掲載日:2023年1月6日

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宮城県知事記者会見(令和5年1月4日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】みやぎの酪農家を応援!牛乳ごくごくキャンペーンについて

村井知事

それでは、元気よく、今日はここで皆さん、乾杯をしたいと思います。乾杯で盛り上がりたいと思います。それでは、お酒を持ってきていただいて。と思ったら、残念ながら牛乳でした。

ちょっと説明すると、みやぎの酪農家を応援!牛乳ごくごくキャンペーンというのをやっております。今日はみやぎミルクレディーの皆さまにもお越しいただいております。ご協力ありがとうございます。

実は昨年の12月27日に投げ込みを行っておりますけれども、県民の皆さまへの周知のために改めてお知らせをするものであります。物価高騰の影響もありまして、酪農家の経営は非常に厳しい状況が続いておりますが、さらに年末年始は生乳、牛乳の消費量が減り、酪農家を取り巻く状況はより一層厳しいものとなっております。

そこで、宮城県産牛乳の消費促進のため、2月17日まで牛乳ごくごくキャンペーンを開催をしたいと考えております。キャンペーンの対象商品は、資料に記載のとおりでございますけれども、宮城県産牛乳で、県内の酪農家の方が搾り、県内工場で製品化された県産100%の牛乳でございます。これがキャンペーンの対象商品となります。対象商品を飲んで応募していただいた方には、仙台牛や宮城野ポーク、県産乳製品といった宮城が誇る豪華畜産物などが抽選で当たりますので、奮ってご応募いただければと思います。ぜひ宮城県産牛乳を飲んで酪農家の方々を応援していただければと思います。

それでは、早速、皆さまと一緒に乾杯をさせていただきたいと思いますので、ご準備をよろしくお願い申し上げます。よろしいですか。それでは、モニターの前ですね。

それでは、皆さん、声高らかに杯を上げていただきたいと思います。乾杯。

私からは以上でございます。

その前に、皆さん、明けましておめでとうございますと言うのを忘れていました。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

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知事の今年の漢字について

Q

近年恒例だが、今年の漢字をご用意されていると伺っているので、教えてほしい。

村井知事

分かりました。そこまで言われたら見せないわけにいかないですね。今年の漢字は、よろしいでしょうか。私が心を込めて書きました。今年の一字は交わるという字でございます。今、コロナ禍で大変な状況が続いておりますけれども、今年は恐らくコロナも落ち着いてまいりまして、多くの人がいろいろな場所で交わる、交流を持てる、そういう年にしてまいりたいと思います。

また、DXをさらに推し進めまして、県民の皆さんがDXを感じていただける、世の中が変わったなと思ってもらえるような、そういう年にしてまいりたいと思います。DXのXはまさに交わるという意味でございますので、そういう意味も込めて、今年はこの交流の「交」、交わるという字にさせていただきました。

よろしいですか。写真撮り終わりましたか。いいですか。下ろしますよ。これ、私が書きました。

Q

交流の交以外に何か込めた意味がもしあったら。交わるという字、交流していく年という話があったが、何か交流以外に込めた思いがあったら。

村井知事

DXですね。

Q

DX、交わるに関して、コロナ後を見据えたということだと思うが、そこも見据えて、何か今年、県政に込める思いがあったら伺う。

村井知事

やはり何といってもウクライナ情勢もあって物価高騰が続いておりますので、なかなか財布のひもが固くなる、そういう情勢でございます。ぜひアフターコロナは、旅行も含めて観光も含めて、多くの方が財布のひもを緩めて、そして外に出て、人と人が顔を合わせて交流できるような、そういう環境にしたいなと思っております。

今年の正月、私もちょっと外に出て見てみたんですけれども、非常ににぎわっておりましたね、どこに行きましても。だんだん世の中が元に戻ってきているなというように感じました。これを止めることなく、コロナ対策をしっかりやりながら、さらに伸ばしていきたいなと思っております。

