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記者発表資料 |
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令和6年1月30日 【東北大学病院】 担当:広報室 電話:022-717-8032 【宮城県保健福祉部疾病・感染症対策課】 担当:高橋、野村 電話:022-211-2636 |
東北大学病院と宮城県は、県内の難病診療ネットワークの構築※に向けた取り組みとして、患者数の多い指定難病である潰瘍性大腸炎及びクローン病といった炎症性腸疾患(以下「IBD」という。)の病診連携促進のため、令和6年1月30日に炎症性腸疾患(IBD)医師専用ダイヤル「みやぎIBDホットライン」を開設します。
みやぎIBDホットラインは、IBDを診療している宮城県内の医師を対象として、悪化したIBD患者の高次医療施設への紹介をスムーズに行うためのサポート体制です。
※難病診療ネットワーク:難病について、できる限り早期に正しい診断ができ、診断後はより身近な医療機関で適切な医療を受けることができる体制と安心して在宅療養できるよう医療・保健・福祉が連携した在宅療養支援体制
IBDはクローン病 (CD)と潰瘍性大腸炎 (UC)に大別され、消化管に慢性的な炎症を引き起こす原因不明の疾患で、国の指定難病です。
元々米国やヨーロッパなどの欧米に多い病気でしたが、近年は日本でもIBD患者数が増加しており、20万人以上の患者が国内にいるとされています。
国内
県内
患者数増加に伴い、大学病院などのIBD専門高次施設以外の診療所 (かかりつけ医)でもIBD患者を診療する機会が増えています。
しかし、IBDは突然病状が悪化する事もあり、緊急入院や手術が必要となることもあります。
そのような際はIBD専門高次施設に紹介する必要がありますが、施設によって受け入れ可能な症例が異なっているため、適切な紹介先を探すことは容易ではありません。
そのため、かかりつけ医の先生方がIBD専門医へ迅速に相談できる体制の構築が必要であると考え、東北大学病院と宮城県が新たな取り組みとして「みやぎIBDホットライン」を開設します。
「みやぎIBDホットライン」は、増悪したIBD患者への迅速な対応を可能にするため、東北大学病院消化器内科(診療科長:正宗淳 教授)に設けられた医師専用の相談電話窓口です。
この窓口では、かかりつけ医の先生方が適切な紹介先病院を迅速に見つけるお手伝いをします。
令和6年1月30日
東北大学病院消化器内科
月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで
窓口を一本化し、複数の高次施設への問い合わせを繰り返す必要がありません。
かかりつけ医の先生方が増悪したIBD患者に関する紹介先を直接東北大学のIBD専門医に相談できます。
外科治療が必要な病態の場合は外科の受け入れ可否も併せて検討します。
宮城県内のIBD専門高次施設 (東北大学病院、仙台医療センター、東北労災病院、東北医科薬科大学病院)で連携し、情報共有や診療先選定をスムーズに行えるようにします。
図のように、IBDホットラインはかかりつけ医の先生方とIBD専門高次施設との架け橋となり、増悪したIBD患者に対して最適な施設を紹介します。
記者発表資料(PDF:935KB)(別ウィンドウで開きます)
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※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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