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【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。
県では、10月30日を「みやぎ県民食べきりの日」としておりますが、この日に合わせて、10月30日月曜日から祝日の11月3日金曜日まで、みやぎフードドライブ2023を開催いたします。
フードドライブは、県民の皆さまから食べ切れない食品などをご寄附いただき、フードバンク団体を通じ、必要としている方々へお届けするものであります。今回は、フードバンクせんだい泉さんと共催し、開催いたします。
フードバンクというのは、団体のことだそうですね、フードバンクという団体。フードドライブというのは、食べ物を運ぶという活動のことです。バンクの中にドライブして物を運んでいくというような意味ですね。
昨年度は、合計1,268点、608.4キログラムをご寄附いただきました。
受付場所については、10月30日月曜日は午前9時から県庁1階玄関ホール、10月31日火曜日から11月2日木曜日までは県庁13階の循環型社会推進課内となります。そして、祝日の11月3日金曜日は、名取市で開催されるふるさと名取秋まつりの県出展ブースで行います。
10月30日はむすび丸も出陣予定でありますので、報道機関の皆さまはぜひ取材をお願いいたします。
お譲りいただきたい食品は、お米や賞味期限が1か月以上ある加工食品となります。ご家庭で眠っている、まだ食べられるのに捨てられてしまいそうな食品がございましたら、ぜひこの機会にご提供をお願いいたします。
賞味期限が明記され、今年の12月3日以降であるもの。玄米については、令和4年産または令和5年産であることが分かるものということになっておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。
今回県が実施するフードドライブ以外にも、通年で食品の寄附を募る県内フードバンク団体は、お配りをしておりますチラシの裏面に記載をしております。食べきれない食品が生じた、また生じそうな場合には、ぜひフードバンクへのご寄附をご検討いただき、食品ロスの削減に取り組んでいただきたいと思います。
「『もったいない』を『ありがとう』の笑顔に!」ということをキャッチコピーにしまして、笑顔の輪を広げていただきたく、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
これは毎年やっているんですけれども、なかなか皆さん分からないんですね。協力したいんですけれども、知らないという方が多いんですよね。ということで、今日、記者会見で私が発表いたしましたので、ぜひ大きく取り扱っていただくとありがたいなと思いますし、取材をお願いしたいと思います。私も、家の中に何かあると思うので、持ってこようかなと思っています。冷凍食品は駄目だそうですから、常温で保存できるものということですね。以上です。
昨日、投開票になった県議選に関して知事の受け止めを教えてほしいというところで、いわゆる県政与党、自民・公明が前回から議席を減らしたという形になったが、これについてどう受け止めていて、その要因、原因面、背景面、どういうところがあると考えているか教えてほしい。
まず、私は知事という立場で、無所属で、どこの政党にも所属をしておりません。ただ、出身が自民党の県議会議員だったということで、自民党に軸足を置いているということになるわけですが、議員内閣制で知事が選ばれているわけではなく、私は直接県民から選ばれ、議員の皆さんも直接県民に選ばれるということでございますから、あまり政党というものは問題ではなく、考え方を同じくする会派の仲間がどうであるかということが非常に重要であると思っております。現在の議会でも、自由民主党県民会議の中に自民党所属の人もいれば無所属の方もおられます。私としては、自民党の公認・推薦をもらった人が何人当選したか、落ちたかというよりも、自由民主党県民会議、あるいは公明党や無所属でも応援してくださる方、また他の会派でも応援してくださる会派があれば、その方たちがどうなっているのかということが非常に関心があるということであります。
まだ昨日選挙が終わったばかりで、会派構成がどうなるか分かりません。現時点においては私としてはこれをまだ分析はできないと思っておりますが、いずれにしても、私としては会派構成というのに非常に関心を持って見ているということでございます。
まだ分析ができていない、要因は分からないということになります。
多分、自民系が議席を減らしたところを見ると、知事が進めている4病院の再編の影響とかも何かあったのかなというふうに見てしまうが、この4病院再編構想ということに関してはどんな影響を与えて、それから、まだ分析が終わっていないということだったが、今回の結果を受けて何か知事自身の4病院再編構想の考え方とか進め方に変化というのは何か出てくるか。
