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記者発表資料 |
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令和5年12月27日 自然保護課野生生物保護班 担当:仁木 電話:022-211-2673 |
10月23日(月曜日)から宮城県内全域に「クマ出没警報」を発し、12月31日(日曜日)までを警報期間としておりましたが、ツキノワグマ目撃等情報が減少傾向にあり、人身被害も発生していないことから、警報を解除します。
しかし、冬季のクマ出没シーズンでは、「平年より出没が多い見込み」としたほか、例年に比べ、12月の目撃等情報が多く寄せられるなど、人身被害の発生が懸念されることから、令和6年1月31日(水曜日)まで「クマ出没注意報」を発出します。引き続き、クマへの注意と警戒をお願いします。
これからの時期は、初詣や御来光等の年末年始の諸行事のため、県民の皆様だけでなく、他県から帰省される方も含め、人が里山などのクマの生息域に近づく機会が増えることが予想されます。
また、気象庁では、12月下旬から向こう1か月の天候について、「平均気温が高い見込み」と発表しているため、1月中は例年よりも外出しやすい環境になると考えられます。
冬ごもり中のクマは完全に寝ているわけではなく、時折目覚め、巣穴周辺を徘徊することがあります。朝夕の行動を避ける・クマ鈴やラジオを鳴らす・多人数で行動する・ゴミは必ず持ち帰るなどの基本的な対策をとるとともに、冬ごもりをするからと油断せず、ツキノワグマと遭遇しにくい対策をとって注意して行動しましょう。
ツキノワグマの生態や出没情報については,県のホームページをご覧ください。
【参考】
県内の今年度のクマ目撃等情報は12月26日時点で1,290件となっており、12月の目撃等情報は65件と、過去の12月平均と比べても非常に多く報告されています。また、人身被害は今年度3件発生しています。
年度 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
目撃等 件数 |
904件 | 504件 | 1,642件 | 880件 | 1,035件 | 883件 | 1,280件 | 680件 | 549件 | 1,290件 |
人身被害 |
4件 |
1件 |
6件 |
3件 |
1件 |
6件 |
1件 |
2件 |
5件 |
3件 (3人) |
(令和5年度の出没件数は、令和5年12月26日公開時点)
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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