鳴子温泉もりたびの会
森に親しみ、無駄のない木の活用を体感
宮城県北の中心都市である大崎市には、370の源泉をもつ日本有数の温泉地「鳴子温泉」があり、地域の8割以上が森です。
鳴子温泉もりたびの会は2018年に設立された地域の協議会で、温泉宿、こけし職人、林業者などの、温泉と森に関わる30団体で構成されています。
無駄のない木の使い方を見学
栗原市にある製材所では、鳴子温泉エリアをはじめ、周辺地域の森から切り出された木材が建築材のほか、家具材料や壁材、床材へと製材される様子をガイド付きで間近に見ることができます。
ここでは、家具を作る工房も併設されており、削りかすなどの使い切れない木材がチップやペレット燃料になり活用される工程もご覧いただくことができるので、無駄のない木の使い方を学ぶことができます。
サスティナブルな暮らしを見学
【サスティナヴィレッジ鳴子】には鳴子産の木材で建てられた板倉構法のアパートと、そこにエネルギーを供給するための施設が併設されています。
木材を小さく砕いたチップ燃料で熱と電気をつくりだす“森林資源の循環”から生まれる木質バイオマスエネルギーで、サスティナブルな生活を体感することができます。この森で育った木で建てられた建物や副産物でつくられた燃料がエネルギーとして供給されている場所を一連で見学できるのが特徴です。