地域によって違うと思います。やはり病院が出ていくということになっています青葉区や太白区、県議会議員も地盤というのがあるんですよ。私は県議会議員を3期やっていますから、県議会議員選挙はよく分かっているんですけれども、地盤があるんですね。その地盤が病院の近くなのかどうかということも関わってくると思います。従って、4病院が争点だということをかなり皆さんおっしゃったんですけれども、それだけで県民は選んでいないと私は見ておりました。
私は、この4病院の再編の進め方については今のところ変えるつもりはございません。選挙中もいろいろな方から私のところに電話がかかってきたりすれ違いざまに、私は賛成だと言う方はたくさんおられました。かえって、「村井さん、4病院に反対している人に投票したくないから、賛成している人を教えて」というような電話もございました。実際電話もかかってきました。
ですから、私は、理解を示してくださっている仙台市民の方もたくさんおられると、そういうふうに受け止めておりますので、決して歩みを止めることなく、丁寧に説明をするといったご指摘は真摯に受け止めながら前へ進めていきたいと思っております。
4病院だけで選んでいるわけではないということは重々承知の上で、また賛成する方もいらっしゃるということは分かった上でだが、これはただ、その影響自体は何がしか出てきたという見方も出てくる。
候補者によって違うと思います。特にやはり影響が大きかったのは青葉区と太白区だと思います、青葉区、太白区も地域によって違うんじゃないかなと思います。県議会議員の地盤によって違うと思います。私は県議会議員のときは仙台市の宮城野区でしたけれども、バイパスよりも東側しか活動していなかったんです、体力がないのでですね。西側はもう別の県議会議員さんにどうぞご自由にという感じでやっていましたので、割と東側は強かったんですけれども、西側は弱かったというところでした。従って、例えば病院がどこにあるのかということによっていろいろ変わってくるんじゃないでしょうかね。私はそう見ました。
だから、病院がある、影響するかどうかというのが当然地域によって違うというところは、知事として受け止めとしては「それはそうだよね」ということか。
そういうことです。ですから、同じ青葉区でも、病院の近くの候補者、病院から離れているところを地盤としている候補者によって違ってくると思いますし、同じ仙台市内でも宮城野区と太白区、若林区とでは全然また違ってくるのではないかなと思います。
全ての県民に関すること、国政でいうと税とかね、消費税などは全ての国民に関わってくるものですから、非常に関心度が高いと思うんですけれども、この病院問題というのは、関わっている人、関わっていない人でかなり差は分かれますので、これだけが争点になるということではなかったのではないかと思います。ですから、私が争点になり得ないと言ったのは、あながち間違っていなかったのではないかなと自分では思っています。ただ、皆さんがどう受け止めるか。争点というのは、いつも選挙のときに言うんですけれども、マスコミが作るもので、自分で争点を作るものではないと思っていますから、皆さんの受け止めをそのまま記事にしていただければよろしいのではないでしょうか。
いま、4病院を特定的に質問させていただいたが、結果を見て、村井県政というか、中間評価的な位置づけをされたことがあるが、中間評価としてはどういう評価をされたとご認識をされていて、今後の県政運営について何がしか影響が出てくるのかということについてどう考えるか。
先ほど言ったように、会派構成がどうなるのか。今回、特に無所属の方が結構当選されました。この方たちがどこにどう行かれるのかということに強い関心を持っています。それによって変わってくると思います。仮に自由民主党県民会議の数が増える、変わらないということになったとしても、かなり顔ぶれは変わります。ベテランの方が相当数引退されて顔ぶれが変わりましたので、だから大丈夫だということにもならないと思っております。まずは会派構成を見て、11月、2月議会での議員の皆さんの発言などを見ながら、どのように説明をすればいいのかということをよく考えていきたいと思っています。まだ、皆さん顔ぶれが変わったばかりなので、よく分からないですね。当選された方全員には電話やメールはさせていただきました。
選挙期間中の話だが、知事自身、塩竈の現職の方の応援は、選挙期間中通じて知事が唯一応援に入られたという理解でいいのか。
そうです。
入られた理由とか、逆にほかの候補の応援に入らなかったのはなぜか。