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年末年始の新型コロナウイルス感染状況について

Q

多少それにも関連するが、年末年始のコロナの感染状況をどのように捉えているか。県の対策について何か修正する点とかがもしあったら教えてほしい。

村井知事

年末年始は受診できる医療機関が少なかったということもあり、比較的落ち着いておりました。これは検査数が絞られているからだと思います。前の週に比べて少ない状況になっておりますが、休み明け、ここからどうなるのかということをしっかり見ていかなければならないと思っております。まずは1週間、今度、土日月と三連休になりますが。それが明けた後、もう少し様子を見ていきたいなと思います。幸い、病床稼働率、高止まりではありますけれども、逼迫してにっちもさっちもいかないような状況にはなっておりませんので、このままの状況が続けばと願っております。

恐らく、集団免疫ができるまではこのような一進一退の状況が続くのではないかなと思っております。沖縄が、今日見たら、昨日の段階で700人ちょっとでした。かつての沖縄の状況から考えると、恐らく沖縄あたりは集団免疫がほぼほぼ出来上がってきているのでは、落ち着いてきているのではないかなと思います。あのようになるまでは、医療機関がパンクしないようにしながら、歯を食いしばって頑張っていくしか方法はないだろうと思っています。特段何か新たなことというのは考えていないです。

Q

今の点で2点伺う。県は年末年始の5日間にドライブスルー型の発熱外来を設置したかと思うが、その稼働状況と評価というのが1点。2点目は、今、病院の逼迫具合というのがにっちもさっちもいかないような状況にはないという言葉があったと思うが、病院として受入れ可能病床というのが90%を超えている状態だと思う。医療側からはどういった声が上がっているのか、この2点を教えてほしい。

村井知事

まず、年末年始のドライブスルーですけれども、稼働状況は非常によかったと聞いていまして、予約が取れないような状況になっていますから、100%に近かったと捉えていただいていいと思います。ただ、これは症状がある方に限定しましたので、ほぼ来られた方は8割程度は陽性になったそうです。中にはインフルエンザの方もおられたということでありますので、やはりインフルエンザもかなり流行してきていると危機感を持たなければならないと思います。

それから、受入れ可能病床数なんですけれども、これについてちょっと説明してもらえますか。

(担当課)

受入れ可能病床につきましては、年末年始も90%以上でずっと維持しておりまして、やはり引き続き逼迫した状況になっておりました。

村井知事

ただ、病床がパンクするといったような状況にはなっていないということです。ですから、この休み明けにどうなるかということをちょっと状況を見たいと思っています。

Q

依然として、高止まりしている状況ではあるけれども、ある程度許容範囲ということか。

村井知事

そうですね、はい、そういうことです。心配していた状況までは至らなかったということですね。でも、決して安心できるような状況ではないということです。

Q

コロナの関係で宮城県独自の宣言についてだが、今月中に期限を迎えるかと思う。今、年が明けたばかりで状況的に今後見ていかないといけないという言及はあったが、どのように考えているか、現時点での考えを聞かせてほしい。

村井知事

今の段階では1月15日まででしたっけ、16日までということになっていますので、もう少し様子を見させていただいてから考えたいと思います。現在、ステージを3にしている都道府県は4県出てきました。そうした他県の状況なども見ながら対応を考えたいと思っております。

Q

中国のゼロコロナ政策が緩和されて経済が活性化するのではないかという見方もある一方で、感染が拡大していて日本政府とかは警戒しているというようなことがある。知事は今のところ、どういうふうに見ているか伺う。

村井知事

中国からの水際対策につきましては、これはもうわれわれが決めることでなく国が考えることであります。国はかなり中国からの入国については慎重に対応するということにしております。これに対して中国政府はかなり反発していて、何らかの対抗措置を考えるというようなことを言っているようでありますけれども、これは日本政府の考え方は間違っていないと思いますし、他の先進国が足並みをそろえて、やはり国民の命を守るという意味で、新たな変異株が持ち込まれる可能性もありますので、慎重に対応していただきたいと思っています。政府が決めたとおりの対応を今後していきたいと思っています。今のところ、中国からの海外航路の再開ということには、まだ話は全くないようであります。中国路線の再開はまだ一つもございません。安心していただきたいと思います。

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2023年に力を入れる政策について

Q

先ほどの仕事始めの式の中でも、いろいろと今年取り組んでいくことについてお話しされていたが、改めて2023年、4月からは2023年度ということになると思うが、そこで力を入れていく政策なりを教えてほしい。

