林産物の出荷制限解除について(林業振興課)
記者発表資料 |
令和2年4月15日 林業振興課地域林業振興班 担当:佐藤,工藤 電話:022-211-2914 |
林産物の出荷制限解除について(丸森町「ぜんまい(栽培のものに限る)」)
令和2年4月15日,原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)から,下記のとおり出荷制限の解除について指示がありましたのでお知らせします。
1 出荷制限解除の対象
平成24年5月11日付けで原子力災害対策本部長(内閣総理大臣)から,出荷制限指示※が出されていた丸森町のぜんまい。※放射性セシウム(300Bq/kg)検出
2 経過
- (1)解除の対象となる生産者1名は,昭和61年頃から自宅裏で採取したぜんまい(種株(たねかぶ))を,田畑の畦部(圃場)に移植し栽培してきた。
- (2)出荷制限指示後から,地表堆積物の場外への除去や塩化カリウムを散布するなど,解除に向け栽培管理を徹底したところ,平成30年春及び令和元年春に採取した検体を検査した結果,食品の基準値(100Bq/kg)を大幅に下回る,平均値7.6Bq/kg(最大値9.4Bq/kg)であった。
3 解除後の出荷管理及び検査等
- (1)生産者は県の認証登録を受けて出荷を開始する。
- (2)出荷物には品目,栽培地,収穫日,生産者の住所及び氏名を明示し,登録先の販売施設(近隣の直売所,道の駅等)に限定して販売する。
- (3)県は販売施設に対して登録者情報を周知するとともに,丸森町と連携して巡回指導及び監視を実施する。
- (4)県による検査は,出荷前に1検体以上実施し,併せて出荷期間中に毎週1検体以上実施して安全性を確認する。
4 参考
- (1)出荷制限と解除の状況
これまで気仙沼市,大崎市,丸森町でぜんまいの出荷制限が指示されていたが,今回,丸森町のぜんまい(栽培のもの)が解除されたもの。
- (2)出荷制限解除の仕組み
市町村又は旧市町村単位で出荷制限解除の申請を行い,制限解除が指示される。
※令和2年4月15日現在の宮城県内の林産物の出荷制限等の状況については,別紙「林産物の出荷制限及び出荷自粛の状況」のとおりです。
林産物の出荷制限及び自粛等の状況(PDF:109KB)
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。