分析することができる研究施設が目の前にある。これも一つの特徴だと考えております。

Q

佐賀県に関していうと、佐賀大学にコスメティックサイエンス学環という行政と連動したような形の教育機能がある。今後の展開次第だとは思うが、宮城県にも県立大学があるが、学部、学科を設けて教育からそういうものを生み出していくというようなことも視野に入っているのかどうか伺う。

村井知事

宮城大学に限らず、宮城県内には素晴らしい大学が幾つもございますから、そういったところといずれ共同でプロジェクトを進めていくということも十分考えられると思っています。ただ、今、具体的にこの大学とこういうことを、というところまでは至っていません。

Q

もともとのきっかけは女性に選ばれる宮城県というところで、どういう実の結び方があり得るのか、具体的なイメージがあれば伺いたい。

村井知事

もちろん最大の狙いは(若者・女性の定着で、こういった業界は)特に若い女性の皆さんが関心のある分野ですよね。皆さんにどういうところに就職したいですかと聞いたときには、やはりコスメの企業に就職したいという方が非常に多いということです。こういった産業をしっかり宮城に育てることによって、地元に定着してくれる方が増えてくればいいと思っています。併せて、やはり地域資源といったようなものに新たな価値を生み出す可能性があると考えております。

コスメ産業の国内市場は、約2兆5,000億円規模で好調に推移しておりまして、人口が減りましても伸び代があると考えております。コスメ産業は世界市場が約50兆円と言われておりますので、宮城で作ったものが世界で勝負できるかもしれません。そういった可能性を見据えて、先日のアコヤガイではありませんけれども、今まで取り組んでいなかったことも、5年後、10年後、20年後に向けて種まきをしていくということも重要だと考えております。その結果として、特にこういった産業は若者・女性に非常に好まれる産業でありますので、雇用、そして定着にまでつながればいいのではないかなと考えているということであります。

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仙台市内で発生したがけ崩れについて

Q

仙台市太白区向山地区の崖崩れについて、今月9日に発生し、その後14日には県がドローン調査を行っているが、調査の結果がまとまる時期の見通しはいかがか。また、今回の件がきっかけとなり再開することが決まっている、仙台市との連絡調整会議の開催時期や、仙台市との今後の連携の在り方についても教えてほしい。

さらに、今回は発生場所が1か所だが、今後、広範囲に緊急の点検など県として対策を取る考えがあるかも併せて伺いたい。

村井知事

3点ございました。まず、1点目でございますが、7月14日に調査をいたしましたドローン調査の結果がまとまる時期はどうなのかということにつきましては、現在、調査で得られたデータの詳細な分析を行っている段階でございまして、具体的な内容に関するお答えは今の段階ではできないということでございます。この調査結果を取りまとめた上で、学識経験者のご意見をいただいて、総合的な安全性の評価を行いたいと思っております。ただ、住民の皆さんは非常に心配されておられますので、できるだけ早く結果が出せればと思っております。

2点目は、今回の崖崩れをきっかけに再開することになりました仙台市との連絡調整会議の開催時期、仙台市との今後の連携の在り方についてでございます。

7月14日の仙台市長の定例記者会見で、この連絡会議を再開したいということでございました。非常にいいことだと考えております。現在、現地調査を実施して、その内容を取りまとめているところですので、調査結果ができましたならば、できるだけ早期に会議を開催したいと考えております。知事と市長というよりも、まず担当者同士でやるような形になるのではないかなと思っております。

3点目は今回の崖崩れが発生した場所以外での緊急点検など、より広範囲な対策を取る考えはあるのかどうかということでございます。

今回の事案は、地震や大雨に伴い発生したものではございませんので、現時点においては、今回の崖崩れが発生した場所以外での新たな調査検討を行う予定はございません。

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選挙のSNS対策法案について

Q

今月、選挙期間中のSNSに対する法案、改正法が成立したが、知事としてはこの改正法をどのように受け止めているか。

村井知事

今回の法改正によって、選挙に関するインターネット上における偽情報、誤情報への対策が一定程度前進したのではないかと考えております。今後は、付帯決議の内容の着実な実施も含めまして、公正な選挙の実現につながる運用を期待したいと思っております。