村井知事

なかなか一言でこれがということは言えませんけれども、まずは何といっても新型コロナウイルスの感染対策、それから物価高騰対策、それから震災復興、これがやはり3本の柱ということになろうかと思います。その上で、宮城の将来ビジョンの3年目に入りますので、人口減少への対応であったり、そのために少子化対策、若者の県内定着、外国人材の受入れ、こういったようなものを積極的に進めていきたいと思います。

また、皆さんが関心を寄せている4病院の再編、これも今年度中に一定の方向性が出れば、その方向性に向けてしっかりと住民の皆さまに理解が得られるようなことをしていかなければならないと思っておりますし、再生可能エネルギーにつきましても、新たな税というものを検討していますので、骨格が定まり次第、早めに県民の皆さまにお知らせをしてご理解を得られるようにしてまいりたいと思っています。

また、繰り返しになりますけれども、DXについては、ポケットサインというものを都市OSにしながら、これをベースにいろいろなアプリを活用していって、県民の皆さんの利便性を向上していきたいと思っています。これを県だけでやるのではなくて、仙台市も含めて、県内の市町村と協力をしながら一緒にやっていくということが重要だと思っていまして、積極的にDXについても取り組んでまいりたいと思っています。

いろいろな課題が次々出てくると思いますけれども、目の前にある課題だけに忙殺されるのではなくて、将来を見据えながら、将来ビジョンに定めたようなことを一つ一つ手を打っていくという年にしたいと思っています。

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県内4病院の再編について

Q

いろいろ挙げていただいたところで、4病院の話について、先般の議会の中で議員からの質問にもあったと思うが、残るところ3か月を切っている状況の中で基本合意までいくという、その議論の中で、今、どれぐらいの進ちょくの状況にあるのかということについて、その一端だけでもお聞きできればと思う。

村井知事

今の段階、まだ5合目と6合目を行ったり来たりぐらいでしょうかね。当然、4病院ともコンサルも入れていろいろ慎重に検討されていて、統合する、あるいは合築することによるメリット・デメリットというものを慎重に判断しているところです。うまくいくときは一気にいくと思いますし、うまくいかない場合もあるかもしれませんけれども、粘り強く交渉させていただいております。

Q

4病院のことでお聞きしたい。先月の議会の中で、知事の答弁の中で、今ある精神医療センターの患者さんたちのケアをどうするかという質問があった中で、知事は、日赤なり現病院、南側の病院の関係者とも話し合っていきたいというような趣旨の答弁をされて、そのとき議会でも、この答弁はどういう意味なんだとちょっとざわつきがあった。改めて、南側の病院で名取に移転する病院で何らかのケアを考えているのか、その辺の真意を教えてほしい。

村井知事

正直に申し上げると、そんな深い意味はございませんでした。いろいろな病院、この4病院の再編だけで全て物事が収まるわけではなくて、いろいろなことを考えていく中で、精神医療センターが富谷に移ることについてどうすればいいのかということを考えますという意味で言ったんですけれども、そこで日赤とがんセンターのことにちょっと絡ませてしまったのでちょっと誤解を受けてしまいました。当然、日赤とがんセンターとの中で話し合うこともあるでしょうし、それ以外の場合も当然考えていかなければならないということで、言いたかった趣旨は、患者をしっかりケアをしていけるような体制は構築していかなければならないというような意味で申し上げました。

Q

確認だが、名取に新しく造る病院に何らかの、精神科とか、精神医療センターの分院みたいなものかもしれないが、何か精神科機能を持たせるというような意味ではなかったということか。

村井知事

当然、ですからあらゆる可能性がありますので、そういう可能性もあると思いますし、話し合っていく中でそれは難しいということになるかもしれませんし、また、精神医療センターのサテライト機能みたいなものを持っていくかもしれない、どういうふうになるか、まだ全然分からないです。そういう話を当然幅広くしていかなければならないということです。あるいは、今いる患者さんを、通院するときには富谷のほうに行っていただけるような、そういう移動手段を考えるというのも一つの方法かもしれませんし、いろいろな幅広の選択肢の中で考えたいという意味で言いました。それほど深い意味はございません。幅広に考えていきたいということです。

Q

何か具体的な構想があるというわけではないということか。

村井知事

はい、そうです。幅広でいろいろ議論をさせていただいているということです。ですから、まだ今のところ、何らかのところで方針が固まってきたということでは決してないということです。

