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掲載日:2024年5月31日

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「百合博」、「孝糸波」、「茂勝久」の3頭を県基幹種雄牛に選抜 -高能力種雄牛が続々誕生-

記者発表資料
令和6年5月31日
農政部畜産課
担当:渡邉、平子、柴田
電話:022-211-2853

 「茂洋美」の初の後継牛で牛肉のおいしさの改良が期待される「百合博」、「茂福久」に続く高い脂肪交雑10.1を記録した「孝糸波」、「茂福久」の初の後継牛である「茂勝久」の3頭が県基幹種雄牛に選抜されましたのでお知らせします。

1概要

  • 「百合博」、「孝糸波」及び「茂勝久」の3頭は、産肉能力が極めて優れていることから、令和6年5月30日に開催した宮城県肉用牛改良委員会において、基幹種雄牛として選抜されました。
  • 「百合博」は、牛肉で注目されている脂肪の質の遺伝的能力が極めて優れており、ロース芯の霜降りが細かい傾向がみられ、いわゆる小ザシの枝肉が多いのも特長です。
  • 「孝糸波」は、県のエース種雄牛である「茂福久」に次ぐ、脂肪交雑10.1を記録し、脂肪交雑の改良が期待されます。また、母牛「みく」は、高等登録牛で分娩間隔が短く繁殖能力に優れていることから、「孝糸波」にも効率的な子牛生産が期待されます。
  • 「茂勝久」は、市場を牽引している「茂福久」の初の後継牛としての期待が大きく、産肉能力が高いことに加えて、地場産の雌牛を代々引き継ぎ保留し続けてきた母系を持つ特長があります。
  • 3頭とも肉用牛改良に活用することで、宮城県産子牛の評価向上及び銘柄牛肉「仙台牛」の生産拡大の弾みとなります。
  • 3頭の家畜人工授精用精液は、7月から注文を受け付け、8月から配布する予定です。

2検定成績

種雄牛名等 検定頭数

枝肉重量(1)

(kg)

ロース芯面積(2)

(㎠)

バラの厚さ(3)

(cm)

脂肪交雑(4)

(BMSNo)

オレイン酸(5)

(%)

「百合博」 22 524.4 71.2 9.0 9.3 55.8
「孝糸波」 21 500.4 75.8 9.0 10.1 54.1
「茂勝久」 17 516.8 76.9 9.2 9.5 54.7
全国平均(6) 69,907 491.0 65.1 8.1 7.8 -

(1)から(5)すべて数値が大きい方が良い。(4)サシや霜降りの指標であり、1から12までの12段階で評価される。

(5)脂肪の質を評価する形質の一つ。(6)令和元年から令和4年3月までの広域後代検定(19道県種雄牛154頭)の成績。

3各基幹種雄牛のプロフィール

(1)「百合博」プロフィール

 

生年月日 平成30年12月25日

父 茂洋美

母 ゆりひろ

母の父 百合茂

生産地 栗原市一迫

飼養場所 宮城県畜産試験場

百合博

「百合博」

(2)「孝糸波」プロフィール

生年月日 令和元年5月22日

父 洋糸波

母 みく

母の父 百合茂

生産地 伊具郡丸森町

飼養場所 宮城県畜産試験場

孝糸波

「孝糸波」

(3)「茂勝久」プロフィール

生年月日 令和元年6月5日

父 茂福久

母 かつひら

母の父 勝忠平

生産地 登米市豊里町

飼養場所 宮城県畜産試験場

茂勝久

「茂勝久」

4取材にあたっての注意事項

家畜防疫上、畜産試験場内及び生産者への立ち入りはできません。取材は畜産課で対応いたします。

「百合博」、「孝糸波」、「茂勝久」の3頭を県基幹種雄牛に選抜-高能力種雄牛が続々誕生-(PDF:665KB)

 

 

※本発表の内容についてはページ上のボックス内の担当課までお問い合わせください。

お問い合わせ先

畜産課 

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号 県庁11階

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