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掲載日:2023年3月16日

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みやぎDXプロジェクト

DXソリューションカタログ 「すららドリル」

学習ログを通じた公教育と民間教育の連携による個別最適学習の実現

滋賀県守山市教育委員会事務局学校教育課

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2019年に文部科学省によって開始されたGIGAスクール構想に基づき、守山市教育委員会学校教育課では、守山市の小中学校全児童生徒に1人1台のChromebookの整備を完了しました。市では、学びのツールのひとつとして、2020年から「すららドリル」の活用をはじめました。

【経緯】早々にChromebookを導入済み。環境は整っていた

早々に1人1台のChromebookの整備が完了した守山市は、「情報端末さえあれば教育が充実する」というものではなく、Chromebookを有効なツールとして使っていくことが重要と考え、児童生徒が個別の課題に応じたドリルを実施できる仕組みとして、AIドリルの導入を検討しました。そこでEdTech導入補助制度を活用し、2020年に市立の全小中学校への「すららドリル」導入を決定しました。小学校9校では国語・算数・理科・社会の4科目で、中学校4校では国語・数学・理科・社会・英語の5科目で「すららドリル」が使用されています。
守山市では、「すららドリル」の活用方法は、現場の先生にゆだねています。例えば授業時間の冒頭10分での実施であったり、宿題として課題設定したりするなど、各先生が、自身の経験をふまえ、児童生徒の状況を鑑みながら、「すららドリル」を使っています。

【ソリューション】AIが各児童生徒の課題に個別対応

「すららドリル」が従来の紙ベースのドリルと異なる大きな特徴のひとつとして、児童生徒一人ひとりの課題に個別対応できる点があります。
児童生徒がドリルの取り組みと答え合わせを重ねる過程で、「すららドリル」は各児童生徒の理解度を個別に把握。苦手な問題を解析・レクチャーし、苦手克服に向けた問題を、各児童生徒に向けて個別自動的に出題する仕組みを備えています。「すららドリル」は、理解が十分でない範囲をAIが見つけることで、効率的に復習・再確認・基礎づくりができるAIドリルです。また、先生が進捗管理を行うための「学習管理画面」も準備されています。

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▲すららドリルの学習画面(画像提供元:株式会社すららネット)

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▲すららドリルの学習画面(画像提供元:株式会社すららネット)

【効果と展望】AIの力を使いながら、学力の底上げをめざす

「すららドリル」を開発する株式会社すららネットは2022年8月2日、守山市教育委員会と実施した「すららドリルを活用した学力向上に関する実証事業」の結果を公表しました。この実証事業は、市立中学校4校の中学1年生約1000人を対象に実施されたものです。すららネット社のニュースリリースによると、「今回の実証事業で、4教科400点満点の確認テストにおいて、4校の平均点が前年比で約18点向上、中には平均点が27点以上向上した学校もありました。」とのこと。守山市学校教育課のご担当者は「約20点(の向上)は、個人の点数としてはかなり大きい。つまずいたところに関連した問題が繰り返し出されるため、ねばり強くがんばることのできる児童生徒に効果が見られる。」と話していました。
子どもたちと向き合う先生にとっても、メリットが見られます。前述のご担当者によると、「(ドリルの)丸つけをしなくていいため、ドリルの達成状況を見守ることに集中できる。個の状況把握に目を届かせやすくなった。一方で(学習することが)ほんとうにしんどい生徒は、ドリルに向かうこと自体ができない事実もある。AIドリルがすべてではなく、AIドリルの導入で生まれた時間を使って、児童生徒と直接向き合うことが必要だと考える。」と話していました。

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▲すららドリルを使う守山市の生徒(画像提供元:株式会社すららネット)

 

守山市では、学力の底上げをするためには、「基礎基本的な力」と「思考力」の両方を伸ばすことが必要と考えています。その「基礎基本的な力」を伸ばすための手段として、「すららドリル」が位置付けられています。「すららドリル」のような「個に応じた学び」や「個に適応したドリルの仕組み」が必要であると、守山市学校教育課のご担当者は話していました。また、授業の組み立てを大切にしながら、ICTの効果的な利活用に向けた研究会を重ねているとのことです。
守山市では、DX導入により、学ぶ力の向上と教員の業務削減が図られ、個別最適な学びにつなげていく姿勢が見られました。

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