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全国統一地方選挙について

Q

今年は全国統一地方選が4月に予定されているということで、前回でもなり手不足だったりとか、若者や女性の議員のなり手不足など、いろいろな課題が浮かんだと思うが、今回、どのような課題があると知事は思っているか。

村井知事

県議選については候補者が出ないというようなことはないと思いますけれども、小さな自治体になれば、統一地方選挙でそういう自治体が出る可能性もありますよね。実際、この間、村議会議員選挙だったでしょうか、欠員になってしまって選挙にならなかったというようなことがありました。そういう課題は今後出てくるかもしれないですね。

今日、ニュースで議員休暇みたいなことを、そういうことも考えて、働きながら議員活動ができるように社会として応援すべきではないかというようなこともありましたね。そういうのも一つの方法かもしれないですよね。そうすると、マスコミの皆さんでも、中に入ってみるという可能性がありますね。そういうのが出てくるかもしれませんね。

Q

引き続き、そういう小規模自治体でのなり手不足というのは今回も出てくると考えているか。

村井知事

出てくるかもしれないですね。都道府県議会議員選挙で25%ぐらいが無投票って言っていましたね、昨日か今日のニュースでね。これは民主主義の根幹に関わる問題ですよね。

Q

新型コロナの中での地方選になるということで、ますますインターネットとかSNSの活用というのが選挙戦でも重視されるのかなと考えているところだが、知事も県議の経験があって知事にもなられているということで、県議時代にはそういったものはなくて選挙を戦われて、前回の知事選ではSNSの活用もかなり重視されていたのかなと感じたが、そういった経験を踏まえてデジタルの活用というものが議員にとってどういった重要性があるかとか、前回の知事選で実際にSNSを活用して、それがどういうふうに有権者に響いたのかとか、実際に票につながったと感じたかとか、そのあたりを聞かせてほしい。

村井知事

今までは集会をやってわざわざ足を運んでいただかなければ自分の政策を届けることができませんでした。あとは新聞の折り込み等、限られた方法しかなかったんですけれども、SNSを有効に活用できれば、本当に不特定多数の方に一気に自分の考えを知っていただくことができますので、非常に有効なツールだと思います。

前回の知事選挙でもあまり選挙運動が自由にできませんでしたので、SNSを活用していろいろ発信をいたしました。ある程度、見ていただける方が限られていましたので、そこは自分の努力不足ではなかったのかなと思っております。しかし、一定の成果はあったのではないかと思います。

Q

今回の選挙では、知事のようにデジタルを活用できた方は成果を出されたと思うが、ベテランの方だったりとか年配の方というのはなかなかそちらにシフトすることが難しい方もいらっしゃるのかなと思う。そういう部分が当落に影響する可能性とかをどのように思っているか。

村井知事

それはやはり本人の努力でしょうね。努力だと思いますね。高齢だから、インターネットできないからでは、やはりこれからの時代に対応できる政治家になれないのではないかなと私は思います。それはやはり時代のニーズに合わせてご自身がそのスキルを上げていくと、それが重要だと思います。私もそんなに得意なほうではないんですけれども、ネットでいろいろ検索をしたり発信したりぐらいはできるので、必要なことだと私は思いますけれども。ただ、うまい人、下手な人、いますけれどもね。

Q

最後に、東日本大震災の影響で宮城県議選とか仙台市議選というのは統一地方選から外れているが、議会のほうでも統一選に戻そうという動きもあったり、進んでいなかったりという状況だと思う。そういった動きを知事としてどのように見ているのかと、やはり統一選にすることの是非についてはどのように思っているか。

村井知事

まず、どう見ているのかということですけれども、これはやはり有権者の目線で見ると、投票が1回で済むことを2回も3回もやらなきゃいけないということになりますので、こういう問題というのは投票される側より投票する人の側の立場になって考えるべきだと思います。そういうことから考えると、やはり県議選が秋にあって、市議選が夏にあってということになると、有権者の皆さんは2回も投票所に行かなければなりませんので、私は今の仕組みというのが有権者にとっては不便な仕組みになっているのではないかなと思います。

(統一選にすることの)是非ですけれども、県議選と市議選を一つにするということではないでしょうか。これは簡単にはできないそうでありますけれども、一つの方法ではないかなと私は思います。

