「令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰」県内の活動団体が受賞決定しました

記者発表資料
令和3年11月26日環境政策課温暖化対策班担当：堀籠,一條電話：022-211-2661

このたび,「気仙沼地域エネルギー開発株式会社」が行っている「漁業のまち気仙沼での木質バイオマスを活用した地域内循環の取組」が令和3年度の「気候変動アクション環境大臣表彰」を受賞することが決定しました。当該活動については,昨年度,本県が地球温暖化対策に資する取組等により顕著な功績のあった個人又は団体を表彰する「令和2年度宮城県ストップ温暖化賞」を受賞していたことから,この活動の周知と全国への波及を目指し,本県から環境大臣表彰へ推薦していたものです。

気候変動アクション環境大臣表彰

環境省では,地球温暖化対策推進の一環として,地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体をたたえるため「気候変動アクション環境大臣表彰」を行っており,今回が2回目の実施です。

なお,本県からの同賞受賞は昨年度に続き2団体目となります。

受賞者

気仙沼地域エネルギー開発株式会社（気仙沼市南町一丁目2-6）

受賞した活動（先進導入・積極実践部門（緩和・適応部門両方））

「漁業のまち気仙沼での木質バイオマスを活用した地域内循環の取組」

当該団体は,平成26年から地元産未利用間伐材等の木質バイオマスを燃料とするガス化発電施設を整備。燃料は林業事業体や市内自伐林家から買い取っており,自伐林家からの買い取り価格の半分を地域通貨で支払うことで地元経済の活性化も図っている。併せて,自伐林家の林業技術研修も行うなど,地域の脱炭素と人材育成を含む地域振興に大いに寄与している。電気は地域新電力会社を通じて市内公共施設へ,熱は冷暖房・給湯用に市内の民間ホテルへ供給している。

気仙沼地域エネルギー開発の建物