掲載日:2022年6月8日

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宮城県知事記者会見(令和4年6月6日)

知事定例記者会見

【知事発表項目】について、手話通訳を導入しています(原則、会見日の翌々日公開)。

【知事発表項目】「みやぎの福祉的就労施設で働く障害者官民応援団」発足式の開催について

村井知事

6月9日木曜日午前11時から、仙台市青葉区大町の「CROSS B PLUS(クロス ビー プラス)」におきまして、みやぎの福祉的就労施設で働く障害者官民応援団発足式を開催いたします。

この取組は、福祉的就労施設で働く障害者の生産活動機会を安定的かつ継続的に確保し、工賃の増加を目指すため、県内企業及び団体の賛同の下、官民応援組織を立ち上げ、地域に根差した障害者支援体制を構築するものであります。趣旨に賛同した21の企業・団体が発起人となり、応援団を発足する予定です。

発足後、加盟した各企業・団体と共に、清掃など軽作業の請負業務の発注や、社員向け施設商品カタログ販売など具体的な取組を進めてまいります。また、より多くの企業・団体に賛同いただきまして、活動内容を拡大していきたいと考えております。

当日は、賛同企業・団体の役員の方々にご出席をいただき、また、私も出席する予定としております。報道機関の皆さまは、ぜひお越しいただきまして、取材をしていただきたいと願っております。

私からは以上でございます。

記者発表資料1(PDF:325KB)

記者発表資料2(PDF:882KB)

 

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岩沼市長選挙について

Q

昨日投開票が行われた岩沼市長選で、前の市議会議長の佐藤淳一さんが当選した。この結果についての所感を聞かせてほしい。

村井知事

佐藤さんは市議会議長の経験もある方でありまして、今回、見事に当選をされました。選挙中に訴えた政策に佐藤さんも村上さんも大きな差があったとは受け取れませんでしたけれども、日頃の地道な活動などが高く評価をされたと感じております。これは岩沼市民が選んだ結果でございますので、しっかりとこれから岩沼市の発展のために佐藤新市長と力を合わせて取り組んでまいりたいと考えております。

早速、本日午前中に佐藤さんにお電話をさせていただきまして、祝意を申し上げました。これから一緒に力を合わせて頑張っていきたいと思っております。

Q

自民候補ということだったが、参院選というか国政への影響というのはどう見ているか。

村井知事

これは政党の対決ではなくて、佐藤さんが別の政党の推薦をもらったというわけでは決してありませんので、あまり影響ないのではないかなと思いますけれども。

Q

重ねてだが、宮城県は結構、県議をおやりになった方が首長になる、東松島とか大崎とか石巻とか、女川もだが、これまでずっと続いてきた流れが、選挙期間中7連勝していたというふうな話をされていたと思うが、今回、村上さん、元県議で首長になられなかったということで、ちょっと途切れたというか、事実的にはなくなったと思うが、その点に関してはいかがか。

村井知事

やはり面積が広くなる、広域になればなるほど、県議会議員というのは全ての面積の中で選挙をして当選をしなければならない。そして、市議会議員となりますと地域の地元の代表ということになりますので、どちらかというと、やはり選挙を経験している県議のほうが有利に働くというのが、これは当然のことだと思います。

今回の佐藤さんの当選は、先ほど申し上げたように、それを上回る形で岩沼市全域に根差した活動をされてきたということになるのではないかなと思います。県議だから選挙を簡単に通るというものでも決してないということだと思います。

Q

村井知事が応援した村上さんが敗れたということに関してはいかがか。

村井知事

村上さんは私も非常にお世話になっておりまして、県知事選挙に一番最初出たときも選車隊長をやっていただき、県議になってからもずっと支えてくれておりましたので、応援に行きました。通常は私1回行くか行かないかぐらいなんです、選挙いろいろなところでやっていますので。ただ、村上さんにとって、今回は、非常に厳しい選挙になるだろうと私は感じていました。選挙応援に行きましても、常にこの選挙、油断すると厳しい結果になりますよというお話をさせていただいた。厳しいということで、私3回も行ったということなんですけれども、結果的には、私が心配していたとおりの結果になったということです。

Q

何で厳しいと思ったのか。

村井知事

それは、佐藤さんが非常に一生懸命日頃から活動されているというような話を聞いておりましたし、市議会議員の方の多くが佐藤さんについたということでしたので、そういう意味ではかなり厳しい選挙になるんじゃないかなとは思っていました。