ただ、プラットフォーム事業者任せというところもどうしてもありますので、どこまで即効的な効果があるのかどうかは、次の選挙でよく見なければならないと思っております。

Q

事業者任せということで罰則もないということである。罰則がないということや実効性については、具体的にどう想像されるか。

村井知事

前々から言っているように、表現の自由もありますので、罰則を設けることはなかなか難しいと思うのですが、何らかの要請があったときには、記録を長期間残す、保存しなければならないといったようなものはルール化できるのではないかと思っております。罰則となると、その基準は、それこそ表現の自由との関わりがありますので非常に難しくなると思うのですが、それがいいか悪いかというのは最終的には裁判所の判断に委ねるとして、記録を残すということが何よりも重要なのではないかと思います。今はもう3か月ぐらいで(記録が)消えてしまうということで、私の場合も弁護士から、「これ以上やってももう記録は残っていません」と説得されました。われわれの行政の文書だと基本的に5年ぐらい残さなければいけませんよね。ですから、1年、2年は保存しておくといったようなことをルール化することも私は可能ではないかと思います。全ての記録を残すのではなくて、申請があったものについては記録を残す。そうすれば、それほど負担にもならないのではないかと私は思っております。

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高市内閣の支持率について

Q

国政に関する質問である。高市内閣の支持率は発足当初は6割台、7割台と非常に高かったが、4月の各種報道機関の世論調査では5割を切ったり、不支持率が支持率を上回る調査も出ている。この支持率の下落に関する知事の分析があれば教えてほしい。

村井知事

これは、国民の皆さん一人一人の受け止め方は違うと思いますので、私が分析をしてその理由、原因を述べるのは難しいのですが、ただ、誰が政権を担っても、支持率というのは上がったり下がったりするものですから、それに右往左往する必要はないのではないかと思います。やはり、国民の3分の2以上の方が衆議院議員選挙において支持をすると、思い切ってやっていいと言われたのですから、そういったようなことに左右されずに、思い切って、国民の信頼に応えるように、自分が思う政権運営をなさるべきではないかと私は思います。

Q

今回の国会の会期延長や国会の運営といった部分に対してはどのようにご覧になったか。

村井知事

これもいろいろなご意見があって、国会運営については国会が決めることですから、総理がいつもおっしゃっているように、総理や政府が決めることではなくて、国会が決めたことに、総理も協力をして、出席をして、いろいろ発言をされるということでありますから、ルールどおり進めていることではないかと私は思っております。

Q

昨日、閣議決定された経済財政運営の骨太の方針の中で、財政健全化という文言が財政の持続的可能性みたいな形で置き換えられたようだが、この点についての知事の受け止めをお願いしたい。

村井知事

私はどちらかというと、財政のことを常に頭に置きながら県政運営をしてきた人間だと自分で思っております。ですから、時に批判があっても、痛みを伴うような改革をずっとやってきました。そして、借金をできるだけ減らしていくという努力をしてきたつもりであります。そういった私の考え方からすると、財政の健全化というのは、国家経営であったとしても、地方自治経営であったとしても、一番重要なことではないかと思います。要は、次の世代に負担を、ツケを残さないようにするということが大切なことだと思います。持続的可能性という表現に変わりましたが、非常にうまい表現をされたなと思います。財政が破綻しないようにしつつも、経済の発展を優先したいといったことをこの一言に込められたのだろうなという受け止めをいたしました。

先ほども言ったように、ツケをこれから生まれてくる人たちに回すようなことはできるだけ避けていただきたいと私は考えております。

Q

もう一つ、高市総理の睡眠時間について、3時間あればいいということだが、知事は何時間ぐらい睡眠時間を取っているか。

村井知事

私は6時間ぐらい寝ないと駄目ですね。睡眠不足になると頭が回らなくなるので、必ず食べる、必ず寝るということは、どんなことがあってもやるようにしています。ですから、3時間で大丈夫なのかなと心配ですね。

私は高市さんと同い年で、お互いいい年になってきているので心配ですよね。だんだん痩せてこられているような感じもしますし、手が痛いというようなお話もされていましたので心配です。(高市総理に)メールがたくさん来ていて、メールの返事にすごく時間がかかって、さらに家事をして、ほとんど寝る時間もなくてと(SNSに)書いておられました。体をいたわってあげなければいけないと言いながら、私も時々メールを送ると、すぐ返事が来るんですよ。だから、今日の記事を見て、なるべくこれからメールを送らないようにしようと、私自身がメールを送るのを控えなければいけないなと思いました。

