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前谷地ふるさと保全会広域協定は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市前谷地地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、前谷地小学校と連携した啓発活動を展開しています。
7月16日、石巻市立前谷地小学校5年生17名を対象に、出前講座が開催されました。
はじめ出席者の紹介の後、前谷地ふるさと保全会広域協定藤原会長から「以前行った田植えに関係するお話があるのでよく聞いて勉強してほしい」と開会のあいさつをいただきました。
(開会挨拶の様子)
その後、4つの出前講座を行いました。
(出前講座の様子)
1つ目の講座は河南矢本土地改良区より「農業水利施設が持つ役割について」説明がありました。
田んぼ1アール当たり1日に2,000リットルの水を使用していることや、前谷地の水は旧北上川から和渕揚水機場から前谷地揚水機場を通り田んぼへ届き、笈入排水機場を通り、旧北上川へと流れていくことを学習しました。
2つ目は当部から「農業・農村が持つ多面的機能について」説明を行いました。「田んぼダム」の取組などの洪水を防ぐはたらき、自然環境を守るはたらきなどについて説明を行いました。
3つ目は当部より「田んぼや水路にすむ生き物について」説明しました。
過去石巻管内で採取した生き物の写真から田んぼや水路にどのような生き物が住んでいるか、アメリカザリガニ等の特定外来生物をどのように扱うべきかを説明しました。
4つ目は河南矢本土地改良区より「水質検査について」説明がありました。
水の中の有機物の量を測ることができる、COD検査キットや水素イオン指数を
測るPH検査キットを児童全員へ配布し、使用方法について説明がありました。
出前講座の後には、児童から感想発表がありました。
(感想発表の様子)
「1日で田んぼの水が2,000リットル使われていることに驚いた」、「田んぼの様々な役割を知り、田んぼを維持している農家の人はすごいと感じた」、「普段の授業で知ることができないことを知れてとても勉強になった」等といった感想がありました。
最後に、前谷地ふるさと保全会広域協定橋本副会長より「お話を熱心に聞いてくれて嬉しく思う。夏休みが始まり水辺で遊ぶ際や水質検査を行う際には大人と一緒に行ってほしい」と閉会の挨拶があり、今回の出前講座は終了となりました。
(閉会挨拶の様子)
出前講座によって農業・農村に関わる知識を広め、田んぼや水路にすんでいる生き物を知ることで農業・農村をとりまく環境について実感できる田んぼの学校となりました。
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