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記者発表資料 |
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令和5年11月18日 自然保護課野生生物保護班 担当:仁木 電話:022-211-2673 |
11月17日(金曜日)午後9時10分頃、加美郡色麻町小栗山五輪地内において、物音を確認しようと自宅前の町道に出た70代の男性が、ツキノワグマ(体長約1メートル)と遭遇し、逃げようとした際に、顔や腕など上半身を負傷する人身被害が発生しました。
今回の事故は、ツキノワグマの行動が活発になる暗い時間帯に遭遇してしまったものです。このような時間帯に建物等の外へ出る際は、前もって窓から様子を確認したり、複数人で確認するなど慎重に行動しましょう。
現在、周辺地域において、町による住民への防災無線や自治会への連絡による注意喚起及び捕獲に向けたわなの設置を準備しているほか、警察による巡回パトロールと広報活動を実施しています。
県では、11月6日にクマ出没警報を11月30日まで延長すると発出していました。
県に寄せられた今年度のツキノワグマ目撃等情報は、11月16日時点では前年度の約倍となる1,045件(前年度同期520件)となっており、県内では3件目の人身被害となりました(前年度は5件7人)。
ツキノワグマは、例年であれば冬ごもりに入る時期ですが、今なお県内各地で目撃等情報が寄せられており、多くの食べ物を求めて活発に動き回り、行動範囲も広がっている状況にあります。
ツキノワグマに遭遇したときは、急な動作をするとツキノワグマを刺激し襲われる可能性が高いので、落ち着いて、静かに背中を見せないよう離れましょう。
もし、ツキノワグマに襲われたら、地面に腹ばいになり、両手で首の後ろをガードして首や頭など致命傷となりやすい場所を守りましょう。
ツキノワグマの生態や出没情報については,県のホームページをご覧ください。
【参考】
年度 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 |
目撃等 件数 |
904件 | 504件 | 1,642件 | 880件 | 1,035件 | 883件 | 1,280件 | 680件 | 549件 | 1,045件 |
人身被害 |
4件 |
1件 |
6件 |
3件 |
1件 |
6件 |
1件 |
2件 |
5件 |
3件 (3人) |
(令和5年度の出没件数は,令和5年11月16日現在)
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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