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県営造成施設管理体制整備促進事業「東松島地区」では,農業・農村の有する多面的機能や農業水利施設のはたらき等について啓発活動を実施しています。
この啓発活動の一環として,令和2年7月3日,鳴瀬桜華小学校5年生47名を対象として「生き物調査」を実施しました。
鳴瀬土地改良区職員より,田んぼに棲む生き物を紹介しました。
子供たちに写真を見せると,子供たちは元気いっぱいに生き物の名前を答えてくれました。
また,同職員から,農業・農村の有するいろいろなはたらき(多面的機能)についても説明しました。
▲鳴瀬土地改良区職員によるお話の様子
続いて,生き物調査を行いました。
「生き物調査」は,田んぼに隣接した水路で実際に生き物を採取し,どのような生き物が生息しているか学習するものです。
▲生き物調査を行った水路
まず,当部職員より生き物の採取方法について解説しました。
生き物を採取するときは,網を立てて,長靴で泥や水とともに網に追い込むようにするとよいです。
また,生き物は日陰になったところや水の滞留したところに多く生息しているので,そのような場所を狙って採取すると沢山の生き物を採取できることが多いです。
▲当部職員による生き物採取方法の解説
説明後は,児童たちに網を配り,実際に生き物を採取しました。
児童たちは歓声を上げながら水路に入り,生き物を採取してゆきました。
▲生き物調査の様子
前日が雨天だったこともあり今回は沢山の生き物を採取することができ,地域の豊かな自然を実感できる調査となりました。
▲(左)児童が採取したアメリカザリガニ(右)児童が採取したタナゴ
▲(左)児童が採取したドジョウ(右)児童が採取したニホンアカガエル
隣接したほ場では稲が青々と茂り,初夏の訪れを感じさせられます。
あたたかな初夏の陽ざしのなか網をもって駆け回った体験は原体験となって,児童たちの地域への愛着をより深めるきっかけとなったのではないでしょうか。
▲稲が青々と茂る,隣接したほ場
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