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宮城県では、東日本大震災復興交付金を活用した農地整備事業において、創造的復興の実現に資する「新たな標準区画(2ha区画)」を平成25年度に策定し、名取市、岩沼市を中心に整備を進めています。
「新たな標準区画(2ha区画)」は新しい営農方式への移行に合わせた「経営体の規模拡大への誘導」と「営農方式、経営状況の変化に対応した区画形状・区画面積の自在化」を目的とし、現在の農業用機械装備に対応しながら、将来の農業用機械の性能向上や乾田直播栽培のような省力的営農技術への移行を見据えて設計したものです。
昨年度から2ha区画で効果検証のための実証調査を行っており、今年度は、農研機構東北農業研究センターの協力を得て6ha区画での乾田直播方式のひとつである、プラウ耕・グレーンドリル播種方式による播種作業の現地研修会を岩沼地区の実証ほ場で開催しました。
当日は、関係機関から約30名の参加があり、冒頭に農事組合法人林ライスの田村代表からご挨拶をいただき、農地復興推進室から「新たな標準区画(2ha区画)」の概要及び実証調査の状況について説明しました。
実証ほ場では、プラウ耕・グレーンドリル播種方式による播種作業の状況を見学しました。農研機構東北農業研究センターから借りたトラクタは時速15kmで作業が可能なため、6haであれば約4時間程度での播種が可能となります。
図1 「新たな標準区画」標準図
図2 平成28年度実証調査ほ場平面図
写真1 種籾投入状況
写真2 プラウ耕・グレーンドリル播種状況
写真3 幅広畦畔(3m)
写真4 研修状況
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