私がこの間手術をしたときも、総理に伝えておいたほうがいいなと思って、「4月8日に手術します。3日ぐらいはちょっと連絡が取れなくなるので、副知事が職務代理になります」と送ったら、「私も昔、鼻の手術をしたことがあって、大変ですけれども頑張ってくださいね」とすぐ返信が来ました。私の個人的なことに対しても本当にまめに返事をくださるような方ですので、恐らくいろいろな方にちゃんと返事をされているのでしょう。

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特別市について

Q

先日の全国知事会議で、法制化に反対するプロジェクトチームの中間案が示された。特別市に関して会議の内外でいろいろな知事と意見を交換する機会もあったかと思うが、印象に残った発言や、知事が参加して感じたことなどがあれば教えてほしい。

村井知事

知事会議の初日の朝に、任意の勉強会をやりました。それはプロジェクトチームリーダーの私が主催したのではなくて、三々五々集まるような勉強会というか意見交換会だったんです。やはり皆さん、非常に心配していました。印象に残ったのは、お金の奪い合いみたいに国民、県民、市民の皆さんに映るのはよくないだろうなと(いう意見です)。

ただ、われわれが本当に純粋に心配しているのは、政令市以外の皆さんも政令市の皆さんも、いろいろ不都合な部分が出てくるような気がすると(いうことです)。これはかなり慎重に議論をしなければいけない、一気呵成に進めることではないと思います。ただ、国民民主党が何か法案を出しているということもあって、一気呵成に進めようという動きもなきにしもあらずですが、相当慎重に進めなければいけないのではないかというのは、皆さん共通の認識でした。

Q

今後の全国知事会としてのスケジュール感としては、今後、指定都市市長会と意見交換をして、11月頃に知事会として最終報告をまとめるのだが、その指定都市市長会との意見交換の日程や場所は決まっているか。

村井知事

まだ決まっていないです。(指定都市市長会が意見交換を)受けてくださるかどうかも分からないのです。一応われわれはそう考えているということで、プロジェクトチームリーダーである私は必ず出席しなければいけないとは思っていまして、あと関心のある知事さん方にも出席していただいて、マスコミの皆さんを入れるかどうかまでは分からないんですけれども、平場での意見交換を行いたいと考えております。時期はこれから調整になります。やっとわれわれの考え方がきちっとまとまり、関係する道府県知事だけではなく、全国知事会としての中間取りまとめ案ができましたので、これから、政府であったり国会議員であったり、あるいは指定都市の首長さん方といろいろ意見交換ができるのではないかと思っています。

Q

知事がリーダーを務めているということもあり、宮城で開催するという可能性はあるか。

村井知事

それはなかなかないのではないですかね。やっぱりみんなが集まりやすい東京ではないでしょうか。

Q

指定都市市長会との意見交換の前に郡市長と意見を交わす、そういったお考えはあるか。

村井知事

今のところはないですね。もう宮城県と仙台市だけの問題ではなくて、これは指定都市と道府県、知事会との関係でどうするかということなので、今のところは考えていないです。

Q

最後に、プロジェクトチームのメンバーが16道府県の知事だと思うが、それ以外の知事の意見をどのように吸い上げてまとめるのか。

村井知事

15道府県プラス、高知県が総務常任委員会の委員長をされていますので高知県の知事にも入っていただいて、それで16。まずメンバーであるわれわれの考え方を取りまとめて、今回中間取りまとめ案として出して知事会議に諮りまして、皆さんがこれでいいだろうとなりましたので、われわれの考え方イコール47都道府県知事の意見として問題ないだろうということになったということです。ですから、あえて31都県の知事さんのご意見を聞く必要はないだろうと思っています。

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副首都構想について

Q

2週間前(の定例会見で)も出た話で、副首都構想の関係だが、関連法案が今日、参議院の特別委員会で審議入りをするという予定になっていて、2週間前には宮城も有力な場所だということを知事も言っていたかと思うが、それについて、あらためてその考えに変わりはないか。知事としてのスタンスはいかがか。

村井知事

宮城はいい場所だと思うんですが、法案がとおった後に、政令で具体的な条件というのが出てくると思います。ですから、その条件を見なければ分かりません。その政令の内容を見て、宮城県が条件に合っているということであれば、手を挙げて行動していくことになると思います。

