掲載日:2024年8月20日

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宮城県知事記者会見(令和6年8月19日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)

宿泊税の導入について

Q

以前から知事は、早ければ県議会9月定例会に上程するということで説明をされてきた。現時点で仙台市との制度設計の調整状況はいかがか。

村井知事

いろいろ調整は進めておりますけれども、今日この時点で、記者会見で申し上げることは何もございません。

Q

9月議会ということであれば時間も迫ってきているが、何%ぐらいまでできていて、どのあたりが最終調整が必要なのか。

村井知事

それも含めて、今日この場でのお話は控えたいと思います。いずれ近いうちに議会の常任委員会がございますので、常任委員会の場で総務部長、また経商部長からいろいろ議員の皆さまに直接お話をさせていただきたいと思っております。まずこういったようなものは、議員の皆さまに正式にお話をしてからでないと、記者会見の場ではお話しできませんので、その点はご理解いただきたいと思います。

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自民党総裁選について

Q

岸田総理が先日、総裁選に出馬しないと表明され、今、いろいろな方が立候補に向けた動きをされている。今回の総裁選に向けて、知事としてはどういった議論をされることを望まれるか。あるいは、こういった方がというところがもしあれば聞かせてほしい。

村井知事

まず、どういった議論をということですが、やはり自民党の総裁は、通常、日本の総理になるわけであります。そういった観点から、今目の前にある課題のみならず、国家百年の計を論じる議論をしていただきたいと思います。50年後、100年後の日本をどう変えたいのか、どういう方向に持っていきたいのかといったようなことを、総裁選挙のときにしっかりと、自民党の支持者だけではなく、国民が皆関心を持っていますので、論じていただきたいと思っています。

こういった方ということがございましたけれども、今名前が出ている方は皆本当に素晴らしい方ばかりでございます。私が全て存じている方ばかりで、日頃からお付き合いがありますけれども、どの方が総裁になっても、しっかりと自民党を取りまとめる実力のある方だと思っております。

Q

知事会の立場としても人口戦略のことを課題として挙げられているが、まだそれについてお話をされている方はいないと思う。まだ出そろってはいないが、その辺の議論への注目はいかがか。

村井知事

当然非常に注目をしております。知事会として、総裁候補が全部出そろいましたら、全ての候補に知事会の考え方を取りまとめて、アンケートの形を取るのか要望の形を取るのか分かりませんけれども、いずれにせよみんなで手分けをして、各総裁候補に直接われわれの意見をぶつけ、ご意見を伺う機会を設けたいと思っています。担当は、国民運動本部長、長野県の阿部知事になります。

Q

アンケートや意見をぶつける準備は進めている段階という認識でいいか。

村井知事

長野県の阿部知事さんに私のほうから、準備してほしいと、このお盆休み期間中にお伝えをして、分かりましたという返事をいただいております。

国家百年の計の中には、当然、人口問題、人口戦略というのは大きな柱の中の一つになるだろうと思っています。

Q

政治と金の問題があって、派閥が一部なくなって最初の総裁選になる。派閥がなくなった中で、自民党内でどういうふうに論戦や総裁選びが進んでいくべきだとお考えか。

村井知事

派閥の縛りが恐らくなくなると思います。派閥として残っているところもありますけれども、基本的にはほとんどの国会議員が自分の判断で縛りなく候補を選べる、また、投票できるということになると思いますので、推薦人20人集めるのは大変ですけれども、今回はかなり多くの方が、20人を集めたらどんどん手を挙げていくだろうと思います。その方が、国民の皆さまにも開かれた議論を目にする機会が増えるのではないかと思って期待をしているところであります。これはやはり派閥政治がなくなった一つの大きな成果ではないかと思います。

