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みやぎDXプロジェクト
新着情報
2023年2月8日、第2期【みやぎDXプロジェクト アイデアコンテスト】の表彰式が行われました。今回の受賞者は、内藤柊斗さん、大沼学さん、ネドコさん、すずさんの4名。この日は、そのうち内藤さん、大沼さん、ネドコさんがご参加くださり、プレゼンターの駒井達貴デジタル政策推進監から、表彰状と副賞の目録が授与されました。
また、今回の表彰式は、宮城県内の自治体職員向けに実施された宮城DXセミナーと合わせて行われたため、セミナーに参加した自治体職員からは、制服姿で参加した高校生の内藤さん、中学生のネドコさんに対して、若い人たちが興味を持って、暮らしを明るくするためのアイデアを出してくれたことに対して、喜びの声が上がると共に、受賞された皆様に対して称賛の拍手が送られました。
【応募テーマ】身の回り(U25枠)
【ジャンル】AIデザイン
AIが顔写真からその顔に似ているこけしをデザインし制作してくれて、それを自分で絵付け体験できるようにしようと考えました。例えば、顔写真をAIに読み込ませるとAIがこけしをデザインした下書きのような紙が出てきて、それをもとにこけしに絵付けをします。宮城県内のこけし館などで実施すれば、お土産として自分や友達などに作れて話題にもなって観光客が増えると考えました。
宮城県工業高等学校、情報技術科の二年生です。授業の中で先生からアイデアコンテストについて話があり、県の職員の方にも出張授業をしてもらうなどして、クラス全員で1人ひとつ以上のアイデアを出そうということになりました。その中で僕は、社会問題の解決といった「真面目」路線よりも、「楽しさ」の面から考えてみたいと、人気の「お絵描きアプリ」にヒントを得て、宮城名物の中でも自分が好きなこけしと組み合わせてはどうかと発想しました。これなら、小さな子どもにも興味を持ってもらえる楽しいDXになると思い、応募してみました。
クラスみんなの前で、先生から受賞の発表があった時は、本当にビックリしました。周りのみんなからも「まさか!」と驚きの声が。みんな、副賞をもらえることも知っているので、クラスに帰ったらいろいろ聞かれるのではないかと思います(笑)。県内の観光地などでAIこけしができたら、一番に駆けつけて自分の顔や友人の顔のこけしを作って自慢したい。早く、どこかで実現してもらえる日を楽しみにしています!
【応募テーマ】防災
【ジャンル】災害情報共有
先日、リコーインダストリーで防災訓練がありました。東日本震災以降、帰宅困難者とならないよう会社周辺の道路、信号、踏切、橋、JRの運行について確認するチームが自転車で状況確認する運用を始めたようです。その時らくらくKAIZENサービスと言うスマホアプリから写真をとり現地から情報を共有する仕組みでした。クラウドを利用したアプリのため東日本震災のような災害でスマホが繋がらない等は利用できませんが、何時何分にここではこんな被害でしたなど写真付きで記録が残せるのと、現地から報告できるので、情報の伝達スピードが格段良くなると認識しました。今回初めての試みなので正式運用となっていませんが、自治体や企業と連携し県担当者が現地に行かなくても情報を共有する方法としては良いツールかなと思い紹介させていただきました。
会社では災害発生後に社員を安全に帰宅させるため、道路や橋は通⾏可能か、鉄道の運⾏状況はどうかなど周辺状況を確認し、写真を撮って報告する「周辺状況確認班」を設置。しかし、担当者が外に出てデジカメで撮影し、会社に戻って報告するのでは、とても時間がかかります。そこで、既に社内の安全パトロール用に開発、使用していたスマホアプリを流用できないかと発想しました。指摘箇所を写真や動画に撮って簡単なコメントをつけて投稿、社内で共有できるというシンプルな仕組みですが、これを一般化し、誰もが普段持ち歩いているスマホで簡単に情報を投稿、共有できるようにすれば、東日本大震災時に経験したような情報の無さ、遅さへの不安が解消されるのではと考えました。
