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掲載日:2023年6月18日

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ツキノワグマによる人身被害が発生しました!宮城県クマ出没警報を発します!(自然保護課)

記者発表資料
令和5年6月18日
自然保護課野生生物保護班
担当:仁木・大山
電話:022-211-2673

ツキノワグマによる人身被害が発生しました!
宮城県クマ出没警報を発します!

6月18日(日曜日)午前5時40分頃、加美郡加美町鹿原地内の山林において、野鳥観察中の20代の男性が、ツキノワグマ(体長約1メートル)と遭遇し、腕や顔を負傷する人身被害が発生しました。

本件は、6月10日に今年度初の人身被害が発生したため、ツキノワグマ出没注意報を発しましたが、立て続けに発生したことから、県内全域に警報を発することとします。

県に寄せられた今年度のツキノワグマ目撃等情報は、6月18日時点で160件(前年度同期196件)となっており、県内で2週続けて2件目の人身被害となりました。(前年度5件7人)
また、東北各県でも、同様の人身事故が多発しています。

県では、今シーズン個体数が増加していることを予測し、3月に「クマ出没シーズン予報」を行いましたが、特に餌の少なくなる夏の時期は、食べ物を求めて行動範囲が広がります。
今回の事故では、ツキノワグマの行動が活発になる朝夕の時間帯に山林内で遭遇してしまったことによるものであり、目撃情報や人身被害のあった地域では、朝夕の時間帯や単独行動を避け、クマ鈴やラジオをつけるなど十分な対策をとって注意して行動しましょう。

山林内でツキノワグマに遭遇したときは、急な動作をするとツキノワグマを刺激し襲われる可能性が高いので、落ち着いて、静かに背中をみせないよう離れましょう。
もし、ツキノワグマに襲われたら、地面に腹ばいになり、両手で首の後ろをガードして首や頭を守りましょう。リュックなどを背負っていれば背中は守られます。

 

ツキノワグマの生態や出没情報については,県のホームページをご覧ください。

【参考】

年度 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3 R4 R5
目撃等
件数
904件 504件 1,642件 880件 1,035件 883件 1,280件 680件 549件 160件

人身被害
件数

4件
(4人)

1件
(1人)

6件
(6人)

3件
(3人)

1件
(1人)

6件
(6人)

1件
(1人)

2件
(2人)

5件
(7人)

2件
(2人)

(令和5年度の出没件数は,令和5年6月18日現在)

※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。

お問い合わせ先

自然保護課野生生物保護班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 13階北側

電話番号:022-211-2673

ファックス番号:022-211-2693

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