村上さんにもそのことは伝えておりましたし、村上さんも危機感を持っておられたんですけれども、結果的には佐藤さんのほうが市民の支持を得られたということになったわけです。心配していたことが現実になったということだと思っております。

Q

今回の岩沼市長選の結果では、佐藤淳一さんの得票と、それから2位、3位の得票を足したものというのがだいたい同じぐらいになるという形で、接戦と言われていたが、思ったより開いたなという印象を私自身は受けた。知事はその辺どのように思っているかということと、これと連動して県議補選も行われていて、佐藤さんと連携した同じく佐藤さんが今回当選という形になるわけだが、ただ一人会派になるとかいう話もあったりする中で、県政に与える影響についてはどのように考えるか。

村井知事

これは、今回県議会議員で当選された佐藤さんがどういうスタンスで臨まれるかによると思うので、今の段階では一人会派だというのも私は初めて聞いたので分かりませんが、ただ、佐藤新市長も佐藤新県議も、共にもともと自民党のご出身だということでありますので、それほど大きな影響はないのではないかなと思っております。ただ、当選された方がどういうスタンスで県政に臨まれるのか、それ次第だとは思いますけれども。あと、新市長とは電話を先ほどさせていただいて、これから力を合わせて頑張りましょうということはお互い話合いをさせていただきました。まだ県議の当選された方は、電話番号も分からないので連絡を取っていないような状況なんですけれども。

Q

最初に聞いたこの票というか、この結果をどのように受け止めたかという、その票差の部分を伺う。

村井知事

ごめんなさい、それに答えていなかった。そうですね、ある程度やっぱり開いたと、私も受け止めております。

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2021年宮城県合計特殊出生率について

Q

厚生労働省が先週3日に発表した合計特殊出生率で、宮城県は1.15と、全国で東京都に次いで2番目に低い数字となった。そのことについて所感をお願いしたい。

村井知事

非常に厳しい結果だったと思っております。しかも全国順位というよりも、1.20がさらに0.05ポイント下がってしまって1.15になってしまったということですね。この下がり方が非常に大きいということです。順位というのは、全体的に上がって宮城県の順位が下がるということならまだいいんですけれども、宮城県の下がり方が大きく下がって順位が昨年と同じということでございますので、この出生率の低さというのは非常にしっかりと受け止めなければならないと思っております。

未婚化、晩婚化の影響、また、新型コロナウイルスの影響などなど、言い訳は幾らでもできるんですけれども、これは結果として20年30年40年たってくるときに大きな影響となって表れてくるということで、現世代のわれわれとしては、これは将来に対して大きな影響を及ぼす数字だということもありますので、経済指標とはまた全然違う意味の重さを持った数字だと受け止めなければならないと思っております。

今年度から子ども・子育てに非常に力を入れた施策をということでやっておりますが、すぐに当然結果は出るものではありません。息の長い対策を取ることによって、これを少しでも上げていく、順位というよりも全体を底上げしていくという努力をしていかなければならないと思っております。

Q

1.15ということで、もしあればなのだが、長期的にここまで改善したいという具体的な数字を掲げて取り組む考えはあるか。

村井知事

これはやはり2.1になれば人口が減らないということなので、そうなると同世代の人口は減らないということになっていますので、2.1を目指していくということが重要だと思います。また、それがどうしても難しいのであれば、外国から人を受け入れるということを考えていく。宮城県がじゃないですけれども、国がやっぱりそういうことを考えていくような後押しをしていく。また、外国人が住みやすい環境を作っていく。こういったようなことをやっぱりやっていかなきゃいけないんでしょうね。

Q

ほかの東北と比べると0.1ポイント以上離れているが、何か宮城特有の理由があるのか。

村井知事

それが分かれば、それに対する弱いところに手を打つんですけれども、なぜ宮城だけがそんなに低いのかということが分からないんですよね。日本全体で見ると西高東低なんですよ。今回も沖縄、鹿児島、宮崎、こういったところが高くて、北海道、東北は全体として低いんですよね。それを考えると気温の差というのもあるのかなと思うんですけれども、東北の中でより宮城より寒いところのほうが高いということになれば、それが理由とも言えませんので、分からないんですよね。