Q

少し戻らせていただきたいのだが、議員のなり手不足はこれから多分人口が減っていく中で深刻になっていくんだと思うが、今議論されているのは、どちらかというと規制を取り払うとか、自治体と取引のある会社でも一定の条件を定めて緩めるという議論が進んでいるようだが、ほかに多分、自治体の枠組みをもっと大きくするとか、議員の定数を減らすとか、もしくは議員のなり手の資格そのものを考えていく、いろいろな方法が考えられると思う。知事は今後の人口減少社会におけるこの議員の在り方、なり手不足解消、これはどういうふうにあるべきだと考えるか。

村井知事

まず、よく日本は議員の数が多過ぎるというふうに言われます。少ない人数で議会を回している国、地域もありますので、そういうのはぜひ参考にすべきだと思います。

また、諸外国では、働きながら議会活動をしている、そういうところも先進国でございますので、そういうのも参考にしながら、今の仕組みでは政治家になればなかなかほかの仕事をしながらというのはやっぱりできない、難しいですよね。そういうのができるようにする仕組みを作っていくというのも重要かもしれないですよね。もうそういう時代に入ってきているのかもしれません。

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孫休暇について

Q

孫休暇について、制度で1月から県職員も使えるということにはなったが、実際に新年早々使った人がいるのかということとか、もはや取りたいという人の声を知事は聞いているのかということと、具体的に今後どのぐらいの人に取ってほしいなという目標ではないが思いがあれば伺う。

村井知事

今日、早速、朝会った県職員が1名、孫休暇取りますと言っていました。近いうちに、数日以内に取ると言っていました。ですから、取ってみようという人が出てきたということはよかったんじゃないかなと思いますね。定年延長になりますので、孫を、初孫、2人目、3人目の孫を持つ人もだんだん増えてくると思いますから、大いに活用していただきたいと思います。

今回、併せて授業参観でしたっけ、学校等行事参加休暇か。学校の行事に参加するときに休暇を取れるように、特別休暇、つまり給料をもらいながら休めるという特別休暇ですね、これも設けました。職員組合からぜひという話もありましてそういうのも入れまして、家庭生活を円滑にしながら仕事ができるような環境というものをこれからも作っていきたいと思います。

特に目標というのはないですけれども、できるだけそういった休暇制度を有効に活用していけるようにしていきたいと思います。まずは有給休暇を全部消化しないと、特別休暇になかなか皆さんいかないんですけれども、まず有給休暇自体がなかなかみんな消化し切れていないんですよ。ですから、まず有給休暇を全部取れるような環境を作っていかなきゃいけないなと、それはやはり私の責任でもありますので、職員がまず有給休暇をしっかり取れるように、そして、その上で特別休暇も取れるようにしていく、そういう環境を作った上で、民間にもご協力をお願いしていくという、そういうふうにしていきたいなと思っています。

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県民会館隣接地の取得について

Q

県民会館の隣接地を宮城県が取得したという情報があって、その宮城県が取得した狙いを改めて伺う。

村井知事

県民会館、いずれ移転をいたします。もう移転は決まっておりますので、移転をいたします。その後、現在地の県民会館は間違いなく解体することになると思いますが、その動線も限られていて、後ろの道路が一方通行で非常に狭いということでありました。前パチンコ屋さんがあったところがなくなって、山一地所さんに所有者が替わったということでありました。山一地所さんは非常に県政に対しても協力的な会社でして、自分の会社の利益もさることながら、やはり社会全体のお役に立ちたいんだと、地元のお役に立ちたいんだという思いを強く持っておられますので、一度土地を交換をしてもらえないでしょうかとアプローチしてはどうだと職員に指示いたしまして、数年かかったんですけれども、山一地所さんのご理解をいただいて、結果的には土地を交換することになりました。

あの場所に、実は駐車場になっていたところの下に瓦礫(訂正:地下埋設物)が結構埋まっていたので、それも全部撤去してもらわなければなりませんでしたから、山一地所様には相当負担をおかけしたんですけれども、快くご協力をいただきました。ただし、あの土地を何らかの形で公的な意味で有効に活用するというお約束でありましたので、いずれ現県民会館を解体した後には、あれを一つの区画として、L字型にはなりますけれども、県民のために有効に活用したいと。それがお約束ですので、お金がないから売り払うといったようなことのないようにしてまいりたいと思います。