Q

副首都として手を挙げる上での宮城のポテンシャルとか、そういったあたりの考えは持っていらっしゃるか。

村井知事

東京から1時間30分で来れますし、恐らく首都直下、南海トラフ等の大きな災害があった場合でも、宮城は影響が少ないだろうと思っておりますので、首都が機能不全に陥ったときのバックアップを取れる場所としてはいい場所ではないかと考えております。ただ、恐らくそれ以外のいろいろな条件が出てくるのではないかなと思います。

Q

その条件というのは、例えば人口の規模とか経済の規模などが考えられるか。

村井知事

はい。いろいろ出てくるのではないでしょうか。(日本)維新(の会)が非常に関心を持ってやっておられるというのもありますから、維新の考え方もかなり反映されるような形になるのではないかというように思っております。

Q

もし副首都になった場合には、インフラの整備とか、企業の移転が進むとか、特定産業の集積とか、そういった効果も考えられるのかと思うが、その辺のメリットあるいはデメリットについて、考えをお伺いしたい。

村井知事

当然、メリットは今おっしゃったように、いろいろな経済的な効果は出てくるのではないかと思いますね。デメリットとしては特に私は今思いつかないです。ただ、財政的な負担がどこまで出るか、国がどこまで面倒を見てくれるか、そこは全く未知数ですので、「副首都になったくらいの力があるんだから自分たちであれもこれもやれ」と言われてもできないと思います。その辺の先が見えないということでありますので、手を挙げる際にはそこはよく慎重に見極める必要があると思っています。

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福岡県議会の金銭授受疑惑に係る知事の所感

Q

他県の話で恐縮だが、福岡県議会の金銭授受疑惑について伺う。地方議会の政治と金の問題というのが出てきた形だと思うが、まず事案に対する受け止めを伺う。

村井知事

もらったと言われる方がもらっていないとおっしゃっており、事実関係は分かりません。ですから、私としてはコメントのしようがないのですが、少なくとも、私は県議会議員出身ですけれども、宮城県議会では100%ないです。もしあれが事実ならすごいなとびっくりしましたね。事実かどうか分からないですけれども。宮城県議会は、少なくとも私がいたときはなかったです。今もないでしょう。

Q

100%ないということか。

村井知事

100%ないです。

Q

金銭を巡るものではなくても、疑問に思う慣習というのは、知事が県議時代にあったか。

村井知事

ちょうど私が県議会議員になったときに食糧費の問題があって、その次、カラ出張の問題があって、何といったって清く正しく美しくの浅野知事でしたので、全くそういうものもなくなりました。なくなるというか、なかったですね。私が県議会議員になる前は分かりませんけれども、私が県議会議員になった直後に食糧費の問題があり、県庁のあしき慣習も一掃されましたから、それ以降は本当に何もない、県庁も何もないと思います。

Q

宮城では起こり得ないと。

村井知事

起こり得ないと思いますね。安心してください。

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宿泊税について

Q

先週で導入半年を迎えた宿泊税について質問するが、ある会合の取材で知事が、県内を巡るツアーバス、バスツアーの造成のことについて触れられて、今はなかなかお客さんを満員にすることが難しいので、レンタカーの助成のほうを進めていると言った記憶がある。このツアーバスの造成は一つの目玉かと思ったのだが、現状を教えてほしい。

村井知事

ツアーバスについては、やらないわけではないんです。ただ、空気を運んでも意味がありませんので、どうやって人を一杯にするのか。その日によって変わる需要に合わせなければならない。今、バスも車両も足りない、人手も足りないという中で、急に「明日何とかしてくれ」と言われても人手のやりくりがうまくいかないということもあります。小さいバスでも(定員が)10人、20人、大きなバスだと40、50人ですから、それを埋めるのはなかなか難しいというのは事実です。あと、環状バスのようにするという方法は、それだと路線バスと同じようなことになってしまいますので、やっぱり貴重な税金ですから有効に活用しなければならないということです。

レンタカーは、お客さんが必要なときに乗ってくれて、遠くにでも行っていただけますので、今のところレンタカーの方が効果があるかということでレンタカー利用者に支援をすることとしているということであります。