Q

政策に重点を置いて議論できるということか。

村井知事

そうですね。はい。

Q

立候補を表明している方の中で40代の若い方もいる。年代的に若い方がいいとか、年代的な部分ではどういう見方をしているか。

村井知事

あまり私、年代って気にしなくていいんじゃないかと思うんです。日本のトップになるわけですから、国際政治の舞台で活躍をしなければなりません。外交の部分で活躍しなければなりません。そういった意味では、厳しい海外との交渉、国内の課題解決あるいは将来に向けての展望の示唆、こういったことができる人材であれば、体が動かない方は別にして、年齢は関わらないと思っています。

Q

知事会としてアンケートや意見をぶつけるタイミングに関しては、毎回総裁選のときにやっている対応なのか、それとも、今回は知事自身が発案されての対応なのか。

村井知事

最近やっています。あと、立憲民主党の党首選挙でもやってみたいと思っています。野党第一党なので。

Q

アンケートや意見をぶつけるのは、人口戦略に限らず様々な政策についてか。人口戦略以外だとどういったものがあるのか。

村井知事

この間の知事会でいろいろ意見、提案、提言を取りまとめましたので、こういったようなものを、全てだととても量が多いので、その中でチョイスをしてということになります。それは今、長野県の阿部知事さんのほうで精査をしていただいているということです。

その結果をまた公表したいと思っています。こういうお答えだったということをですね。従って、われわれの考え方に対して、どういうスタンスで総裁選挙に臨んでおられるのかというのを確認できる場にしたいと思っています。

Q

自民党の総裁選のときには度々、国会議員と地方の声の格差、もっと地方の意見を反映する形にしてほしいという声が党員からよく挙がる。総裁選の仕組みは自民党が決めることだが、敷衍すれば地方の声をどれだけ聞けるかということが、一つこれからの政策を作っていく上では課題になることは間違いないと思うが、その地方の声を聞くという点についてはいかがか。

村井知事

まさにそのとおりですよね。やはり地方の声というのは民の声ですから、我々の声、民の声をしっかりと聞くということは非常に重要なことだと思います。そういう度量を持った人が選ばれるべきだと思います。そういった意味では、知事会の意見というのも重要な地方の声、これを、私一人で決めたわけではなくて、先般、夏の知事会議で47人の知事が集まって衆知を集めて作ったものでありますから、そういったようなものをまず総裁候補にぶつけてみようと思っています。特に人口戦略の部分については、国が非常に消極的ですので、今回はその辺は特に重点的に、やる気があるのか、ないのかということを確認できる場にしたいと思っています。

Q

東京一極集中という言葉が先日の知事会議では話題になったが、東京一極集中の是正については、総裁選ではどのような議論が期待されるか。

村井知事

恐らく総裁候補として、そこだけに言及するというのは非常に難しいと思うのですが、東京一極集中というのが問題だというのは、東京を潰してしまえとか、東京を弱めてしまえということではなくて、バランスよく日本全体を発展させるということでありますので、決して東京の皆さま、東京都民にとってもマイナスのことではないと思いますので、そういった表現をどうするのかということも含めて、よく検討して、総裁候補にぶつけてみたいと思います。

Q

災害対応については、特に国のリーダーシップが求められると思うが、そこについてはいかがか。

村井知事

大きな災害があって、この間も非常に危機を感じました。南海トラフという危機を感じました。そういったときに、政府としてどういう対応をしようとしているのかと、今までと一歩踏み込んで何を考えているのかというようなことも、今回の総裁候補の選挙の一つの目玉、争点になるんじゃないかと思いますよ。恐らくマスコミの皆さん、そこは聞いてくるんじゃないでしょうか。

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「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発表について

Q

先日、宮崎県沖の地震を受けて初めて南海トラフ地震の臨時情報が発表された。一部の地域では宿泊施設のキャンセルなども確認されて、周知が十分だったかも含めて政府が今後、国民への注意呼びかけが適切だったかを検証するそうだが、知事自身は今回の臨時情報をどのように評価しているのか。

