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令和元年度,須江小学校5年生41名は須江ふるさと保全会の協力のもと,農業の学習を行っています。
河南矢本土地改良区から農業水利施設の役割について,東部地方振興事務所 農業農村整備部からは農業・農村の有する多面的機能について説明しました。
(出前講座の様子)
児童たちは熱心に耳を傾け,揚水・排水の仕組みや田んぼの有する様々なはたらきについて,理解を深めました。
旧北上川の堤防に上がり,取水口を見学しました。
揚水ポンプにゴミが流入することを防ぐために浮かべている木材や,水利施設標識について説明がありました。
(説明に耳を傾ける児童たち)
機場の中に入った後は,機場やポンプの諸元について説明がありました。
昭和50年に建設された本機場は,赤井・矢本・須江・鹿又等に送水しており、受益面積は3547.3haに及びます。
「機場のポンプを使ってプールに水を貯めるのに,どれくらいの時間がかかると思いますか?」といった質問に対し,児童は積極的に手を上げて回答しようとしていました。
(積極的に挙手し,回答しようとする児童たち)
一通り説明が終わった後は,ポンプ各部のはたらきやポンプの重さ・機場の天井に吊り下げてあるポンプ整備用クレーンについて等,児童から沢山の質問が挙がりました。
次いで,揚水・排水機能を兼備する笈入揚水機場を見学しました。
本機場は口径1,000mmのポンプが2台と1,350mmのポンプが2台の計4台が備えられています。
(笈入揚水機場のポンプ)
河南矢本土地改良区職員により起動され,轟音を立てて駆動しはじめたポンプを,児童たちは興味津々の面持ちで眺めていました。
(集合写真)
最後に,鹿又第二揚水機場を見学しました。
(説明を受ける児童たち)
本機場を囲むほ場は東部地方振興事務所 農業農村整備部が整備を行ったものです。
河南矢本土地改良区からは,ポンプの機能の他,ほ場整備を行ったことにより大型機械の導入が出来るようになって作業能率が改善され,低コスト化が進んだことなどの説明がありました。
学校に戻り,感想発表が行われました。
「田んぼで一日に使う水の量がわかった」
「田んぼがあるおかげで土砂崩れを防いでいることがわかった」
などの感想が挙がりました。
(記念品としてシャープペンシルが贈呈されました)
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