地域によって、もっとお客さんをうまくまとめられるということになってくれば、当然バスの支援というのも考えていきたいと思うのですが、お客さんをどう乗せるかを県が考えるというのは、そこは無理だと思います。それはやはりそれぞれの事業者の皆さんが協力し合って、お客さんをどう集めてどう持っていってどこから乗っていく、だから、「県としてここからここまでの路線を支援をしてほしい」ということであれば、検討することは可能だというように私は考えているということです。

やらないということではないのですけれども、非常に難しい。採算性を考えながら、税金を有効に活用するという面で考えると簡単にはいかないということなのです。

Q

ツアーバスに乗せたいお客さんの想定としては、インバウンドか国内客、どのあたりを想定されているか。

村井知事

一番いいのは、やっぱり私はインバウンドだと思います。空港から降りた方に乗っていただく。海外の方は簡単に免許も取れないですし、(車が)左側通行に慣れていないと事故を起こしかねないので、そう考えたら、やっぱりインバウンドのお客さまをバスで、空港からA地点、B地点に運んでいくというのが非常に有効ではないかと思っています。今、だんだんインバウンドのお客さんが増えてきているので、旅行エージェントの皆さんともよく調整をさせていただきたいと思っています。ただ、難しいのは、外国人の方って意外とみんな個々に行きたい場所が異なるので、まとめて日本の団体客みたいにして連れていくことができるのかどうか、そこもよく考えたいと思っています。でも、効果があるのはインバウンドの方ではないでしょうか。

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合計特殊出生率について

Q

先月の話題になってしまうが、合計特殊出生率、全国ワースト2位ということで、あらためて、この2位という状況について受け止めと、知事の考えをいただけるか。

村井知事

合計特殊出生率が低いということはやはり非常に危機感を持っています。ただ、日本全体で見ると、合計特殊出生率というのは日本の人口そのものでは大変なんですが、各地域単位で考えると、合計特殊出生率がイコール地域の衰退に必ずしもつながるわけではない。分かりやすく言うと、一番合計特殊出生率が低い東京が、一番子どもの減り方が少ない。東北の中で合計特殊出生率が一番低い宮城県が、子どもの減り方が東北の中では一番少ない。宮城の中で合計特殊出生率が一番低い仙台市が、子どもの減り方が一番少ない。つまり合計特殊出生率と子どもの減り方というのがイコールではないということです。

何回も言うように、若い人たちが出ていかないような施策をしっかりするということが、まずは重要であると思います。併せて、結婚、出産、子育て、こういったようなことのお手伝いをしっかりしていくということが私は重要なのではないかと考えています。

合計特殊出生率だけにこだわってしまうのは、要は打率にだけこだわる野球のバッターみたいなものですよね。1試合出て3打数2安打だったら、もうあとは打席に立たないほうがいいわけです。終生6割6分6厘の打率で済むわけですから。それよりやっぱり本塁打数とか打点だとか安打数、こういったようなものも目指しながら打率というものを目指していくというのが、私は重要なのではないかなと思います。あまり合計特殊出生率だけに着目し過ぎるのは、私はよくないのではないかなと、常々県職員にも言っています。

Q

その点で若者、女性に選ばれるという、このプロジェクトに力を入れていくと。

村井知事

そのとおりです。

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現場訪問事業について

Q

来週、3年ぶりに、知事と語る現場ミーティングが再開されるということだが、現場訪問事業が3年ぶりということで、あらためてこの事業が知事にとってどのような位置づけなのかということと、来週、どういうところに着目して現場を視察されたいかということを教えてほしい。

村井知事

知事会長をやっていたものですから、本当に時間がなくて、県外に出張ばかりしておりました。その前はコロナもあり、それに知事会長がつながって、ほとんど宮城県の中を歩けなかったのです。自分としては、やはりできるだけ現場を歩いて現場の声を吸い上げる県政をしたいと思いながらできなかったものですから、今回、気仙沼のほうに行くことにいたしました。準備をしっかりして、地方振興事務所を中心にして、保健福祉事務所と地方振興事務所が準備してくれていますので、まずいろいろなお声を聞いて、県の施策に反映できればと思っております。

朝、市場を視察して、魚市場の皆さんの声も聞きます。選挙のときしか来ないと怒られましたので、「そんなことありません。選挙が終わったら必ず来ますから。」と約束したので、約束を実現できると思っています。ぜひ取材に来てください。

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お問い合わせ先

広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

ファックス番号:022-263-3780

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