18年知事やっていて、その間に県議会議員選挙が4(訂正:5)回あったんですよ。それで、県議会議員選挙期間中に県議の応援に行ったのは多分これが初めてだと思います。四九三十六(訂正:45)日選挙があった中でたった1人、柏さんのところでやってきました。
ほかの候補者からも、仙台市内の候補者からも応援要請はあったんですよ。選挙期間中、苦しいから来てくれと応援要請はあったんですけれども、ずっといなかったんです。仕事で海外にも行っていましたし、東京に行くことが多かったので、知事会の仕事で忙しくて行けなかった。空いていたのが土曜日だけだったんです。それで、県連から要請が来たので、県連で調整してくれと言いまして、何人か打診をして、私の希望もあったので、1か所ということになりました。
柏さんは、小さい頃から、本当にうちの娘と一緒に遊んでいたような関係なんです。自分から見たら息子みたいな存在なので、すごくかわいい、めんこい息子みたいなものなので、大変だということで、じゃあ行こうかということで行きました。女房も連れていきました。夫婦で。
ちょっとうがった見方かもしれないが、仙台市内の応援に行かなかったというところで、4病院の関連のことであったりとかを見ているのかなという見方もあるが。
そんなの気にしないです。県連が仙台市内にどうしてもということで、時間があれば行ったかもしれないですけれども、そういう調整がなされなかったということです。
県議選の最終日だったか、郡さんが太白区の無所属の現職の方の応援に行かれて、その場で痛烈に村井さんを批判された場面もあったが、この点に関して村井さんの受け止めというか反論というものがあったら、いかがか。
実は私は、知事会の仕事で先週はほとんど東京だったんです。木曜日まで東京で、木曜の夜帰ってきて、金曜日だけ地元で、こちらで仕事をしてというような、火曜日と金曜日ぐらいしかいなかったんですよ。水曜日に、ぜひ会ってということだったんですけれども、ちょうど先週と今週も忙しかったので、なかなか時間が取れないんですと。木曜日にうちの秘書課から仙台市の秘書課に、そう言いました。、紙を持ってきて何か説明を受けて、知事に話をしましたという、そういう証拠作りをして、納得いきませんと。そういう話ではいつまでたっても市民、県民にクローズのままなので、来週火曜日、つまり明日ですね、市長会の要望会があるので、そのときに、マスコミも来てフルオープンの場で、市長さん方もいる前で、どうぞ遠慮なく言ってください。私も郡市長に対して言いたいことがあるので、聞きたいこともあるので、マスコミもフルオープンの場でやったほうがいいんじゃないですかと、そう伝えてくれと言ったんです。
それに対する回答はまだもらっていないんじゃないかなと思うんですけれども、私としては、木曜日の時点で私のその意思は伝えていて、決して会わないという返事をしたわけではなく、無視しているわけでもなく、私は会いましょうと、みんなの前で会いましょうと、マスコミの前で会いましょうとお話ししていますから、決して逃げていなくて、逃げも隠れもしないで堂々とやったつもりです。
それを郡さんが会おうとしない、逃げていると言うのは、明らかにうそです。うそはよくない。選挙中ですから何か誇張して話すのはいいんですけれども、私はうそはよくないと思いますね。間違っています。郡さんが秘書課の秘書課長から話を聞いていないと言われれば、そうなのかもしれませんけれども、少なくとも私は仙台市に私の意思を伝えてございます。
整理すると、19日の木曜日の段階で、フルオープンの場でやりましょうということは仙台市側には伝わっている。
秘書課長には伝わっています。
その時点で来週というのは明日ということか。
明日です。
なので、逃げも隠れもしていないということ。
していないです。しかも、マスコミのフルオープンの場で言ってください。私も郡さんに聞きたいこと、言いたいことがあるので、市長会でほかの市長さんもいる前で、カメラもある前でやりましょうと。最初私のところに来て2人だけで、マスコミを入れないでということだったんですけれども、それだと何を会話したか分かりませんし、終わった後に、納得できません、十分な回答が得られませんでしたではまた同じことの繰り返しになりますから、そうではなくて、私も言いたいことを言いますので、聞きたいこともあるので、明日堂々と皆さんのいる前でやったほうがいいんじゃないかなと思っているということです。
20日の時点で郡さんが言っていたことは、村井さんとしてはそうは言っていないということか。
ということでしょう。もしかしたら市役所の幹部が郡さんに伝えていなかったのかもしれませんけれども、でもそんなことあり得ないですよね。知事と市長の会合の話を秘書課長が黙っているわけないです。私は市長は知っていてそういう発言をされたんだなと受け止めましたからね。だから、ひどい人だなと思いました。
怒り心頭ということか。
