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掲載日:2023年6月11日

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ツキノワグマによる人身被害が発生しました!宮城県クマ出没注意報を発します!(自然保護課)

記者発表資料
令和5年6月11日
自然保護課野生生物保護班
担当:仁木・洞口
電話:022-211-2673

ツキノワグマによる人身被害が発生しました!
宮城県クマ出没注意報を発します!

6月10日(土曜日)午後0時50分頃、大崎市鳴子温泉末沢地内の山林において、畑作業中の60代の男性が、ツキノワグマ(体長約1.5メートル)と遭遇し、右足を負傷する人身被害が発生しました。

本件は、民家のない山林内で偶発的にツキノワグマと遭遇し怪我を負ったものであり、ツキノワグマもすぐに山奥へ逃げた模様です。人身被害が発生したことから、県内全域に注意報を発します。引き続き、なお一層の注意と警戒をお願いします。

県に寄せられた今年度のツキノワグマ目撃等情報は、6月11日時点で133件(前年度同期173件)となっており、今年度、県内で初めての人身被害となりました。(前年度5件7人)
また、隣接県(岩手県・秋田県・山形県)でも同様の人身事故が多発しています。

県では、今シーズン個体数が増加していることを予測し、3月に「クマ出没シーズン予報」を行いましたが、特に餌の少なくなる夏の時期は、食べ物を求めて行動範囲が広がります。目撃情報や人身被害のあった地域には不用意に近づかないことや、ツキノワグマの行動が活発になる朝夕の時間帯を避け、移動の際はクマ鈴やラジオをつけるなどの対策を講じながら行動しましょう。

今回のように、山林内でツキノワグマに遭遇したときは、急な動作をするとツキノワグマを刺激し襲われる可能性が高いので、落ち着いて、静かに背中をみせないよう離れましょう。

もし、ツキノワグマに襲われたら、地面に腹ばいになり、両手で首の後ろをガードして首や頭を守りましょう。リュックなどを背負っていれば背中は守られます。

 

ツキノワグマの生態や出没情報については,県のホームページをご覧ください。

【参考】

年度 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3 R4 R5
目撃等
件数
904件 504件 1,642件 880件 1,035件 883件 1,280件 680件 549件 133件

人身被害
件数

4件
(4人)

1件
(1人)

6件
(6人)

3件
(3人)

1件
(1人)

6件
(6人)

1件
(1人)

2件
(2人)

5件
(7人)

1件
(1件)

(令和5年度の出没件数は,令和5年6月11日現在)

※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。

お問い合わせ先

自然保護課野生生物保護班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 13階北側

電話番号:022-211-2673

ファックス番号:022-211-2693

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