村井知事

こういったようなものは、お手つきであっても、早め早めに出すということが重要だと思います。そういった意味では、私は臨時情報というのは適切なタイミングで出されたと思います。その結果、何もなかったわけで、宿泊客が減ってダメージを受けたところもありますけれども、万が一お客さんが入っている中で大きな地震や津波が来て、能登のようなことになってしまったら、恐らくまたすごい大変な批判も出たでしょうから、あれは私は当然のことだろうと思います。今後も批判を恐れず早め早めに出したほうがいいのではないかと思います。

Q

宮崎県沖の地震が発生したとき、知事は全国知事会長としてどのような対応を取ったのか。

村井知事

すぐに知事会事務局と調整いたしまして、情報収集に当たりました。幸い、まだ知事会事務局が残っている時間帯でしたので、すぐに連絡を取り合って、情報を取り、また併せて、私も関連していた宮崎を中心に知事さん方に連絡を取って状況を確認したということであります。

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職員の再就職状況の公表について

Q

弊社で東北の各県と政令指定都市、県庁所在市を調べたところ、特別職の再就職先を公表しているのは仙台市と山形県、山形市のみで、ほかのところは、副知事、副市長の再就職先は公表していないという対応だったと聞いている。仙台市は職員と地続きで関連として公表しているが、各県内、市内でも部長さんから上がって副知事になられる、副市長になられるような方も結構いて、部長で退職すれば再就職先公表されるのに、副知事を挟むと再就職先が公表されないというのは不思議だなという感じがする。現状、宮城県としては、副知事の再就職先は公表の対象になっていないそうだが、今後、再就職先の公表の仕方について検討される余地はあるのか。

村井知事

初めて聞きました。公表されているというか、公表されているか、されていないかも知らなかったですね。別に隠すことじゃないので、いいんじゃないでしょうか。

大丈夫だよね。公表されても。

外郭団体とか行ったときだけでしょう。民間企業は言えないよね。どこどこの会社に行ったとかって公表するの。書けないよね。それこそ個人情報だもんね。

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処理水の海洋放出から1年を迎えての所感について

Q

24日に処理水の放水から1年を迎える。知事としてこの1年間、県内の影響や、そのあたりが想定からどうだったのか、ご所見を伺う。

村井知事

おかげさまで心配していた国内における風評被害というものはございませんでした。非常に落ち着いた対応をしていただいた国民の皆さんに、本当に感謝をしているところであります。

ただ、海外において、一部の国や地域が輸入禁止措置、これが影響が出ているのは事実でありまして、これは残念ながら宮城県の力だけではどうしようもできませんので、国で前面に立って、われわれも当然お手伝いはいたしますけれども、そういった理解の醸成に努めていただきたいと思っております。

県としてやりました、みやぎ水産応援パッケージでありますけれども、非常に事業者の皆さまには好評でございまして、しっかりと成果が出せるようにしてまいりたいと思いますし、処理水の問題だけではなくて、温暖化の影響で海産物、水産物が非常に獲りづらい、作りづらくなってきているのも事実でありますから、そういったものへの対応もしっかりと取り組んでいきたいと思っています。

Q

この1年を振り返って、国内での風評被害はなかった、落ち着いた対応が取られたというのは、今振り返るとどういったことが功を奏したと思うか。

村井知事

やはり政府、東京電力が中心となって、正確な情報をしっかりと出す、そして、何かトラブルがあったときには正直にそれを公表すると、そういった取組が良かったのではないかと思います。やっぱりこういったものは、信頼の上に成り立ちますので。

Q

処理水の放出は、今後まだ何年も続くことになる。あらためて県として、今後、どういう行動が必要だとお考えか。

村井知事

繰り返しになりますけれども、正しい情報をしっかりと伝えていくということ。それから、何かトラブルがあったときには正直にそれも公表するということ。それが何よりも大切なことで、信頼関係を維持していただくということが重要だと思います。

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