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本館展示室2
2009年4月1日(水曜日)-6月28日(日曜日)
月曜日(ただし5月4日は開館)、5月7日(木曜日)
常設展と共通料金となります。一般300円(240円)、大学生150円(120円)、小中高生無料。ただし、( )は20名以上の団体料金。なお、特別展の観覧券をお持ちの方は、小企画展・常設展もご覧になれます。
「日常」とは、私たちが日々経験していながら、通り過ぎたその直後には、何事もなかったかのように忘れ去られてしまう儚(はかな)いものかもしれません。けれども、日常の中でふと眼にとまった光景や些細な一瞬を、静かに見つめ丁寧に対話することによって生まれた作品たちが、特に近年、確かな存在感をもって私たちに語りかけてくるのを感じます。このような作品は、作者の個性によって世界を異なった表情に表現する方法とは、一見正反対のように見えますが、現実を見つめ、そのすぐ横に隠されていた本質やものの見方を「露わに」しようとするという点では同じといえるでしょう。
今日のように高度に情報化が進み、その管理も強まっている中では、私たちは「世界と向き合っている」という実感を持ちづらくなっています。本展で展示する作品は、そのような世界に、あくまで愛しさを持ちながら、対話を重ねようとしています。ときには、鏡の中の自分をふいに覗き込んだかのように、現実を突きつけられるかもしれません。けれどもそれは単なる批判ではなく、巧妙に隠されているものに光をあてようとする、作家たちの真摯な姿勢に他なりません。一見平明に見えるものの中にこそ、本質は透けて見えてくるのです。
駒井哲郎、野田哲也ほかの現代版画と、ホンマタカシらの現代写真による構成。
概要
和田浩一(当館学芸員)
本館展示室2入口集合
お申し込みは不要ですが、常設展の観覧券が必要です(高校生以下は無料)。
概要
和田浩一(当館学芸員)
2009年5月23日(土曜日)午後1時-午後2時30分
東北工業大学一番町ロビー4階ホール
お申し込みは不要です。ご自由に参加下さい。定員は60名。入場無料。
野田哲也
《日記 1977年3月3日(b)》
ホンマタカシ
《新浦安、千葉県浦安市》
「東京郊外」より(寄託作品)
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