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記者発表資料 |
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記者発表資料 令和6年8月22日 教育庁文化財課保存活用班 担当:相澤・生田 電話:022-211-3683 |
令和6年8月22日、宮城県文化財保護審議会(会長:永井康雄)は、宮城県教育委員会に下記の文化財を県指定文化財に指定するよう答申したので、お知らせします。
類聚三代格(抄本)1冊
宮城県仙台市青葉区川内27-1(東北大学附属図書館)
類聚三代格は、律令国家が編纂した法令集のひとつです。格とは、律令(当時の法律)を補う規則のことで、9~10世紀の間に3つの格が編纂されました(これを「三代の格」とよんでいます)。11世紀になると、これらを内容ごとに整理しなおした類聚三代格(「類聚」とは種類ごとに集めるという意味です)が編まれました。
今回指定される「類聚三代格(抄本)」は、東北大学附属図書館が所蔵するコレクション「狩野文庫」のなかの1冊です。最大の価値は、これまで各地に伝わっている類聚三代格では知ることができなかった欠失部分を知ることができる唯一の写本であることです。また、陸奥国の制度や多賀城に置かれた鎮守府に関することも書写されており、本県の古代史を読み解くうえで重要な史料であると言えます。
本書は、古代史研究の一級史料である類聚三代格の復原には欠かすことのできない唯一無二の資料です。
類聚三代格巻四の冒頭部分(国文学研究資料館 国書データベースより)
※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。
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