ここから本文です。

田んぼの学校2022 前谷地小学校

「田んぼの学校 記事一覧」はこちら

前谷地ふるさと保全会は,多面的機能支払交付金を活用して,石巻市前谷地地区の農村環境保全活動に取り組んでおり,活動の一環として前谷地小学校と連携した啓発活動を展開しています。

令和4年7月15日 出前講座

7月15日,前谷地小学校5年生25名を対象に出前講座が開催されました。

例年,この出前講座と併せて,小学校付近の水路での水質調査と生き物調査も同日に開催されていますが,今年度は天候の都合で中止となりました。

 

会のはじめに,前谷地ふるさと保全会の佐藤会長より,「今日は生き物調査が行えず残念だが,用水路等の仕組みについて勉強をして欲しい」といった挨拶がありました。

(佐藤会長からの挨拶の様子)

 

今回は2つの出前講座を行いました。

まず1つ目は「農業水利施設が持つ役割について」で,河南矢本土地改良区より,1日で田んぼ1アールあたり約2,000リットルもの水を使用することや,前谷地の田んぼの水は旧北上川から揚水機場で汲み上げられたのち,用水路を通って田んぼへ運ばれ,そして排水路を通って排水機場から旧北上川へ戻っていくということなどについて解説がありました。

児童たちはクイズに答えながら,田んぼの水の流れについて理解を深めていました。

 

(左:講座の様子,右:クイズに挙手して回答する児童たち)

 

2つ目の講座は「農業・農村の持つ多面的機能」についての講座です。当部より,農業・農村には作物を育てるだけでなく,洪水等の災害を防ぐ,生き物を育てる,美しい風景をつくるといった多面的な機能を持っているということについて説明を行いました。

また,中止になった生き物調査の代わりに,これまで石巻市内の水路等で採取された魚やカエルなどを,写真や動画を用いて紹介しました。

 

(左:講座の様子,右:講座を受ける児童たち)

 

出前講座後,河南矢本地区管理体制整備推進協議会からの記念品として「田んぼの生きもの識別図鑑」やシャープペンシルなどが児童たちに贈呈されました。

(記念品の贈呈の様子)

 

最後に,前谷地ふるさと保全会の門間副会長から,「生き物調査を実施する予定だった場所で草刈りをした際に,ナマズやコイなどの生き物がいたので,機会があれば今回実施できなかった生き物調査を行いたい」と閉会の挨拶があり,出前講座は終了しました。

(門間副会長からの挨拶の様子)

 

児童の皆さんからは,「農業によって,人々の環境や暮らしが豊かになるのだと思った」,「農業が美しい風景をつくる機能を持っているということが理解できた」といった声が聞かれました。

今回の出前講座は児童たちにとって,身近な農村環境について理解を深める機会となりました。

 

「田んぼの学校 記事一覧」はこちら

お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は