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北村ふるさと保全会は多面的機能支払交付金を活用して、石巻市北村地区の農村環境保全活動に取り組んでおり、活動の一環として、北村小学校と連携した啓発活動を展開しています。
6月5日、石巻市立北村小学校5年生7名を対象に、出前講座が開催されました。
はじめに、北村ふるさと保全会の勝又会長からあいさつがあり、その後3つの出前講座を実施しました。
(開会のあいさつ)
1つ目の講座では、「昔」の稲作について、資料を基にお話しいただきました。昔の稲作は牛や馬、また様々な道具を使っての手作業での作業が多くあった一方、今の稲作は基盤整備を行った広い田で機械を使って作業を行っていることを学びました。
2つ目の講座では、1日に田んぼ1アールで2,000リットルもの水を使用していることや、北村の田の水は旧北上川から和渕揚水機場と前谷地揚水機場を通って田に届き、広渕排水機場を通って定川に流れていくことについて学習しました。
3つ目の講座では、田んぼは作物を作る機能を持つほか、洪水を防ぐ、土砂崩れを防ぐ、生き物を育てるなどの多面的な機能を持っているということを当部より説明しました。
(出前講座の様子)
続いて、学校ちかくの水路での生き物調査が行われました。
河南矢本土地改良区から網の使い方を説明したあと、実際に水路での生き物調査を行いました。
(水路での生き物採取の様子)
数十分ほど採取を行い、その後、採取した生き物の紹介と観察を行いました。
(生き物を紹介する様子)
今回の調査ではオタマジャクシ、エビ、ドジョウ、ヤゴなども確認できました。
(左上:オタマジャクシ、右上:エビ、左下:ヤゴ、右下:ドジョウなど)
調査を終え、児童からは実際の生き物調査を通じて、「身近な自然のことについて知れてよかった」と感想発表がありました。
最後に、北村ふるさと保全会の高橋良昭副会長から閉会のあいさつを頂き、今回の田んぼの学校は終了しました。
講座によって農業・農村にかかる知識を広め、生き物調査等によって農業・農村をとりまく環境について実感できる田んぼの学校となりました。
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