怒ってないですけれども、ひどい人だなと冷静に受け止めました。選挙ですから、多少誇張して言うんですけれども。でも、ああやって何か逃げているみたいなこと、うそはやっぱりよくないですよね。
2点伺いたいが、1点は投票率の件で、毎度のことながら、今回、微増といいつつも40%を切るという投票率だったが、これについての受け止めと、2つ目は、女性の議員が10人ということで多くなったが、そうやって多くなっていく中で、これは議会側の話かもしれないが、議会運営というのはどういうふうにやっていくのかというのを、何か意見があれば教えてほしい。
投票率、ずっと低下傾向だったんですけれども、少しだけ、ほんの少しですけれども上がりました。選挙管理委員会、よく頑張ったなと思います。とはいえ、投票率が低かったですね。特に、私の住んでいる宮城野区は30%を切ってますから、そういった意味ではまだまだ改善の余地はあるだろうなと思っております。これは選挙管理委員会がそれを分析をして、次の選挙に向けて十分準備をしていただきたいと思います。
それから、女性が増えたことは、やはり今の社会のトレンドに合っているような気がいたします。当選された女性の議員は皆素晴らしい方ばかりですので、しっかりと県民の負託に応えるように頑張っていただきたいと思います。女性の方が増えたから県として、取り立てて何かやることがあるかということではないです。議会側からこういったことをしてくれということがあれば、それは予算をつけるといったようなことは考えますけれども、執行部側から女性が増えたので何かをやりましょうという提案をすることは、基本的にはないと思います。
先ほど知事は4病院問題の影響について、4病院の争点だけで選んでいないと思うと、あと病院問題は県全体を見れば関わっていない人も大分いるというようなお話だったが、そのお話は、知事選で4病院が公約で負託を受けたんだと言ってこの間進めてきたことと矛盾しているような気がするが、どんな考えか。
各議員は各地区の代表です。私は県の代表ですから、県の代表としてこれが一番の公約だということは、県の隅々まで行ってしゃべらなければいけない。選ばれたということは、それなりの責任がある。地域によってそれぞれ問題、課題があり、4病院に何の関心もない地域も当然あるわけですから、それぞれの県議会議員さんがそれぞれの思いを持ってお話しになればよろしいのではないかということです。
何の関心もない地域もあって、でも知事選だとそこにアナウンスしたことが県全体の公約になって、何の関心もない地域があって、県議選でそこを地盤としている候補だけではないので、県議選ではどういう結果になっても4病院問題はあまり関係ないと。
今回4病院はお金をかけないわけではない、相当なお金もかかります。病院を建て替えるのもありますし、日赤や労災にどうするのか、民間病院の精神科と言ってますけれども、これに対する支援をどうするのかといったようなことも考えていますから、県の税金を使います。県民の税金の使い道という意味では、全ての県民の理解を得なければならないということです。そこで、争点として挙げたということです。
精神医療センターに関わる県民の方は非常に少ないと思いますし、がんセンターに関わる患者さんも、がんである方も必ずしもがんセンターに行くわけではありませんけれども、でも県民の貴重な税金を使う以上は、これは大きな争点になることであれば、全ての皆さんに説明する必要があると考えたということです。もちろん県議会議員もそれをそれぞれの地区で重要なことであると思えば争点にされればいいと思いますけれども、4病院のことについて蔵王へ、あるいは気仙沼の方へその話をしたとして、投票行動につながるかというと、私はそういうふうにはならないのではないかなと思ったわけです。
ただ、知事は県議をやられていたときに考えていたことは、宮城野のことだけでは当然ないわけで、県議はもちろん地域から選ばれてはいるものの、地域代表にとどまるわけでは当然なくて、県全体のことを考えてやらなければいけない立場だと思う。そういう意味では、知事選と県議選はどこから選ばれるかという違いはもちろんあるが、仕上がりというか、結果として県全体のことを考えてくれと県民から負託されて選ばれていると意味では同じなのではないか。
候補者が何を一番重点に考えているかということだと思います。それぞれ選挙公報がありますよね。あれを全部取り寄せてご覧になっていただくと、私も全部見ていないですけれども、全ての候補者があの問題を取り上げているとは思えないです。どの候補者もそれを取り上げていなければ、共産党は取り上げているかもしれないけれども、共産党以外の人が取り上げていなければ、これはその地域の争点というふうに私はならないんじゃないかなと思います。
先ほどの郡市長との関係の確認だが、郡市長の発言が波紋を呼んだが、郡市長に申入れする予定があるかどうかということと、明日の場では実際にやり取りする予定があるのか。