Q

そうすると、L字型だという話だが、周辺にはさらにいろいろな土地があるが、さらに周辺の土地を県として取得していくという考えはあるか。

村井知事

残念ながら、今のところ、まず売却するというようなお話も全くございませんので、今のところはそういう考え方までは至っておりません。

Q

土地を有効活用していくには、まちづくりの担い手の仙台市との協議も不可欠だと思うが、その辺についてはいかがか。

村井知事

前々からお話ししているように、現県民会館の土地というのは定禅寺通に面していて国分町にも近い一等地ですから、にぎわいの場所として最適な場所だと思っております。ただ、まだ現県民会館を使っていて、新しい県民会館が建ち終わってから解体ですから、10年ぐらい先の話ですので、今の段階で協議をするような、そういった段階ではないと考えております。いずれにしても、仙台市さんとよく協議をすることにはなるだろうと思いますね。

県の課題の一つとして、今まだ新しいんですけれども、中央警察署がございます。中央警察署も、いずれまた30年40年したら建て替えなきゃいけないんです。中央警察署はやはりまちの中心にないと駄目なので、仙台市さんには、お金で売ってくださいではなくて、ちゃんとした場所を確保してくださいと。新しい中央警察署になり得る場所をご提示くださいと。それと交換しましょうという話は私からさせていただいています。

Q

ちょっと私、今の最後の話、初耳だったのだが……。

村井知事

初耳ですね。初めて言いました。

Q

もうちょっと、おっしゃられる範囲で言うとどういうことに、どことどこを交換するという。

村井知事

いや、そこまで至っていないですよ。だから、仙台市として使いたいんだということであれば、仙台市としてこういうことで使いたいんだということであればですね、その土地を、例えば土地は県の土地で上は仙台市で建ててしまうと、うちは今度、30年後、40年後に中央警察署の土地がなくなってしまうので、それは困りますので、やはり新たな場所、中央警察署の新たな場所になるような場所はぜひ仙台市としてご提示いただきたいですというようなお話はさせていただいていると。

Q

それは知事から郡市長に対してしているということか。

村井知事

そうですね。

Q

それは具体的にいつ頃か。

村井知事

いや、まだまだ全然どうなるか分からないです。

Q

そのお話をされた時期。

村井知事

ああ。まあはっきりいつというのは分からないです。郡さんがそういうふうな認識を持っておられるかどうかも分からないですけれども、私はそういうつもりで市長といろいろ話はさせていただいています。

そんなに複雑に難しく考えないでください。まだ新しい県民会館がどうなるかということです。それができてから、解体してからなので、10年ぐらい先なので、私が知事であるか、郡さんが市長であるか、それも分からないような話ですので、まだまだ海のものとも山のものとも分からないと思っていてください。お正月なので、ちょっと口をすべらせてしまいました。

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地震被害想定について

Q

先月の話で恐縮だが、東日本大震災と同じ規模の地震と津波が冬の夕方に起きたときに5,498人が県内で亡くなるといった想定が出された。これに対して知事の見解と、県民に対してのこれを見ての位置づけ、まだ経済への被害の規模が出ていないところであれなのだが、知事としての所感を伺う。

村井知事

本調査では、想定される被害というものは非常に甚大だということになっていましたけれども、防災対策を講じることによって、より大きく被害を減少させることができるということも判明したと思っております。特に津波からの早期避難を行うことで多くの貴い命が救われることから、沿岸の市町と連携をしながら、避難体制の充実を図っていきたいと、このように思っています。

Q

防災対策で、被害を軽減できるという話があったが、東日本大震災で死者・行方不明者が県内で1万人を超えているが、それを下回る想定というのは、ちゃんと対策を取った上でという話につながるということか。

村井知事

はい、そうです。

Q

今回のこの想定が出たときの県内の市町からの反応は何かあったか。

村井知事

今のところ、年末に出されましたので、特に私のところには市町からの声というのは直接首長さんからは届いていないんですけれども、何か話届いていますか。担当いますか。ちょっと確認取って、あったら投げ込みします。今のところ、私のところには何も届いていないですね。

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