Q

そこが県の進める子育て環境の整備のところにもつながってくるのかなと思うが、何かプロジェクトチームを作ったりとか、そういうのはあるか。

村井知事

保健福祉部では、今回出たデータをしっかり解析をして施策に反映させたいということを今日保健福祉部長も言っておりましたけれども、これをやればという名案があるわけではありません。また、施策を見ても、ほかの県と比べてそんなに宮城が劣っているということでもないんですよ。県民性かと言われると、割と人が入れ替わりが激しい地域なので、これが県民性ということでもないんですよ。ですから、もうとにかくこれが効果があるんじゃないか、例えば今授乳室を増やそうということでやっていますけれども、これが効果があるのではないかということを単発的ではなくてやっぱり時間をかけてしっかりとやっていって、少しずつ少しずつ結果を出すようにしていくしか方法はないだろうなと思っています。ですから、今年こういう結果だから来年一気にこれが数字が上がるということでも決してないと思います。息の長い対策を、それこそやれることをどんどんやっていくしか方法はないだろうと考えていますけれどもね。

逆に教えて。これが原因だというのが分かれば。なぜなんだろうな。分からないんだよね。東北で見ると、仙台市が、政令指定都市があるので、当然大都市になれば出生率が下がる傾向にあるということなんですけれども、じゃあ、仙台市除いて、仙台市以外の地域はどうなのかと。それもそんなに高くないんですよね。分からないんですよね。とにかくいろいろなことを次から次へとやっていくしかないですよね。

Q

少子化に端を発する様々な諸課題があると思うが、特に宮城県において、知事は何が特に少子化で問題になってくると考えるか。

村井知事

間違いなく人口減少につながって、消費につながっていくということですよね。これが、すぐにではなくて、じわじわじわと15年ぐらい先になってから今日のこの結果が出てくるということです。それに対して、今、急にばあっと人口が急激に減っているわけではありませんので、今回のコロナで消費が冷え込んだときのような危機感はみんな持たないんですよ。じわじわじわと来るのでですね。ところが、間違いなくこれから15年20年たつと、消費が物すごい勢いでどんどん減っていく。それに対して県民が危機感をまだ持っていないということですよね。

今回、上工下水のみやぎ型管理運営方式をやったのも、そういったようなことがもう見えているので早めに手を打とうということでやったんですけれども、これに対して狙った部分でないところで批判が出たりして、やっぱりまだまだ県民の皆さんにそういう危機感を持っていただけていないなというのは感じていまして、やはり宮城県のリーダーとして、少子化が人口減少につながり消費につながっていくと。宮城県はいろいろな企業誘致をしましたけれども、まだまだ第3次産業に軸足を置いた県の経済ですから、これが恐らく20年30年たってくるとすごい恐ろしい結果になってきて、コロナでいろいろなお店が営業できなくなっていってなくなったと言っていますけれども、こんなものではなくて、もっとすごい影響が恐らく20年30年たったら出てくるだろうと。これが、マスコミの皆さんも含めて全てに大きな影響を及ぼしていく。だから、私は非常に怖いですよね。

ただ、県の調査では、結婚していない方の8割が子どもは欲しいとおっしゃっているんですよね。ですから、子どもが欲しくないわけではないんですよ。子どもは欲しいけれども、結婚する相手がいない、結婚しても子どもを作って育てる自信がない、そういったところに原因があるならば、そこに手を打とうということで、AIマッチングをしてカップルができやすいような環境を作ったり、授乳室を増やしたり、あとは不妊症の治療費の助成をしたりというようなことで、やれることをどんどんどんどんやっていっているということです。今年度始めたばかりですので、もう少し結果は様子を見ていただきたいなというふうに思います。

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川崎町における関西電力の風力発電計画について

Q

再生可能エネルギーの関連で伺う。関西電力が川崎町で風力発電の計画をしていて、いろいろな地点からの眺望への影響を関電自身が予測しているのだが、蔵王の御釜の展望台からの眺望についても言及があって、影響を与える可能性があると関電自身が予測している。山形県の知事は、これも恐らく踏まえてだと思うが、それぞれの事情もやっぱり勘案しなければいけないと。蔵王は山形の観光の最も大事なところで、影響がどうなのか見ていきたいというようなことを山形の知事はおっしゃっている。村井知事はこの件についてどのようなお考えか。

村井知事

景観もありますし、環境に与える影響というのもすごく心配しております。日本全体でエネルギーは考えなければいけないんですけれども、関西電力、関西の会社が関西でなく、この東北でそういった事業をどんどん進めていくということに対しても、正直申し上げて違和感がございます。