良いものや仕組みがあってもなかなか知られず、活用されていないケースはたくさんあると思います。その点では今回、社内だけで使ってきた改善ツールアプリや普段の業務の中で既にやっていることなどが社会一般にも転用でき、多くの人を助けるツール、仕組みになるかもしれない。そんな私のアイデアを選んでいただいたことで、自分の会社の事例を広くご紹介できる良い機会となりました。これをヒントに、災害時に必要な情報が正確、迅速に多くの人に共有される、そんなサービスが誕生したら、本当に嬉しいと思います。
【応募テーマ】身の回り(U25枠)
【ジャンル】リモート面会
宮城県内の病院へのリモート面会
困ったことは、病院の面会がコロナによりできない事です。今年の夏におばあちゃんが病気にかかり入院していますがご飯をあまり食べれずに元気がなくなっていると聞いて心配です。そこで、DXソリューション事例にあるtemiを活用した院内誘導システムを導入し、ビデオ通話でいつでも簡単に面会ができるようにするのはどうでしょうか。病院に行けなくても面会が出来るようになることで、おばあちゃんも元気を取り戻し、家族の心配も軽減できるようになるかと思います。以上の事から、病院に行かずに面会ができるように、宮城県内の病院にtemiを導入する事を考えました。宮城県の系列じゃない病院には宮城県が支援してもらえると良いと思います。
みやぎDXプロジェクトの募集テーマのひとつに、25歳以下の募集が始まるのを知り、自分も考えてみたいと思いました。ちょうどその時、おばあちゃんがコロナ禍で入院。長い間、一度も会いに行けなかったので、こういう状況をデジタルの力でなんとかできないかな、と思いました。『temi』(自立型走行ロボット)のように施設内を動き回り、いろいろな案内をしてくれるロボットが病院に居れば、おばあちゃんとビデオ通話でつないでくれていつでも顔が見れるし、おしゃべりもできる。お見舞いの人がいなくても病室内が和やかな雰囲気になる。病院内もいろいろ案内してもらえば、家族も安心できると思い、応募してみました。
受賞したと聞いてとっても嬉しかったです!私と同じように、大切な人に会えず寂しい思いをしている多くの人の役に立ったら、いいなあと思いました。また、世の中がいろいろと厳しい状況ですが、デジタルの力でこれからもみんなが暮らしやすくなっていくと嬉しいと思います。ありがとうございました!
【応募テーマ】教育
【ジャンル】学校集金のキャッシュレス化
学校の集金を電子決済やコンビニ払いもできるようにすることで、保護者等の負担を軽減
○学校教材の購入等は、現金を入れた申し込み袋を児童が学校へ持参しています。その際なるべくお釣りのないように心がけています(お釣り欄もありますが、何となくお釣りのないようにしなければならないと感じます)。
○キャッシュレス決済やコンビニ払いが社会に浸透する中で、ちょうどよい金種の小銭がないこともままあるため、準備に手間取ることがあります。
○キャッシュレス決済やコンビニ払いもできるようなると、時間節約になって助かります。
ホームページを見て、誰でも簡単に応募できると知ってチャレンジしてみることに。宮城が今よりもさらに住みやすい県になってほしいと、暮らしの中で不便に感じていることを見つけ、アイデアを考えました。子供の学校や習い事の集金の際はお釣りがないよう準備したいので、ちょうどよい小銭がないと、わざわざお買い物をしてお釣りの小銭をもらうなどしていました。が、これをクレジットカードや電子マネーで支払いできれば、準備の時間が節約できるうえ、数え間違えや入れ忘れ、子供がちゃんと提出できるかなどの心配も減少。管理する側の負軽軽減にもつながると思い、応募しました。
選んでいただいて、大変光栄です。連絡をいただいた際には、自分で良いのかな?と思いながらも、自分の実体験に基づいて応募したアイデアだったので、とても嬉しかったです。誰もが自由にアイデアを提案できるのは、とても良い取り組み。今後もこのような取り組みを期待しています。そして、今回応募された多様なアイデアを活用し、宮城県で、ぜひ先進的な取組を進めていただきたいと思います。ありがとうございました。
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