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令和元年度,石巻市北村小学校5年生は北村ふるさと保全会の協力のもと,
農業の体験や学習を行っています。
令和元年9月18日には,出前講座・田んぼの水質調査及び生き物調査を実施しました。
(目次:出前講座 水質調査 生き物調査 感想発表)
北村ふるさと保全会からは,今と昔の農業の違いについて説明がありました。
(説明の様子)
かつては人力や牛馬により農作業を行っていましたが,昭和中期以降機械化が進み,
ほ場の区画整理も進んだことで,効率的で省力な作業が可能になりました。
写真を多く掲載した資料に,児童たちをはじめとする参加者は興味津々に見入っていました。
北村ふるさと保全会の説明に次いで,
河南矢本土地改良区からは農業水利施設の役割について,
東部地方振興事務所農業農村整備部からは農業・農村の有する多面的機能について,
説明を行いました。
(左:「農業水利施設の役割について」(河南矢本土地改良区)説明の様子
右:「農業・農村の有する多面的機能について」(東部地方振興事務所農業農村整備部)説明の様子)
「1a(縦10m×横10m)の田んぼが一日に使う水の量は,どれくらいかわかる人はいますか?
(※答えはこちらです ヒント:水位は1日あたり約2cm減少します。)」
などと職員が質問をするたび,児童たちは積極的に発言していました。
(質問に対し,積極的に手を挙げる児童たち)
田んぼ付近の水路から水を採取し,試験薬を用いて水質を調査しました。
調べたのはCOD(科学的酸素消費量:大まかに水の汚れを知る指標になるもの)と,
pH(酸性・アルカリ性の程度を示すもの)です。
調査の結果,田んぼの水が水稲の生育に適したものであることを確認できました。
(水質調査に励む児童の様子)
田んぼ付近の水路で生物の採取を行いました。
(生き物調査の様子)
スジエビやヌマエビ,ドジョウや大きなアメリカザリガニなどを観察できました。
(児童が採取したアメリカザリガニ)
学校に戻り,感想発表が行われました。
「(学んだことを)他の学年に広めたい」
「生き物が捕れたとき,すごいねと褒められてうれしかった」
などの感想が発表されました。
(記念品としてシャープペンシルが贈呈されました)
(集合写真)
※文中クイズの答え:約2000Lです。
家庭用の浴槽に換算すると,約10槽ぶんとなります。→本文に戻る
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