現在、調べてみたら、風力発電や太陽光発電を山の中でやろうということでアセスの申請をしている数が風力で約300基分が今上がっているそうであります。こういったようなことがどんどん加速度的に進んでいって、そういった事業者が将来しっかりと、もちろん何でもそうですけれども、古くなったら交換をしたり元に戻さなければいけないんですけれども、撤去しなきゃいけないんですけれども、そういったようなことを責任を持ってやってくれるのかどうか。山の中ですから、簡単に撤去するというわけにいきませんので、そういった責任をしっかり負ってくれるのかどうかというようなことが、残念ながら、アセスであったり協定書などで文書で結んだだけでは、本当に果たして数十年後にしっかり責任を負ってくれるかどうかということに対して、誰しもが証明することができないわけですよね、そのときになるまでですね。そういうことを考えると、私、非常に今、心配をしております。

蔵王に限らず、川崎に限らず、今全県でそういう動きが出ていますので、せっかくここまで先人が育ててきた山の環境が失われてしまう。また、木は二酸化炭素の吸収源になるわけですから、電力を生み出すために二酸化炭素を出さないという大名目があったとしても、逆に木を切ることによって二酸化炭素の吸収源が減っていくということにもなりますから、これは平地で造るものとまた意味合いが違ってくるということはしっかりと受け止めて、よく考えていく必要はあるだろうなと思っています。

Q

今の関連で、ちょっと大きい状況、見解を伺いたいのだが、再生可能エネルギーの固定買取制度が始まって10年になる。福島第一の事故を受けてスタートしたわけだが、そこの制度に何か難があるのか、それとも何か別の要因があるのか。こういった摩擦が起きていることの背景をどのように捉えているか。

村井知事

もちろんしっかりとした審査をしています。アセスを受けて、林地開発許可を受けて、必要な手続を取ってやっているんですけれども、仮に住民の皆さんが反対をしたとしても、今言ったように、仮に蔵王からの景観に問題があるということになってしまって、審査できない部分での影響というものが顕在化するということがある程度分かっていたとしても、それを今は法で止めることができないようになっている。平野部に造るのと海の中に造るのと山の中に造るのでは、やっぱり私は違うと思います。先ほども言ったように、山の木は二酸化炭素を吸収してくれるという非常に大きな役割を果たしている。それをどんどんどんどん開発を進めていくということ対して一方的に後押しをするというのはいかがなものだろうかと私は感じていますけれどもね。だから、そういう意味では、法整備等が十分だとは私は思いません。

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外国人観光客の受け入れについて

Q

政府のほうで今月の10日からパッケージツアーの外国人の受入れを制限つきだが開始するという話があったかと思う。これに対して、新千歳と那覇空港でも国際線の受入れを6月中に再開するという話があったが、県内の観光事業者のほうからもそういった外国人が入ってくるのが宮城県は遅いんじゃないかみたいな話が聞こえてきていて、早くても秋口なのではないかという話を聞いたりもするのだが、そのあたり、仙台国際空港に関しては国際線の受入れの見通しが立っているのか、もしくは何か国のほうに要望しているようなことがあるのか、そのあたりを教えてほしい。

村井知事

先般、総理が、取材を受けた際に総理の口からは、那覇、札幌と、あと仙台空港のような地方空港でもと具体的に仙台空港という名前を出していただきました。外国人の観光客の受入れの準備を始めたらいいというような発言があったわけです。それで、仙台空港も早速今準備に入っております。県も仙台空港と一緒になってエアラインの再開等に向けて汗を流しているということです。お互い話合いをしている最中であります。

この間、総理に直接、全高速の会長をやっているので、要望書を持っていったときに、総理に御礼を言いました。仙台空港の具体的な名前を出していただきましてありがとうございますと御礼を申し上げました。

Q

具体的にこの場で何か、要望している時期だったりとか、そのあたりは話せそうか。

村井知事

これは宮城県が決めることではないのですが、なるべく早いほうがいいとは思っております。当然、エアラインの、相手のあることなのでですね。ただ、非常に関心を持っていて、チャーターでもいいから、まず早く出したいというお考えを持っている会社が多いみたいですよ。ですから、意外とスムーズにいくんじゃないでしょうかね。

Q

一方で、県民の感情的には感染リスクというところもやはり懸念される部分もあるかと思うが、そのあたり、知事としては感染のリスクという部分への懸念と、あとは観光業の復活という部分と、どちらのほうを重視という言い方はなかなか難しいと思うが、どのように考えながら進めていく方針か。

村井知事

これは両方大切ですよね。ですから、誰でもどうぞというわけではなくて、決められた地域の方、そして国の方、そして決められたルールで入ってきていただくということになると思います。ほかの空港と同じ扱いになるということですね。