これは仕切りが県ではないんですけれども、毎年やっている要望会で、終わった後、ランチになるんですけれども、これはマスコミにクローズでランチを食べるんです。通常、要望会で各市長が言って、それを私が答えて、あとはフリートーキング、フリーの質疑応答みたいな形でやるので、もう準備されていますから、最初の前半の質疑応答は従来どおりやって、後半部分は病院問題に絞って意見交換しましょうと。市長会の会長に、郡さんが私にいろいろおっしゃりたいことがあって、皆さんのいる場でやらせてもらっていいんでしょうかと言ったら、分かったということでしたので、なるべく短く質疑応答を終えて、要望会を終えて、残りの時間を郡さんとお話しして、私どもの考え方をお話しして郡さんに質問をさせていただきたいと思っているということですよ。
県議選で日本維新の会が2議席、青葉区と泉区で取ったが、私と近い部分があるという話でもあって、議会のほうでも自民党の、何というか、その発言の真意を問うということがあったが、2議席実際に獲得をして、今、維新に対するスタンスというか、どのように思っているか教えてほしい。
維新という政党は改革路線で、小さな行政体、小さな政府を目指すと、無駄をなくすということを掲げておられますので、そういった意味では同じスタンスということになると思いますが、議会でどういう質問をされるか、それぞれの議員の考え方、資質というのもあるでしょうから、これは分からないですね。どういう発言をされて、私の施策に対してどういうスタンスで臨まれるのか、やってみないと分からないと思います。もちろんその前にしっかりと県の施策を説明する機会も持ちたいと思います。
仙台市議選のときは5人全員当選して、今回も青葉と泉では取って、石巻では僅差だったが落ちて、富谷・黒川郡では広がらなかった。仙台で伸びた。郡部のほうでは取れなかったことについてはどのように考えているか。
やはりそれだけ浮動票が多いということじゃないでしょうかね。それに尽きます。
先ほどの4病院のの質問のときに、多額の税金を使うのであれば、なおさら有権者の判断に影響すると思いました。、県とはいえあくまで予算を提案する側で、議決をするのは議会側で、その役割を担う議員を選ぶのであれば地域選ではなく、これだけの予算がかかるという意味では全ての県民の判断材料になると思う。それでもやはり一つ一つの争点にはならないというのか。
これが争点だと書きたいなら遠慮なく書いてもらって結構です。私はそれを書くなということはありません。ご自由に書いていただいていいですけれども、私、県議会議員出身なので、浅野さんもいろいろ出されましたけれども、マスコミがそのたびに県議会議員に浅野県政の是非を問うとか、浅野県政のこういう政策をと言いましたけれども、私がそれを言うか言わないかというのは私の考えで、私も演説会を1日4会場ずつやったんですけれども、私の話を聞いて争点だと言われるものについて何も聞かれなかったこともたくさんあるんですよね。
当然マスコミというのはもっとマクロの目で見るので、そういう捉え方をされるなら、それで結構ですけれども、実際は地域によってこの問題に関心がある県民の方、関心のない県民の方もいる。当然選挙ですから関心のある話題をしゃべらないと票にならないので、そこは県議会議員さんが全体を見て自分の選挙にどう持っていくのかということを、戦略を立て戦術を立てて臨んでおられるということです。私は自分の経験からしても、この問題だけを争点で県民の皆さんが県議会議員を選ぶ全ての基準に、大きな基準にはなり得なかったんじゃないかなというのを持論として持っているということです。
今回、自民党の方々、現職4人、新人の方1人が落選されたが、そこの背景、要因についてはどう見ていらっしゃるか。
これは個々に違うんじゃないですかね。一概にこれが要因で落ちたということではないと思います。それぞれ個人個人理由があるんだと思います。それはちょっと私には分からないです。しかも言うべきではないと思います。
そこについては県議の経験があるが、言うことは難しいと。
言いづらいですね。落選した人の落ちた理由は。
では、逆に立憲民主党の方々が皆さん当選された。そこについてはどう見ているか。
分からない。しかも、みんな上位当選でしたよね。これはすごいことだなと思いました。なぜなのかということは、これもまた詳細に分析していないです。皆さんと同じ位まで起きていて、あまり睡眠時間も十分でないので、分析をしてないです。確かに、立憲民主党の皆さん、すごく頑張ったなと思います。どの選挙区も上位当選でしたからね。
県議を務められた経験から、どんなところが選ばれたと思うか。
