東日本大震災宮城の震災対応記録

(職員インタビューによる震災の記憶・経験の伝承)

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漁船・水産業共同利用施設等の復旧

 東日本大震災では、県内の漁船約9000隻のうち約7500隻が被災する等、漁船・漁具が津波によって大きな被害を受けた。国は、漁業生産活動の早期復旧を図るため、平成23年4月、第1次補正予算において、漁業協同組合等による漁船・漁具等の導入を支援する「共同利用漁船等復旧支援対策事業」を創設。県は、説明会を開催する等、周知に努めた。
 水産業共同利用施設についても、同様に国の第1次補正予算で創設された「水産業共同利用施設復旧支援事業」を活用し、復旧支援を行った。第2次、第3次補正では大幅な予算増が図られ、本格的な復旧が進むこととなった。
 養殖施設については、査定件数が2230件と膨大で、これを約2か月間で終了するという厳しい日程での対応となった。平成23年10月の第3次補正予算において「がんばる養殖復興支援事業」が創設され、県内では多くの経営体(平成29年12月末時点で469団体)が本事業を活用し、養殖を再開することができた。

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