Q

コロナということで関連で聞かせていただきたいのだが、ゴールデンウイークから1か月目あたりの時間がたったが、ここまでの感染状況について、改めて知事の所感を。

村井知事

だいぶ落ち着いてきましたよね。ずっと見ているんですけれども、東京と同じ結果になっていくんですね。東京が増えるとだんだん宮城も増えていって、減ったら減っていくということで、宮城もずっと前の週の同じ曜日に比べると8割、7割ぐらいで、ずっと減ってきておりますので、やはりワクチンの接種の効果がだんだん出てきているのじゃないかなと思います。しっかりと4回目の接種、3回目までの接種をしっかりとやることによって、より感染を抑えていきたいなと思っています。

Q

知事が先ほど言っていたように、2日に官邸で総理と10分ほど会われたと思うが、先ほど仙台空港の名前を出していただいてありがとうございましたということに対しての総理のご返答とか、あるいは宮城のことについて何か話題に上ったことなどあったか。

村井知事

宮城しっかり頑張っているので宮城の具体的な名前を出しましたと。しっかり準備して、いつでも再開できるようにしていてくださいねというようなお話でしたね。

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JR東日本のローカル線収支の年内公表について

Q

JRのローカル線の見直しのことで改めて伺いたい。今、知事ご存じのように、ローカル線の見直しは先に西のほうで始まって、JR西日本に続いてさらに東日本も先例踏襲して年内にも出すと言っている。知事も先日、市町村長会議でも国としっかり協議していくと述べていたが、スタンスとして、JRのそういう自主性とか県民の感情とかいろいろ観点があろうかと思うが、どこに軸足を置いて今後県として対応していこうと考えているか。

村井知事

どこに軸足を置くのかと言われると、これはやはり周辺の自治体の皆さんとよく意見交換をいたしまして、どういう支援ができるのか、どこまでJRさんに頑張ってもらいたいのかといったようなことを伝えていく、そこに力を入れていくということになります。

先々週もお話ししましたけれども、JRさんは民間の企業でありまして、当然、株主がたくさんいるわけですから、赤字を垂れ流してというわけにはいかないということです。しかし、同時に非常に公共性の高い事業ですから、採算だけを見てどんどん赤字路線を切り捨てていくというのも、これはやはり地元の首長として簡単に分かりましたと言うわけにはないかないということです。

国もこの問題に対して非常に危機感を持っています。先ほど言ったように、これから人口がどんどん減っていくということが、当然ですけれども、赤字路線が急に黒字になることは考えづらい。より厳しくなっていくということですから、その中でどう支えていくのか。支え切れないんだったらば、代替の方法、他の方法をどうやって生み出していくのか。それを国と自治体と別の民間会社、JRさんも含めて民間会社さんで、どういうふうなシステム、仕組みを作っていくのか。これは早めに私は協議をするということが重要だと思います。反対だ、反対だと言って後ろ指さしているだけでは改善しなくて、より厳しくなっていくと。ある日突然ぱたっとなくなってしまうということになりますので、どうやって住民の皆さんの足を確保していくのかということを代替手段も含めてしっかりと考えていく。そして、自治体も、反対だけ言うのではなくて、住民の皆さんとよく協議をして、住民の皆さんに納得していただき、JR側にも納得していただけるような方法を考えていくというのが私は重要なことだと思うんですけれどもね。反対だ、反対だと言うのは簡単なんですけれども、それだけでは駄目だろうと私は思います。

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「GoToトラベル」再開検討に伴う県の対応について

Q

政府がGoToを来月にも再開ということを検討しているという話もちょっと出ているが、改めて、その検討状況に対する知事の受け止めと、宮城の県民割、今やられているが、ずっと延長してきたが、それを再開するまで続けるのかどうかということも含めて伺う。

村井知事

私は、県民の皆さんといろいろお話ししておりまして、GoTo再開して、できれば全国規模で動きたいという思いを持っている方たくさんおられますので、再開していいんじゃないかなと思います。ずっと今、患者が出ているといえ、ずっと収まっておりますので、私は再開してもいいんじゃないかなというふうに思っています。

取りあえず6月いっぱいまでということになっていますが、その先については県が決めることではなくて、国の財源を使いますので、国が認めるか認めないかということでありますので、GoToが始まるということになって、それまでの間に隙間が出ないように、できれば全部埋め切りたいなという思いは持っております。財源に余裕がある限りですけれども。

Q

GoToと一緒に、改めて県の補助で別のものをやるという、そういう検討は今はしていないのか。

村井知事

それはしていません。

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広報課企画報道班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-2281

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