分からないですね。国政と違って、県議選とか市町村議会議員選挙というのは、日頃の活動とか、一人一人の有権者の方とどうつながっているかというのが結構大きいんです。私は県議会議員のときは、結構人の家に上がってお茶を飲んだり、食事をごちそうになったりしてたんですね。知事になってから全くなくなりました。できないです、そういうことは。だから、知事選挙と県議選と結構皆さん同じように思われるんですけれども、全然違います。私の場合は一人一人の人と会ってということはできないです、あんまり規模が大き過ぎて。県議選ぐらいまではそういうことができるんですね。人の家に上がってお茶を飲んだり、一つ一つの陳情を聞いてそれを県につないだり、区役所につないだり、市役所につないだり、役場につないだりして、県の仕事でないようなこともやってあげたり、ちょっとしたお仕事を紹介してあげたりと、そういう人間関係をずっとつないでいくことによって、人とつながれていくんです。
ところが、知事はそんなことは当然、到底できないですから、その辺のところが全く違う選挙だと私は思っているので、今回これが4病院の問題だけでこういうふうになったというのは、やっぱり私の経験からしてそれはあり得ないだろうなと思っているということです。ただ、それはマスコミの皆さんがどう分析してどう捉えるかというのはご自由にお話ししていただければと思います。。
これで最後にする。そうすると、自民党の方々は、人間関係をつなぐことができなかったから落ちたのかなと思っているのか。
違います。そういうのも全体の要因の中の一つにあるということです。もちろん4病院もあったのかもしれない。地域によってはあったと思います。恐らく4病院近くの候補者はいろいろ影響を受けたんじゃないかと思います。ただ、それだけで全県の県議会議員を選ぶ選挙のファクターにはなり得なかったと思うし、日頃の活動だということでもないと思います。全てではないと思います。コロナで3年間ぐらいほとんど活動できなかったというのもあると思います。
県議選、知事選とは関係なくまだ会派の構成も決まっていないということがあるが、一般的に中間の評価と言われることもある。また、少なくとも自民党が議席を減らしているという状況で、知事の今後の県政に与える影響は全くないのか。例えば、一部で少し、何かに限らず少し強引な点があったとか、そういう指摘もあるわけで、今日、岸田さんは真摯に受け止めるみたいなコメントもしているが、知事として今後の県政の運営に今回の県議選が与える影響はどうお考えか。
先ほど言ったように、まず会派構成を見るということ。それから、会派構成が同じような人数になったとしても、増えたり少なくなったとしても、メンバーが大幅に替わっていますから、その議員の皆さんの個々の判断、発言がどうなのかということをまず見ないと、どういう影響なのかというのは分からないです。ただ、特に4病院の問題は本当に将来の宮城、将来の仙台医療圏を考えて、これは避けて通れないことだと思って信念を持ってやっておりますので、理解をしていただけるように最大限努力をしていこうと思っています。
それを反対している人たちは強引だとかおっしゃいますけれども、私としてはできるだけ丁寧に、職員にも丁寧にやっていこうと指示しておりまして、丁寧に対応しながらやっていきたいと思っています。国政は議院内閣制で、まさに総理イコール自民党ですから、選挙結果というのはまさに自民党の結果と受け止める、それは当然のことだと思いますけれども、私の場合そうではないので、直に今回の結果を受けてどうなんだと言われても、なかなか答えづらいです。
今後、まだ分析中のことだが、県政与党が議席を減らしたということについて、何かしら村井知事の県政の進め方に何かあったのではないかという分析なりは、今後はしていくということか。
その辺はちゃんと考えていかなければいけないですね。
先日、開票があった長崎4区の補欠選挙の関係で、木原防衛大臣が自民党候補の応援に行って、この候補をしっかり応援することが自衛隊員の苦労に報いることになるというような発言があった。知事は自衛隊の隊員だったこともあるし、政治家という立場で、特定の候補を応援することが自衛隊員の苦労に報いることに果たしてなるのか、自衛隊員の方たちはそういう文脈で苦労に報いますと言われて、そうだと感じるものなのか。
逆に政治家の立場として、自衛隊はもちろん国民のために働いている方たちだが、自衛隊とどういう関係でいなければいけないかという、自衛隊員のときのことと、今の政治家の視点で教えていただきたい。
コメント言えない。どういう心情でどういう空気の場でおっしゃったのか全然分からない、軽い気持ちでおっしゃったんでしょうけれども。ただ、お立場がお立場なので、社会的な影響というのはよくお考えになったほうがいいんじゃないかと思います。それこそ他山の石とさせていただきたいと思います。
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